新年あけましておめでとうございます。
3日にまた、ヤビツ峠行きの神奈中満員のバスに乗りました。今回は休日なので、上り3便目。バス停で待っている人が少ない。正月なのに空いてると思ったら、先発の臨時便の臨時便に蓑毛で追い付いた。
私は座れなかったが、中扉から入ってすぐ後ろ側の前向き座席の通路で両側のポールをつかめるほど余裕。前向きに立って、自分のリュックは床に置き、大きく重そうなのを抱えて窮屈そうに座席に座っている人に、通路に置いたら…と奨めたり、縦横無人?(ヾ(´・ω・`)、傍若無人です。前も外も見えるし快適。ストレスを感じないでヤビツ峠に着きました。
県道70号秦野清川線は、台風の影響で、札掛の先は車はもちろん、自転車、歩行者まで通行止めになっています。今日は峠から札掛経由タライゴヤ沢の栄光学院山小屋まで行ってみたいと思いました。
数年前、蓑毛で、栄光の高校生たちが柏木林道を上って行くところに出会い、「丹沢夜話」(ハンス・シュトルテ著、有隣堂、昭和58年)の山小屋がまだあることを知り、一度見てみたい、と思っていました。
峠のバス停脇のトイレは利用できましたが、(丹沢ホームヤビツ峠売店の方が東電に強く申し入れて、普段とは逆の菩提側から通電していると聞きました。)富士見山荘跡前のトイレは、停電のためポンプが動かず立ち入り禁止。青山荘、諸戸林業は休業中です。
冬の藤熊川は、川の流れがよく見えて、ふだんだと木々に遮られている対岸の地形も良く見えます。諸戸林業の植林された檜の森の林床のミツマタはつぼみを付けています。今年は2月頃から咲くかもしれません。昨年見られなかったので、今年はぜひ見たいと思っています。
地獄沢橋を渡り、そのまま清川村に入ります。
札掛の吊り橋を渡り、丹沢森の家の敷地を抜け、国民宿舎丹沢ホームの脇を通って、タライゴヤ沢に沿って上り坂を上がって行きました。
曲がりくねった道がまっすぐ見通せる地点で、遠くに何か生き物がいるようで、ヤバイかも(汗)…。
日溜まりの舗装林道のずっと先の方で、大きな犬?のようなものが、枯れ葉の続く路肩に、うずくまって、こちらを見ている…ようだが。
対面凝視して確認する根性はないので、「おーい」と誰もいない後方に連れがいるかのように、声を掛けて、一脚の杖で路面をカチャカチャ突いて、音を立てながら、Uターンして戻りました。
丹沢ホームが見えそうなところまで戻ると、12時の鐘が鳴って、ほっと一息。さっきの生き物は何だったろう。吊り橋を渡って休息。動物避けの鈴は常時持参すべきだな。
吊り橋の脇のフサザクラが少し房を伸ばしています。ミツマタは全山でまだつぼみ状態です。
ピー、と鋭い声で鳴く鳥が対岸の森にいるようです。
そうそう、藤熊川とタライゴヤ沢の合流点の先は、川の名前が「布川」と変わります。その先で本谷川、塩水川、唐沢川が合流して「中津川」になり宮ヶ瀬湖に注ぎます。宮ヶ瀬湖の先も中津川で、相模川に合流します。
【参考】中津川の水は愛川町hannbaraでシュスイサレ、横須賀水道で横須賀製鉄所(造船所→海軍工廠)に送られていました。今でも横須賀市の水源で、愛川町から横須賀市田浦まで自然流下で、水が流れています。相模平野を定規でまっすぐ引いた線のような横須賀水道道(すいどうみち)が地図でも見られます。
帰りはヤビツ峠まで上り坂。だらだら歩いて、道路際でゆっくり食事。車もほとんど来ないのでのんびり。
ヤビツ峠バス停到着14時20分。51分発までバスを待とうかと思ったが、日陰になり、寒くなり始めている。今日は少し薄着なので、柏木林道を降りる方が良さそう。即決してスタスタ。最近、修復を確かめて通ったばかりなので、足元の確認が少し早い。
15時15分蓑毛バス停で、ヤビツ峠発秦野駅行きのバスをキャッチして乗車。待ってても同じだが、風邪を引かずに済んだ。
栄光ヒュッテはまたの機会に。歩数28,000歩。