まいど、おおきにー
南半球、ニュージーランドより愛をこめて、前回に引き続き、関西弁で皆様にごあいさつ
てんやわんやの結婚式が終わって、その後の結婚生活について、今回はupしたいと思います
ニュージーランドには、主にハザラ族という、モンゴル系のアフガニスタン人が多く、タリバン侵略後、大量惨殺や迫害をのがれニュージーランドや世界各国に移り住んでいらします。
迫害の原因は主に、宗派の違い、タリバンとアフガニスタン人口の大多数をしめるパシュトゥーン族はスンニー派でハザラはシーヤ派や、ルーツの違い、タリバンに1998年に爆破されてしまった、バーミヤン遺跡周辺に元々住んでいたハザラ族のルーツは偶像を拝む仏教だから、などらしいですが、ハザラ族に対する迫害は、現在アフガニスタンが抱える問題の一つです。
そんな、問題をテーマにした映画、君のためなら千回でも、はハザラ人迫害のみならずロシアによるアフガニスタン侵略前後、タリバン政権後の様子が、今までのハリウッド作のアフガニスタン映画より、リアリティーがあって(ダーリンの保証付き)、かなりおススメ出来ます
ここに出てくる、結婚式の様子は非常に忠実で、アフガニスタン人同士による結婚式で、女性を被写体にすることが非常に困難なため、かなり貴重な映像だと思います
この映画にも登場するハザラ族のみなさん、日本人にそっくりです!
初めて、アリ(旦那)が私に出会った時、ハザラ族だと思ったというほど私はハザラ族に似ているらしく、モスクに行っても、自分で言うのもなんですがヴェールを巻いていれば、まず日本人だとバレません
このヴェールについて、後ほどじっくり書きたいと思います
では、まず中近東とニュージーランドでの結婚観について簡単にご説明します。
ニュージーランドでは、知らない人とアパートをシェアするのがごく当り前なので、カップル同士で一緒に住むことがそれほど珍しくなく、結婚していなくても1年以上、同棲していた場合、法的には結婚しているのと同じ権利がお互いにあるので、一方に非があって破局した場合、慰謝料が既婚者の離婚したケースと同様に請求できます。
このように、籍を入れずに同棲しているカップルたちをパートナーと呼び、離婚をするのに時間(離婚申請して2年間)のかかるニュージーランドでは、結婚よりパートナー制度のもとに籍を入れない事実婚をするカップルが年々増えています。また、パートナー制度は片方のパートナーが外国人の場合、永住権申請にも適用されるため、キウィ(ニュージーランド人)のみならず、外国人にも人気です。
一方、中近東ではドバイですら、結婚前のカップルが同居しているのが発覚した場合、逮捕されてしまうらしいです…
本当に、出会った場所がニュージーランドでよかったです
まぁ、私達は他のアフガニスタンカップルと違って、結婚前から一緒に住んでいたので、住居を変える必要はなかったのですが、結婚後すぐ新しい家に引っ越しをして、アフガニスタンの風習にのっとった、新居お披露目パーティ?みたいものを今更ながらに、させていただきました。
私達が新婚の時、住んでいたマウントイーデン(幽霊が出ることで有名)
マウントイーデンにある、ワントゥリーヒルは観光名所です
ちなみに、ビバリーヒルズ青春白書のパクリみたいなドラマで、ワントゥリーヒルというのが、ニュージーランドでありますDVDが出ているので、気になった方はチェックしてみてください
閑話休題
話をブログの冒頭でも触れたヴェールの話に戻すと、中東の常識では、女性には判断能力がないとされているので(ヒドイ)、代わりにその女性の家族や夫に責任があるとされ、女性が犯した罪でも、男性親族が罰せられるケースがあるそうです。そんな、社会的背景からか、結婚後、今まで何も言わなかったアリが、ヴェールをかぶるようにと、口うるさくなりました
イランに多くみられるアバーヤを着た女性たち
今までは、イスラム社会の公の場に私が登場することがなかったので問題なかったのですが、ヴェールのみならず、露出の多い服装(スカートや半袖)も着ないように要求され、大好きなマニキュアも禁止(イスラムではマニキュアをしている部分が洗えないという理由で禁止)
もちろん、男友達と公の場で会うことも、お酒を飲みに行くことも、ハラル(イスラムで決められた方法で処理された肉)じゃないという理由で、外で日本食を食べることも、ぜーーーんぶ、全部、ダメ
そんな、アリの夫としての葛藤と、こちらのストレスの限界で等々、紛争勃発
引き金を引いたのは、ニュージーランドにある日本人向けクーポン雑誌の表紙に私が出てしまったことです。
元々、私はニュージーランドの日系ラジオ番組 Mid night Japanのパーソナリティをさせてもらっていたのですが、雑誌の件でラジオ番組へ出演するのも禁止とアリが言いだしたので、私の堪忍袋の緒が切れ、とうとう紛争勃発に至りました
前回のブログにも登場した、イラン人マダムが間に入って下さり、話し合いの末、今後、雑誌やテレビなどは顔が出るので、出演しないようにするが、ラジオは声だけなので出演を許可してもらい、ヴェールや、もろもろ中近東の習慣をニュージーランドでこなすのは難しいので妥協し合うということで、話し合いを終え(なんだかんだ言っても、イスラム圏でも女性の方が涙という武器があるので?強いと思います)、現在はモスクやイスラム系のイベント以外ではヴェールをかぶらないという方針で落ち着いています
とはいえ、決定的にアリがヴェールをかぶってニュージーランドで生活するのはキツイと感じたのは、ヴェールをかぶっていると、いくらニュージランドにイスラム圏の方が多いとはいえ、やっぱりジロジロ見られるからだと思います
道を歩いていても、何人?どこから来たの??と悪気はないのでしょうが頻繁に声をかけられ、ゆっくり買い物すらできませんあげくの果てにはアリがトイレに行っている隙にインド人の男の子にナンパされちゃいました
さらに、私はヴェールを被り慣れていないせいか、気がつかないうちに取れちゃっていることもしばしばで、本来のヴェールの役目を全く果たしていませんでした
アリはアリで夫の役目を果たそうとする反面、夜遅くでも友達を家に呼んでご飯を振る舞ったり(作るのは私です)、出かけても連絡一つよこさずいつまでも帰ってこなかったり(男と女は違うそうです)、ご飯を手で食べたり(アフガニスタンの習慣です)、未だに本当の年齢が分からないし(紛争で書類が燃えちゃっているので、正確な生年月日不明)、兄弟にもちゃんと紹介してもらってないし(残念ながら、母はタリバンに射殺され、父は去年他界したので両親にはご挨拶できませんが…)、クリスマスはお祝いできないし(クリスチャン系のイベントに乗り気じゃないらしい)で、私からすると、何とかならないものかという点が多々あります…
まぁ、私は私で、アリの期待に応えて頑張りたいところですが、どう頑張ってみても、私がアフガニスタン人になれないのと同じように、アリも日本人にはなれないので、無理なものは無理と、結婚してお互い諦めたり譲歩することが大事だということを知りました。
夫婦とは言え、ぜんぜん違う国で育った宇宙人同士みたいなものなので(笑)だから、なおさら発見や感動が大きくて楽しいです
結婚は、スタートという言葉が身に染む今日この頃です
私の出演している、日系ラジオ番組
ミッドナイトジャパン!Planet FM 土曜10:30PM~12:05AM
インターネットでも聞けます
http://www.planetaudio.org.nz/player/player_livecapture.php?id=59455
君のためなら千回でも 紹介サイト
http://eiga.com/official/kimisen/
ニュージーランドの日系雑誌MJホームページ
http://www.mjjapan.co.nz/
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南半球、ニュージーランドより愛をこめて、前回に引き続き、関西弁で皆様にごあいさつ
てんやわんやの結婚式が終わって、その後の結婚生活について、今回はupしたいと思います
ニュージーランドには、主にハザラ族という、モンゴル系のアフガニスタン人が多く、タリバン侵略後、大量惨殺や迫害をのがれニュージーランドや世界各国に移り住んでいらします。
迫害の原因は主に、宗派の違い、タリバンとアフガニスタン人口の大多数をしめるパシュトゥーン族はスンニー派でハザラはシーヤ派や、ルーツの違い、タリバンに1998年に爆破されてしまった、バーミヤン遺跡周辺に元々住んでいたハザラ族のルーツは偶像を拝む仏教だから、などらしいですが、ハザラ族に対する迫害は、現在アフガニスタンが抱える問題の一つです。
そんな、問題をテーマにした映画、君のためなら千回でも、はハザラ人迫害のみならずロシアによるアフガニスタン侵略前後、タリバン政権後の様子が、今までのハリウッド作のアフガニスタン映画より、リアリティーがあって(ダーリンの保証付き)、かなりおススメ出来ます
ここに出てくる、結婚式の様子は非常に忠実で、アフガニスタン人同士による結婚式で、女性を被写体にすることが非常に困難なため、かなり貴重な映像だと思います
この映画にも登場するハザラ族のみなさん、日本人にそっくりです!
初めて、アリ(旦那)が私に出会った時、ハザラ族だと思ったというほど私はハザラ族に似ているらしく、モスクに行っても、自分で言うのもなんですがヴェールを巻いていれば、まず日本人だとバレません
このヴェールについて、後ほどじっくり書きたいと思います
では、まず中近東とニュージーランドでの結婚観について簡単にご説明します。
ニュージーランドでは、知らない人とアパートをシェアするのがごく当り前なので、カップル同士で一緒に住むことがそれほど珍しくなく、結婚していなくても1年以上、同棲していた場合、法的には結婚しているのと同じ権利がお互いにあるので、一方に非があって破局した場合、慰謝料が既婚者の離婚したケースと同様に請求できます。
このように、籍を入れずに同棲しているカップルたちをパートナーと呼び、離婚をするのに時間(離婚申請して2年間)のかかるニュージーランドでは、結婚よりパートナー制度のもとに籍を入れない事実婚をするカップルが年々増えています。また、パートナー制度は片方のパートナーが外国人の場合、永住権申請にも適用されるため、キウィ(ニュージーランド人)のみならず、外国人にも人気です。
一方、中近東ではドバイですら、結婚前のカップルが同居しているのが発覚した場合、逮捕されてしまうらしいです…
本当に、出会った場所がニュージーランドでよかったです
まぁ、私達は他のアフガニスタンカップルと違って、結婚前から一緒に住んでいたので、住居を変える必要はなかったのですが、結婚後すぐ新しい家に引っ越しをして、アフガニスタンの風習にのっとった、新居お披露目パーティ?みたいものを今更ながらに、させていただきました。
私達が新婚の時、住んでいたマウントイーデン(幽霊が出ることで有名)
マウントイーデンにある、ワントゥリーヒルは観光名所です
ちなみに、ビバリーヒルズ青春白書のパクリみたいなドラマで、ワントゥリーヒルというのが、ニュージーランドでありますDVDが出ているので、気になった方はチェックしてみてください
閑話休題
話をブログの冒頭でも触れたヴェールの話に戻すと、中東の常識では、女性には判断能力がないとされているので(ヒドイ)、代わりにその女性の家族や夫に責任があるとされ、女性が犯した罪でも、男性親族が罰せられるケースがあるそうです。そんな、社会的背景からか、結婚後、今まで何も言わなかったアリが、ヴェールをかぶるようにと、口うるさくなりました
イランに多くみられるアバーヤを着た女性たち
今までは、イスラム社会の公の場に私が登場することがなかったので問題なかったのですが、ヴェールのみならず、露出の多い服装(スカートや半袖)も着ないように要求され、大好きなマニキュアも禁止(イスラムではマニキュアをしている部分が洗えないという理由で禁止)
もちろん、男友達と公の場で会うことも、お酒を飲みに行くことも、ハラル(イスラムで決められた方法で処理された肉)じゃないという理由で、外で日本食を食べることも、ぜーーーんぶ、全部、ダメ
そんな、アリの夫としての葛藤と、こちらのストレスの限界で等々、紛争勃発
引き金を引いたのは、ニュージーランドにある日本人向けクーポン雑誌の表紙に私が出てしまったことです。
元々、私はニュージーランドの日系ラジオ番組 Mid night Japanのパーソナリティをさせてもらっていたのですが、雑誌の件でラジオ番組へ出演するのも禁止とアリが言いだしたので、私の堪忍袋の緒が切れ、とうとう紛争勃発に至りました
前回のブログにも登場した、イラン人マダムが間に入って下さり、話し合いの末、今後、雑誌やテレビなどは顔が出るので、出演しないようにするが、ラジオは声だけなので出演を許可してもらい、ヴェールや、もろもろ中近東の習慣をニュージーランドでこなすのは難しいので妥協し合うということで、話し合いを終え(なんだかんだ言っても、イスラム圏でも女性の方が涙という武器があるので?強いと思います)、現在はモスクやイスラム系のイベント以外ではヴェールをかぶらないという方針で落ち着いています
とはいえ、決定的にアリがヴェールをかぶってニュージーランドで生活するのはキツイと感じたのは、ヴェールをかぶっていると、いくらニュージランドにイスラム圏の方が多いとはいえ、やっぱりジロジロ見られるからだと思います
道を歩いていても、何人?どこから来たの??と悪気はないのでしょうが頻繁に声をかけられ、ゆっくり買い物すらできませんあげくの果てにはアリがトイレに行っている隙にインド人の男の子にナンパされちゃいました
さらに、私はヴェールを被り慣れていないせいか、気がつかないうちに取れちゃっていることもしばしばで、本来のヴェールの役目を全く果たしていませんでした
アリはアリで夫の役目を果たそうとする反面、夜遅くでも友達を家に呼んでご飯を振る舞ったり(作るのは私です)、出かけても連絡一つよこさずいつまでも帰ってこなかったり(男と女は違うそうです)、ご飯を手で食べたり(アフガニスタンの習慣です)、未だに本当の年齢が分からないし(紛争で書類が燃えちゃっているので、正確な生年月日不明)、兄弟にもちゃんと紹介してもらってないし(残念ながら、母はタリバンに射殺され、父は去年他界したので両親にはご挨拶できませんが…)、クリスマスはお祝いできないし(クリスチャン系のイベントに乗り気じゃないらしい)で、私からすると、何とかならないものかという点が多々あります…
まぁ、私は私で、アリの期待に応えて頑張りたいところですが、どう頑張ってみても、私がアフガニスタン人になれないのと同じように、アリも日本人にはなれないので、無理なものは無理と、結婚してお互い諦めたり譲歩することが大事だということを知りました。
夫婦とは言え、ぜんぜん違う国で育った宇宙人同士みたいなものなので(笑)だから、なおさら発見や感動が大きくて楽しいです
結婚は、スタートという言葉が身に染む今日この頃です
私の出演している、日系ラジオ番組
ミッドナイトジャパン!Planet FM 土曜10:30PM~12:05AM
インターネットでも聞けます
http://www.planetaudio.org.nz/player/player_livecapture.php?id=59455
君のためなら千回でも 紹介サイト
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たまたま検索していてこのブログに当たりました。
実は。。。来年カーブルに行き、アフガニスタン人の彼と結婚するんです。
自分と同じような人がいるかと調べていて見つけたんです。すごくうれしいです^^
いろいろ話したり聞いたりしたいなと思ってるんですが、gooブログをやっていなくて。。。
わたも2007年にアフガニスタン人(ハザラ民族)と結婚し 三歳の息子がいます。
色々と文化の壁は厚いですよね(^。^;)
主人がやってる商売がらみで ニュージーランド行くかもって言うんです
ニュージーランドはイスラムの方が多いんですか!?
またブログ楽しみにしてます!!
させていただきます!
させていただきます!
現在、イランにおいてハザーラ人の彼女と交際中です。
彼女は保守的というのが正しいかわかりませんが、イランとアフガニスタンの文化の中にどっぷり浸かって育っています。
この地域で交際というのは、基本的に結婚が前提でウェイトが凄まじく重いです。
彼女とは出会って2週間ですが、自分でも戸惑うほど急接近して2日前から交際が始まりました。
結婚の前提として、こちらの家族事情を事細かに聞いてきました。
まぁそれはいいんですが、別に。元々冷静で道徳精神に溢れた人柄なだけに、正直浮かれてしまって手がつけられません。以前はカーブルで働くって言っていたのに、もはや日本熱がすごいです。私自身はイランか、アフガニスタン、タジキスタン、ないし日本での生活が選択肢なのですが、どれも一長一短でそう簡単には決められません。それなのに、彼女は日本に!日本に!貴方の国に!とアプローチがすごいです。彼女は日本の事情についてよく知らない上に、日本語、英語、アラビア語が話せません。
そんな中で、仮に日本に住むとなっても、文化の差に耐えられるかわかりません(彼女は一度アフガニスタンを旅行した以外は外国を知りません)。そもそもハラール食材を手に入れるのも簡単ではないし、ヘジャーブ(いつも真っ黒)を被ってたら正直奇異の目で見られるに決まってます。困って話しかけてもおそらく8割の日本人は関わりたくなくて避けるでしょう。
男女の距離もすごく近いし、女性の服装にも嫌悪感を抱くに違いありません。
だからと言ってずっと家に閉じ込めておくのは、いいことだとも思いません。
イランは嫌だ、アフガニスタンは嫌だと言って、もう止まりません。イランは政治的に、アフガニスタンは治安的に確かに問題はありますが、じゃあそれと日本での生活の苦しさ、どちらが上かわかりません。私には比較的かんたんですが、日本での生活。
いずれ出さなければならない問題ですが、国際結婚はやはり難しいですね...
これに事務手続きと家族付き合いもあるんですから。
私は何度か恋愛経験がありますが、彼女にとっては私がほぼ初めての男友達で、その辺も少し気になるところです。
イランで日本の情報が少ないのは彼女のせいではないのですが、もう夢を見ていて、でも現実はこんなに辛いんだよと言うのも中々気が引けてしまってもどかしい限りです。