スピードとは

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スピードシークレットとは (その2) The Controls

2009-12-09 06:51:14 | SS1
サーキット走行を目指す方々は皆さん(自分と)自分の車をリミットまで攻めてみたいという願望、動機に突き動かされていることと想像します。ポールフレールによれば自動車の運転もあるスピード領域に達するとスポーツになるそうです。スポーツ走行では参加者は車を性能の限界で走行することでよい汗をかき、それが喜びになるはずです。限界走行はいろいろな方向へのGとの戦いでもあります。従い、サーキット走行の愛好家はGジャンキーでもあるのです。

さて、サーキット走行を上手にこなしたいと考えるとき、次の3つの要素がサーキット走行のための重要なコンポーネントであることに気が付くはずです。そのコンポーネントとは車両、サーキットのコースそれからドライバーです。また、サーキットで良いタイムを出したいときに手を付けるのもこの3つのコンポーネントで、大抵の方はこの順序で手を付けることが多いようです。

サーキット走行愛好家の多くの人は自動車の改造(改良)に多額の資金を使います。最新のサスペンションシステム、エンジンパーツ、エンジンチューンを投入し、次にサーキットのコースとラインの研究に没頭し走行を繰り返します。残念なことにサーキット走行で一番大切なドライバーの能力の向上にはあまり注意と努力が払われていないのです。

大抵の人が手をつけるこの順序は実は間違いなのです。一番大切なのはドライバーの能力を向上させることなのです。このスピードシークレットはこの点に着目し能力向上のための適切なアドバイスを提供してくれます。



サーキットを走る車(ドライバー)を見ていると大まかに2種類に分類できるのではと思います。スムーズな走りでラップを重ねるグループと必死になって早く走ろうとして滑ったり暴れる車と格闘しながら走るグループになります。

後者のドライバーは必死ですから、アクセルやブレーキを激しく踏んだり放したり、また、シフトレバーも強引に叩き込むがごとく操作しています。車はコーナーでは激しくスライドし、またスライドすることにより速く走っている錯覚に陥るわけです。現実はどうかというと乱暴な操作は車のグリップのバランスを乱しますからタイム的には劣ることになります。

スポーツ走行では焦りからの必要以上のブレーキ、アクセル、ステアなどの操作は最悪コースアウトするなどエラーの原因になります。必要な最小限の動作で周回することが安全に速くコースを走れることにつながります。これが#1のポイントかと思います。例の前者のグループはこれを実践するドライバー達です。

それから、アクセル、ブレーキ、シフト、ステアの操作自身はゆっくりと確実に行うことがスムーズで速い走りにつながります。よく雑誌などで有名なレースドライバーの運転する様子をスムーズとか操作がゆっくりと表現した記事を見かけます。そのとおりで、ステア、シフト、ブレーキなどのペダルの操作はスムーズに確実に行うことが鉄則になります。乱暴な扱いは操作ミスにつながり操作ミスから失うタイムは大抵大きなダメージになります。これが#2のポイントです。

次回は車の操作についてのスピードシークレットの話題を提供しようと思います。アクセルやブレーキペダルの踏み方、シフトとヒール&トウの目的と操作の方法についてなどです。




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