こんにちは南仙台の父です。
日野自動車と三菱ふそうの経営統合が公表されました。
両者が持ち株会社の下で事業を行う形式となり、トヨタとダイムラートラッ
クの両者が資本を出す形になります。
そのため、日野自動車は事実上トヨタの子会社からは抜ける形となりますが
、日野にとっては不正認証の問題が重くのしかかっていただけに、明るい材
料が見えたことになります。
トヨタとダイムラーが商用車の領域で技術的な協力関係となることも大きな
話題となりました。
日産とホンダの経営統合がご破算となった後なので余計に注目を集めること
になりましたが、果たして日野と三菱ふそうの経営統合は成果を上げること
ができるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、太陽のカードの正位置が出ています。
太陽のカードの正位置は成功や祝福、約束された将来や幸運、満足や達成と
いった意味があります。
すぐに経営統合の結果がでるわけではありませんが、欧州と日本の技術的な
関係性強化に繋がる今回の統合はかなり良い影響を与えそうです。
カード自体が非常に良いワードを示していますが、今後は自動化や電気動力
化なども着実に進む中で、物流面の人手不足やコスト低減は世界的な課題と
なります。
その中で今回の経営統合は大きな結果を出していく事例となりそうです。
いすゞ自動車も事実上トヨタ自動車の資本が入っていることでバスなどで協
力関係にあることを考えると日本の商用車メーカー4社が結集することも予
想できます。
規模の面がかなり注目を集めていますが、将来的な技術開発の視点での統合
効果の方が注目されるため、日本の自動車産業にとっては朗報となります。
もちろん課題もありますが、UDトラックスも含めて基幹的な技術共有が可
能となることは大きな力となるでしょう。
次に環境条件ですが、悪魔のカードの逆位置が出ています。
悪魔のカードの逆位置は回復やリセット、立ち直りや新たな出会いといった
意味があります。
やはり過去からの脱却、特に日野自動車の不正認証のダメージからの脱却が
大きな課題となります。
また、今後の課題としてはトヨタを軸とするいすゞグループとの関係性強化
も当然視野にあります。
また、ダイムラートラックとの更なる関係強化が商用車分野での技術開発の
リスク分散や規格標準化といった形でどう成果を得られるかが課題になりま
す。
今までのしがらみからどう脱却を図るかの中で更に強い関係性や水平分業の
可能性などを強く構築することが求められます。
今は日野自動車のダメージが強すぎるだけにこれをどう乗り越えていけるか
が課題となります。
ただ、取組がマイナスを克服するといった意味ではないので、より良い状態
を生む出すための取組みという点ではこの統合がかなり良い結果を生み出し
やすいことを示しています。
いずれにしても統合後の動きが試されるので、技術面の進化をどう示してい
けるかが統合成功のカギを握っています。
