占ってみた イランは周辺国と紛争を起こすか

こんにちは、hrperficioです。
今回は先ごろ大統領選挙が行われて、保守強硬派が勝利したイランが周辺国と紛争や問題を
起こすかを占ってみました。
核開発に対する厳しい経済制裁を受けて、国内経済は疲弊しており、原油輸出に課題を抱え
るイランが問題を起こすことは大きな問題です。
先日はイスラエルでも政権交代があり、多党連立による内閣が発足したばかりです。
遠い中東の話ですが、日本も他人事ではなく、原油の大半を依存する中東で紛争が起きれば
経済への影響は甚大です。
また、日本はイランとの交渉パイプを持つ数少ない国です。
もし、一度大きな紛争となれば大変なことになります。
また、中国やロシアの動きも微妙です。
そんなイランについて今回の大統領選挙の結果がどう影響するかを占いました。

写真が占いの結果となります。
左側が結果、右側が国際的な対応策となります。

まず結果ですが、審判のカードの逆位置です。
審判のカードの逆位置は行き詰まりや挫折や過去の栄光などの意味があり、悪い方向への変
化を表します。
中東情勢は混沌としており、イスラエルやシリアだけでなく、トルコや中央アジアやなどに
も影響が拡大化しています。
イランは周辺国に対して仕掛けてくる可能性が大きく、そこには欧米だけでなく中東の地域
大国や中国やロシアの思惑などが大きく関わっています。
イランが自身に有利な対応や決定を求めて、動いてくることを暗示しています。
ただ、ここには地政学的なリスクだけではなく、イラン国内の市民の不満も関わっており、
度重なる経済制裁で市民生活は疲弊しており、今回の大統領選挙では白票を投じた抵抗もあ
りました。イラン国内の不満を経済から目を逸らすためにも対外的に動かざるを得ない事情
があります。
こういったことが複雑に絡み、問題を面倒にしています。

次に国際的な対応策ですが、隠者のカードの正位置です。
隠者のカードの正位置は経験や助言や慎重や忠告や思慮深さといった意味があります。
ここで強硬策や対抗を選択しても良い結果とはなりません。
お互いが敵同士になっており、疑心暗鬼な状態で一方的な解決策は困難です。
欧米は日本を含めて紛争や問題が拡大しないよう十分な配慮が必要です。
粘り強くやらざるを得ません。
幸いなことにトランプ前大統領が退陣したので、ドラスティックな強硬策は避けられること
は良い材料です。
各国の思惑が複雑なため簡単には解決しません。
まずは関係悪化せず、交渉可能な状態を維持することが重要です。
日本も例外ではありません。交渉のパイプを持っている以上は何らかの貢献が必要です。
これは後々大きなアドバンテージにもなり得ます。
危険なのはロシアと中国です。
彼らは対欧米のスタンスから色々な問題を生じさせます。
彼らは自分の利権以外に興味がありません。
また、彼らにも弱みがあり、自国内や周辺地域にムスリムの問題を抱えています。
彼らも爆弾を抱えています。
まずは老練な対応で紛争や問題の拡大を抑える以外に方法がありません。
このあたりはイランも十分に承知しています。
その上で仕掛けてくるので、言いなりにならず、安易な妥協も取らず、イランにも利益が
出るような選択肢を探すことになるでしょう。