
「22は20より重要な年だ」と思ったのは22歳になった日のことだ。20になれば、酒は合法で飲めるし、タバコも合法で吸え、結婚は親の同意を必要としなくなる。これらは大人になったことの証明となる。しかし、それで社会に認められたとは言えない。何故なら、人間が認められるのは22歳になってからだ。
例えば、スポーツ界の22歳。2016年、22歳になった大谷翔平は2桁勝利と本塁打を達成し、さらにはチームの日本一にも貢献している。彼はこの年にして、球界を代表するスターになった。大谷と同い年の広島の鈴木誠也は昨年、レギュラーに定着しチームの25年ぶりの優勝に貢献。さらには、「神ってる」で流行語大賞を獲得し、その名を全国区に広めた。
野球界の22歳も凄いが、水泳界も凄い。萩野公介と瀬戸大也の同級生コンビは22歳の昨年、リオ五輪に出場し、萩野は400メートル個人メドレーで金メダル、瀬戸も同種目で銅メダルを獲得している。恐るべし大谷世代
音楽界の22歳。ジョンレノンは22歳の時、ビートルズの一員としてデビューした。彼はその後、自身のバンド、そして自分自身が世界に多大な影響を与えるとは考えてもいなかっただろう。
ボブディラン22歳。その年彼は、代表曲でもある「風に吹かれて」を発表している。この年齢で「友よ、答えは風のなかにある」などというフレーズを考えるのは天才に等しい。仙人クラスの年の人が考える言葉なのに。彼は、無名の若手フォーク歌手から時代の代弁者へと変わってしまった。
時代の代弁者では世界のスターになった男もいる。ローリングストーンズのボーカル、ミックジャガーは22歳の時、同バンドの代表作「サティスファクション」を歌い全米1位を獲得した。彼はこの年で、富と名声、そしてたくさんの女を得たのだ。そんなミックも今年で74歳。昨年は、8人目の子どもが生まれるなど、未だに現役だ。やはり男の長生きの秘訣は、金と女なのか。
また、22歳は初来日するアーティストが多い。ジョン・ボン・ジョヴィ(ボンジョヴィ)、リアムギャラガー(オアシス)はその例だ。共に自国(ボンジョヴィはアメリカ、オアシスはイギリス)ではマイナーなバンドだったが、彼らは来日したことによって人気に火がついたバンドだ。今でもこのバンドは、日本での人気が根強く来日公演が多々行われる(ボンジョヴィよ、早く来てくれ)。
こう見ると、22歳は飛躍の年だと分かる。考えてみれば、この年齢は大学4年生の年齢であり、多くの学生は就職活動を行っている。つまり、人生における飛躍の分岐点になっている。この年齢で失敗したからといって、死ぬ訳でもなければ、人生失敗というわけではない。この年齢で飛躍した人たちも、その後上手くいかなくなることがある。ディランは3年後にバイクで事故を起こし、表舞台から一時的に消えていた(その後復帰)。さらに、レノンはご存知の通り40歳で暗殺されている。
とまあ、どうなるか分からないのが人生だ。ただ、これだけは言える。22歳はチャンスが最も多く転がっている年で、それを必死になって掴み取ろうとするやつが飛躍するということだ。
<Space Oddity ここでは紹介しなかったデヴィッドボウイが22歳の時に作った作品 (映像は25歳の時の)>
例えば、スポーツ界の22歳。2016年、22歳になった大谷翔平は2桁勝利と本塁打を達成し、さらにはチームの日本一にも貢献している。彼はこの年にして、球界を代表するスターになった。大谷と同い年の広島の鈴木誠也は昨年、レギュラーに定着しチームの25年ぶりの優勝に貢献。さらには、「神ってる」で流行語大賞を獲得し、その名を全国区に広めた。
野球界の22歳も凄いが、水泳界も凄い。萩野公介と瀬戸大也の同級生コンビは22歳の昨年、リオ五輪に出場し、萩野は400メートル個人メドレーで金メダル、瀬戸も同種目で銅メダルを獲得している。恐るべし大谷世代
音楽界の22歳。ジョンレノンは22歳の時、ビートルズの一員としてデビューした。彼はその後、自身のバンド、そして自分自身が世界に多大な影響を与えるとは考えてもいなかっただろう。
ボブディラン22歳。その年彼は、代表曲でもある「風に吹かれて」を発表している。この年齢で「友よ、答えは風のなかにある」などというフレーズを考えるのは天才に等しい。仙人クラスの年の人が考える言葉なのに。彼は、無名の若手フォーク歌手から時代の代弁者へと変わってしまった。
時代の代弁者では世界のスターになった男もいる。ローリングストーンズのボーカル、ミックジャガーは22歳の時、同バンドの代表作「サティスファクション」を歌い全米1位を獲得した。彼はこの年で、富と名声、そしてたくさんの女を得たのだ。そんなミックも今年で74歳。昨年は、8人目の子どもが生まれるなど、未だに現役だ。やはり男の長生きの秘訣は、金と女なのか。
また、22歳は初来日するアーティストが多い。ジョン・ボン・ジョヴィ(ボンジョヴィ)、リアムギャラガー(オアシス)はその例だ。共に自国(ボンジョヴィはアメリカ、オアシスはイギリス)ではマイナーなバンドだったが、彼らは来日したことによって人気に火がついたバンドだ。今でもこのバンドは、日本での人気が根強く来日公演が多々行われる(ボンジョヴィよ、早く来てくれ)。
こう見ると、22歳は飛躍の年だと分かる。考えてみれば、この年齢は大学4年生の年齢であり、多くの学生は就職活動を行っている。つまり、人生における飛躍の分岐点になっている。この年齢で失敗したからといって、死ぬ訳でもなければ、人生失敗というわけではない。この年齢で飛躍した人たちも、その後上手くいかなくなることがある。ディランは3年後にバイクで事故を起こし、表舞台から一時的に消えていた(その後復帰)。さらに、レノンはご存知の通り40歳で暗殺されている。
とまあ、どうなるか分からないのが人生だ。ただ、これだけは言える。22歳はチャンスが最も多く転がっている年で、それを必死になって掴み取ろうとするやつが飛躍するということだ。
<Space Oddity ここでは紹介しなかったデヴィッドボウイが22歳の時に作った作品 (映像は25歳の時の)>