以前は嫁姑のYouTubeを見ていたが、飽きたので古民家再生のYouTubeを見るようになった。
安価で買った家、親族から譲り受けた家、長年空き家だった家などを、素人の方が上手くリフォームしていく。
壊すのも、荷物を出すのも、前住者のゴミの始末も全部ユーチューバーの方がやっていく。
それも一人か二人で。多いときは3人。
そのビフォー&アフターが驚くほどきれいになって気持ちいい。
私には絶対できないことだから、余計に引き付けられる。
私も8年前にセカンドハウスを安価で買ったが、まず最初に考えたのは
どれだけリフォームが少なくて済むかで、立派な古民家より軽量鉄骨の家にしたのだ。
だから、ユーチューバーの方々の苦労はしていない。
トイレの全面リフォームと洗面所の床と和室2間の畳替えかと水道の蛇口を全部(風呂シャワー、ドイレ、洗面台、台所)を取り換えただけで済んだ。
畳替え
トイレ改修
障子とふすま、天井の電気は各部屋とも、2年しか所有していなかった直前の持ち主が新しくやってくれていた。前持ち主が残したゴミもなかった。
だから、台所のシンクとステンレスの風呂は、ピカールで磨いた。
クロスは届く範囲で拭いた。洗剤で落ちなかった汚れは白ペンキでごまかした。
一番苦労したのは、庭に繁った草と前住者の植えた植木の始末だった。
モミジとつつじを残して全部抜いた。草も芋のような根がついた背の高い草がなかなか抜けなかった。
高圧洗浄機で、ブロック塀や家の周りのコンクリートや庭を洗った。
この仕事が一番気持ちよかった。
壁を抜いたり、床をはがしたりと大がかりなことはしないで済んだ。
大手メーカーの物件だったので、しっかり断熱材がしてあって、下から寒さが来るとか窓から隙間風が入るとかはなかった。
床がベコベコするのは風呂上がりの脚を踏み出すところぐらいだった。(これはトイレリフォームの業者に直してもらった)
ベッド、食卓、食器戸棚、布団、エアコン4台、ソファ、机などは新たに買いそろえた。
リフォーム150万と調度品などの買い物で150万近くかかった。
私たちは若くないので、10年持てばいいと思っていた。
セカンドハウスも8年目になるが、2年ほどはコロナで来れなかった。
余り外にでも出ないので、川口にいるのも、津山にいるのも変わらない。
どうせなら、水道代も電気代も安い津山の方が暮らしやすくなっている。
なによりも、誰も来ないのが一番いい。セールスも来ないのだ。静かだ。
津山城址の桜を見てから、ゆっくり川口に帰るつもりだ。