佐山音楽事務所

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メッセージ2011年6月

2011年06月14日 | 佐山陽規からのメッセージ
「太平洋序曲」がいよいよ開幕します。

5月に入ってからは、主催である神奈川芸術劇場のスタジオで稽古を重ねてきました。
贅沢にも6月に入ってすぐに劇場で仕込が開始され、初日1週間前から舞台稽古が始まりました。

 演出の亜門さんは勿論のこと、初演以来のスタッフである振り付けの梨乃さん、振助の初音さん、衣裳のワダエミさん、美術の松井るみさんたちのこの作品に対する愛情がひしひしと感じられる稽古場です。

 勿論、私たち4人の初演メンバー(後述)、そして今回初参加のキャスト・スタッフも初日に向けて懸命に稽古に励んできました。
 何度見ても素晴らしい松井さんの舞台装置ですが、後ろに並ぶ屏風の操作でスタッフは大変です。何度も稽古を繰り返しています。
 キャスト・オーケストラ・スタッフが一体となって初めて素晴らしい舞台が出来るということを実感させてくれる作品です。

 キャストについてひとつお知らせがあります。
 <剣士>役で稽古を重ねて来た石山毅さんが急に出演できなくなってしまいました。とても熱心に稽古に励んでいただけに本人が一番無念だと思いますが、とても残念です。
 そして石山さんに代わり初演メンバーである園岡新太郎さんが6月3日から合流しました。わずか3日間の集中稽古で見事に通し稽古をクリアーしました。以前やっていた役だとはいえ、流石という他ありません!
 『お帰り、新太郎!』です。という訳で初演メンバーが4人になりました。

 先日、娘の花織が、泊まりに来た友達と私の3人の会話の中で言った言葉です。
 『お父さんは今、大好きな人たちと大好きな作品をやっているから、ご機嫌なんだよね』
 まさにその通り!
 前回書いたように、歌う方はとても難しく、まったく油断のならない作品ですが、とてもやり甲斐のある舞台です。
 ワダエミさんも『この作品は毎年やって欲しい』とおっしゃっていました。
 あの<世界のワダエミさん>が!

 初日が開くとあっという間に千秋楽が来てしまいます。まだ幕は開いていないのにこんなことを言って申し訳ないのですが、わずか二週間で終わってしまうと思うと、今から寂しくてなりません。
 稽古に入るのが待ち遠しく、とても疲れますがわくわくしながら楽しく稽古出来て、おそらく本番は緊張しながらもやり甲斐を感じられ、終わって欲しくないと思える作品。
 
「太平洋序曲」大好きです!!!

佐山陽規


(この記事は、旧ブログから移動したものです。)