24時間ミネラル健康温浴器の自家おんせんです。

菌がいない安全で透明なミネラル健康温浴器を開発・販売している株式会社自家おんせんのブログです

ささやかなプロジェクトX - 24時間ミネラル健康温浴器『温寿』開発秘話

2019-05-01 16:07:04 | ミネラル健康温浴器

平成8年12月18日、通産省生活産業局から24時間風呂を製造・販売する業者に対する「安全対策の要請」があり、マスコミにも公表されました。

それをきっかけにして24時間風呂の販売は急速に減少し、多くの関連業者が廃業・倒産しました。

 

この時の状況を少し「月刊『記録』過去記事:http://nikkankiroku.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/24_406d.html」より引用します。

K(記事では実名)電機製作所の社長には、もう少し頑張れと言ったんですけれども。

破産してからは、携帯電話にかけても誰も出ない状態が続いています。

借金の取り立てなどもあるから、おそらく電話にも出られないんですよ。

『通産省を相手に訴訟を起こしたいぐらいだ』と、彼もこの騒動にはずいぶんと怒っていました」。


そう力なく語り、24時間風呂協議会の幹事・S(記事では実名)氏は、しばらく口を閉ざした。

K電機製作所は2月5日に負債総額八億円で破産宣言。

J(記事では実名)も2月10日に負債総額約七億円を抱えて事実上倒産。

いずれも24時間風呂のメーカだ。

さらに規模の小さい販売店なども、経営危機に直面している。


大手企業も、大きな痛手を受けた。

24時間風呂のトップメーカーで最大シェアを占めるK工業(記事では実名)では、1997年3月期の決算で経常損益が一九億円の赤字になるとの見通しを発表している。

24時間風呂の売り上げは、年間で一三〇億円と見込んでいたが、九〇億円にとどまる見込みだ。

 

 

この頃、開発者の脇本は、当時2社の製品を扱っていましたがパッタリと売れなくなりました。

 

脇本は、このような状況でも使い続けてくれるお客さまのメンテナンスを続けながら、

「こんなに役立つ便利なものを、起業のエゴによって社会から失ってはいけない」と思い、

「取り扱いも維持管理も簡単に自分で出来て、菌類がいないからヌルヌルしない!そんな24時間風呂を作ろう。」

と決心しました。

 

お湯の汚れを濾過するフィルターは苦心の末に、「増殖する菌類はその発生源から絶つ」という発想を基にして、2010年ついに特許を取得。

 

また、入浴者の身体に付着してお湯に持ち込まれる菌類に対しては、人畜無害で安全な銀イオンで殺菌しようと考えて突撃訪問をした銀イオンメーカーには、当初は断られてしまいました。

 

実は脇本が交渉に行く以前に、その銀イオンメーカーは数十社もの24時間風呂メーカーに、銀イオン殺菌の利用を提案していたのでした。

しかしその試用結果は、殺菌効果があがらず、銀イオンの24時間風呂での利用をあきらめた、という経過がありました。

これを聞いた脇本には「殺菌効果が上らない」原因に思い当たるところがありました。


より安全な24時間風呂を求めていた脇本は諦めることなく銀イオンメーカーと交渉を続け、漸く脇本が開発した24時間風呂での銀イオンによる殺菌テストが行われました。

 

結果は脇本が思い描いたとおり、銀イオンメーカーにとっては驚きの結果となりました。

 

それまでこうして、大手メーカーが成し遂げていない24時間風呂での銀イオンによる殺菌を、常時菌類がいない衛生上安全な浴湯無菌の浴湯を「全く無名の素人」が実現させたのです。

 

こうしてリベンジを誓ってから14年、試行錯誤の結果2010年ようやく

「菌がいない、お湯がキレイ、掃除が簡単」な24時間風呂が完成しました。

それが ミネラル健康温浴器です。


 


参考資料:

月刊『記録』過去記事:http://nikkankiroku.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/24_406d.html

 

通産省記録(国立国会図書館保存):http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/286890/www.meti.go.jp/topic-j/e39705ij.html



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