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清原容疑者の薬物入手2つのルート「球界OB」「密売人」 大物組長の影も

2016年02月05日 20時39分50秒 | Twitter
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警視庁から送検される清原和博容疑者。覚醒剤の入手先について硬く口を閉ざしている=4日午前、東京都千代田区(夕刊フジ)

 【堕ちた薬物番長】西武、巨人、オリックスで活躍した元プロ野球選手、清原和博容疑者(48)の覚醒剤逮捕の衝撃が収まらない。なぜ薬物に溺れたのか。動機と入手経路に注目が集まるが、その入手先について清原容疑者は、警視庁の調べに「話すつもりはない」と供述している。警視庁の最大の目標は薬物禍を根絶するための購入先の解明にある。今後の捜査で早晩、判明していくとみられるが、夕刊フジは関係者の話として少なくとも2つのルートがあるとの情報をつかんだ。球界OBと密売人の影だ。 

 清原容疑者を覚せい剤取締法違反の現行犯で2日に逮捕した警視庁組織犯罪対策5課。有名人の薬物疑惑を捜査する「特命班」が1年以上の内偵捜査を経て立件にこぎつけた。昨夏に一度は逮捕寸前まで迫ったが、捜査の動きを警戒する清原容疑者の前に断念。確実に現行犯逮捕できる機会を慎重に狙っていた。

 2日夜、東京都港区東麻布の自宅マンションに捜査員が踏み込んだとき、同容疑者は左手に注射器と吸引用のストローを持ったまま。「そこに置きなさい」という捜査員の言葉に従い、素直にテーブルに置いたという。自宅のごみからは、覚醒剤の成分が検出されていたことも判明した。捜査関係者は、少なくとも3年程度前から使用していた可能性があるとみている。

 その清原容疑者は警視庁の調べに対し「(覚醒剤の)入手先についてしゃべるつもりはない」と供述していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、入手先に暴力団が関わっている可能性があるとみて捜査、覚醒剤を使うようになった時期や経緯についても調べる。警視庁は同日午前、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で送検した。

 清原容疑者は「腕に注射したり、ガラスパイプであぶって吸ったりしていた」と使用を認める供述もしていることから、警視庁は尿鑑定で裏付けをした上で使用容疑でも立件する方針だ。

 プロ野球のキャンプ地に“その筋”の人と見まがう白色のスーツで現れるなど、コワモテの言動で知られた清原容疑者。私生活には、常に反社会的勢力の影がちらついていた。

 「清原容疑者は普段から宴席でヤクザとの交際を吹聴するなど無防備なところがあった。一部では『山口組直系団体の大物組長がかわいがっていた』ともいわれていた」(東京の暴力団関係者)

 清原容疑者が、実際に覚醒剤を暴力団から直接入手していたかどうかは今後の捜査を待つことになるが、違法薬物が暴力団の収益源になってきたのは紛れもない事実だ。