ホテル パシフィック ガーデン

ホテル パシフィック ガーデンの日々の様子を綴ります。

出戻りの毛木

2009年08月29日 | 日記
この度、皆さんのご好意で4年振りにHOTEL PACIFIC GARDENのフロントに戻って
来れました。

戻ってはみたものの4年前の知識や経験がそのまま生かせる程甘くはなく、
新しいシステムの吸収に汗をかいています。
違う世界にいた4年という月日は短いようで途方もなく長い期間
だったと痛感しています。頑張りたいと思いますので今後ともご指導の程宜しく
お願い致します。

私事ですが、アメリカに住んで30年を超えましたが、最近初めて市内バスを
利用する機会があり、関心もあったので、ある意味でわくわくしながら火曜日の
午前9時半過ぎでしたが、目的のバスが来るのを待っていました。   

しかし、一時間待てど暮らせどバスが来ません。
待つ事、一時間21分後にやっと来たバスにやっと乗れたのですが。
その時はすでにわくわくした気持ちは、とっくになくなり、
運転手に“、、、この路線のバスは一時間に何本運行されているのか。"
と聞いたところ、“この時間だと1時間半に1台だね。”と澄まし顔で言われ反対に無性に腹が立ち始めていました。料金を払う段階になり、
“いくらですか。”と聞いたら運転手は私の顔をマジマジと見ながら、
“35セント”小銭が無い私は1ドル紙幣を料金箱の中に入れました。

しかし、、、。

お釣りの65セントが出て来ません。

“お釣りは?”と聞いたら、運転手は驚いたように私の顔をコトゴトク見ているので、私がまた“お釣りは、何処から出てくるのか?”と聞いたら、、、

“お釣りなんか出て来ないよ。1ドルを入れたのだから料金は1ドルだ。”
と言う始末で更に文句を言おうとしたら、“邪魔だから、そこをどけとばかりに
押しのけられてしまいました。仕方なく、座席に座ろうとしたら
乗客全員の目が私に集中していました。

私が座席に座って運転手を振り返ったら運転手が何やら大きな声でわめきだし
“この人がお金がないそうなので誰か彼の代わりに料金を払ってやってくれ。”
と言うではないですか。

私は、えっと思い、私のお釣りその人を乗せてやってくれ!
と言いかけたら最前列の席に座っていた人が、“私が払います。”と言って
料金箱に料金を入れ、ようやくバスが動きだした次第です。

お金の持ち合わせのない人の料金を他の乗客に払わせるとは何とも
アメリカらしい、いい加減さと言うか大らかさを感じました。

そこで、教訓:
ロサンゼルスで市内バスを利用する場合、小銭(コイン)を必ず用意する事。
お釣りがもらえません。ご注意下さい。しかし、お金がなくてもバスには
乗れます。


出戻りの毛木でした。