帰りの電車が動き出してしばらくすると、「電車はゆれたり、急に停車したりすることがありますので、お立ちのお客様はみじかな手すりやつり革におつかまりください」という社内アナウンスが流れてきました。
2つ目の停車駅を過ぎてから、今度は「降車駅が近づきましたら早めに準備をされ、お忘れ物がないようにしてください」とのアナウンスが流れてきました。
「『早めに準備』ということは、電車が動いている最中? それとも降りる前の駅に停車中? いずれにしても、手に荷物を持つわけだから、場合によっては手すりやつり革につかまれないな」
「もし、早めに準備したせいで両手がふさがれ、手すりなどにつかまれなくなり、ゆれで転倒してけがをしたら、治療費は補償してくれるのだろうか」
ここまで思うのは極端かもしれませんが、ちょっとした矛盾が気になった夜のひとときでした。