ほんさん徒然日記

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ワタナベ君のこと

2017年06月30日 | 日記

現在、、公民館で時々演劇の稽古をしている。

相手はワタナベ君。彼とはかれこれ15年以上の付き合いである。

私が東京での演劇活動を諦めて地元に引きこもったのが1988年頃、38歳の時。それからしばらくは鍼灸院の経営に追われた。一日に二、三人の患者を相手に糊口を凌いでいた時期である。(現在も大して患者の数は変わらないが…)

そんな時、東京から「ガジラ」という劇団が、わが街にやって来ることになった。つい芝居が懐かしくなり、その劇団を呼び寄せた地元のグループと接触した。演劇好きの若者たちが大勢いた。その人たちと付き合っているうちに、また演劇熱に火が着いた。

1995年に、被服工場だった廃屋を無料で借り受け、アトリエを開設した。田舎に引きこもって7年目のことである。

若者たちが数人、自分のこだわっている演劇に付き合ってくれて、何本かそのアトリエで公演もした。ワタナベ君はその頃からのメンバーである。

2003年、建物が老朽化し危ないというので立て壊されて私の第二期の演劇活動は終焉したのであるが、その中で一人だけワタナベ君がいまだに付き合ってくれている。

時々彼が公民館を借りて、稽古をしてくださいとメールをよこすのでその時はいそいそと稽古に出かける。

親子ほど年が離れているが、二人でハメを外す訓練や、気配を消す訓練をしている。

彼が居ることも、稽古場を作る動機になっていると思う。いつの日か彼と「常健康倉庫」で公演してみたい。

「常健康倉庫」を手に入れ、改造中であること、昔の劇団員がカンパをしてくれたこと等を話したら、彼もカンパしてくれた。そんなつもりで話したのではなかったので恐縮したが有り難く頂いた。

照明器具を吊ったり、客席を作ったり、まだまだ稽古場としても未完成で、とりあえずの形が出来るまでにも程遠いい状態なのだから。写真は2003年のアトリエ撤退公演の時のワタナベ君である。

 

 


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