ライ麦畑のつかまえ役

「“ライ麦畑のつかまえ役”、そういったものに僕はなりたいんだよ。」
          『ライ麦畑でつかまえて』 より

アルバイトはいつまで?<アンサーエントリー>

2008-09-28 02:00:32 | 就職活動 一般

今回も質問メールに対するアンサーエントリーにします。

メールをくれたのはなんと関西在住の方のようです。
内容はアルバイトに関してですね。就職活動中も続けられるかという質問です。


結論から言えば、私は続けていました。
ただし2~3月ごろからかなり忙しくなるので、シフト変更や欠勤について理解のあるところでないと厳しいと思います。


特に4月(業界によっては3月)に突入すると、企業からの呼び出しも文字通り“今日明日”の世界です。
「じゃあ、明日の○○時にね」ということも普通にあります。

セミナーのように数週間前から事前に自分で予約を取るのではなくて、このように突然向こうから場所と時間を指定されるわけです。
もちろん、企業によっては自分で選ばせてくれたり、希望を聞いてもらえることもあるにはありますが、そちらの方が稀です。

そうなると、当然急にバイトを欠勤したり、シフトを変更してもらわなければなりません。。
融通が利きにくいアルバイトだと、非常に苦労すると思います。


体力的な面から見ても、そのくらいの時期になると毎日のように面接や説明会、筆記試験で、そこにさらにアルバイトを上乗せするということになります。
ラクな仕事とまでは言いませんが、体の負担が大きくないアルバイトを選ぶのも一つの手ですね。



個人的には、アルバイトは大切だと思います。
しっかりとしたアルバイト経験があれば、それだけで大きな強みになりますよ。
まぁアルバイトそのものの意義については、また次の機会にしましょう。


質問ありがとうございました。
また何かあれば聞いてください。可能な限りお答えします。

おもてなし?

2008-09-23 12:14:14 | 戯言

先日父方の祖父母の家に墓参りに行ったのですが、その途中の車の中であるCMを聞きました。

日産自動車のティアナという車のCMなんですが、俳優の豊川悦司さんがやっているCMです。


運転しながらぼーっと聞いていたので、全てを覚えている訳ではないんですが、こんな言葉がありました。


『よそおい、しつらい、ふるまい』


すごくいいですよね、これ。
CMではおもてなしがどうのこうの言ってたと思いますが、これはまさに面接対策そのものだと思いました。
ブログのネタにちょうどいいと思って覚えておきました。



『よそおい』は、身だしなみや態度、雰囲気などですね。外見的な部分に関してです。

『しつらい』は、気持ちや心、考えの部分です。内面的な部分ですね。

『ふるまい』は、話し方や表情、物腰などの動作でしょうか。


本当に良く出来ています。この3つのうち1つでも欠けていたらダメなんです。


例えば、自分の気持ちや考えをしっかりと持っていて、同時に素晴らしい表現力と表情を持っていても、人より身だしなみや態度が悪ければ、その分損をしてしまうし、誤解されてしまうかもしれません。


同じように、完璧な身だしなみと、素晴らしい表現力を持っていても、自分の気持ちや考えが固まっていなければ、内容が薄かったり、支離滅裂な受け答えになってしまいます。


また、完璧な身だしなみと、確固たる意思や考えを持っていても、それを伝える表現力が欠けていたり、表情や物腰が冴えないものであれば、相手には伝わらないでしょう。



これらは、「おもてなし」の要素だそうです。

「おもてなし」の真髄は「相手を楽しませるとともに、自分も楽しむ」ことだそうです。



話は変わりますが、内定をいくつもとってくる人は「面接が楽しい」という人が多いです(私もそうでした)。

一方で内定をとるということは、面接官からなにかしら好印象を持たれたいうことですよね。
なぜ好印象を持ったのか。
その就活生との面接が“楽しかった”からというのは・・・、考えすぎでしょうか。


しかし、仮にそう考えるとすれば、まさに「相手を楽しませ、自分も楽しんだ」ことになります。



こうやって考えてみると、なかなか興味深いですね。「おもてなし」と面接は、意外にも共通する部分があるのかもしれません。





余談ですが、その後祖母の家でこのCMのテレビ版を見ました。
旅館みたいなところを使っているんですが、ロケーションもBGMもいいですね。センスのいいCMだと思いました。

ティアナ自体もなかなかカッコいいですね。オヤジっぽさはありますが、曲線のラインの中にある鋭いヘッドランプとテールランプが美しいですね。一昔前の日産車はえてして内装が今ひとつでしたが、これはインテリアもいい感じです。広そうですし。

そもそも最近は右を向いても左を向いてもミニバンミニバンで全くもって・・・(以下略)

ティアナはかなり好調な売れ行きだそうですが、納得しました。セダンやクーペにはもっともっと頑張って欲しいです。


年下の従兄弟が車を乗り回しているのを見て、本格的に私も車が欲しくなりました。
Zかスカイラインクーペがいいなぁ・・・。

就職活動の思い出 その3

2008-09-22 01:39:36 | 戯言

長かった思い出シリーズも今日が最後・・・だと思います。



⇒前回からの続き


俺はHさんと二人で人事から人数分の水をもらい、テーブルに戻った。

Nくん「ういっす(笑)」
その他一同「ありがとー」

俺:(ういっすって・・・。まぁこの際それはいいとしてもだ、その笑顔はやめてくれ)


その後、グループ内で本格的に作業が始まったのだが、まぁここでもNくんはかなり頑張っていた。

ここでも面白いことは少しあったが、時間とスペースの関係上飛ばすことにする。
あえて一つだけ触れるとすれば、Nくんが勢いあまって完成間近の模造紙を切り刻み、Yさんの目に一瞬殺意が浮かんだくらいか。
ちなみに俺は笑って見てた。Yさんが俺を見た。一瞬で真顔に戻した。

Yさんは長身かつ華奢で、長い黒髪を結んでいた。最初はいかにもきつそうな印象があったけど、実際間違ってなかった。目がやばい。



さて、話はいよいよグループごとに発表する時間となった。
模造紙に書いた新ビジネスを決められた時間でプレゼンするというきわめてありがちな内容だ。

まず最初に内定者が模範でプレゼンをやった。
あまりに内容のレベルが低くて、就活生が失笑したり、押し黙ってしまった。

俺:(こんなことってあるのか・・・。人事も見事に無かったことにしようとしてるな・・・。)


いよいよ、他のグループの発表が始まった。
・・・と、Nくんが不安そうに俺に耳打ちしてきた。


Nくん「オレ、質問きたら答える自信なんてないんだけど・・・」

俺「いやぁ、そんなに質問なんてこないから大丈夫だよー」
俺:(さっき自分からその役を立候補してたよな・・・?)


Nくん「金融とかやってたの2年生のときだからなー(笑)」

俺:(こいつ・・・(笑)質問が来ないことを祈るんだな。ちなみに俺は質問が来ることを祈らせてもらうことにする。)



いよいよ、俺たちのグループの番だ。
俺は椅子に引っ掛けてあったジャケットを着て気合を入れる。

プレゼン自体は非常に順調に進んだ。
Yさんと?さんの二人が主な担当だったが、緊張しながらも落ち着いた口調でなかなかよかった。
俺は発表には奇跡的にノータッチだ。黙ってたら何もやらなくて済んだ。


Hさん「・・・以上で、我々のプレゼンを終わります。」


パチパチパチパチ・・・

今の時点では、我々のグループが間違いなく一番だろう。中身・プレゼン双方ともどのグループにも負けていない。



さて、ここで本日一番の事件が起こる。



Sさん「質問のある方は、手を挙げてください。」

三人ほど手が挙がった。
・・・祈りが通じたな。俺の。


一人目の質問は、言ってみれば「想定の範囲内」ってやつで、まぁNくんも苦し紛れにではあるが上手く対応した。


問題は二人目だ。
俺:(・・・あぁ、またこいつか。こいつさっきから毎回質問してるな。)


質問者「○○グループさんの発表に関してですが、お年寄りがターゲットということで(以下略)」


まぁ、言いたいことは伝わってきた。我々の案には法律的に穴があるんじゃないかという質問だ。質問こそ穴だらけだったけどな。

俺:(・・・はぁ。でもこれ理系のNくんには厳しいかも。)

まぁ、質問者はどこのセミナーにもいる嫌なやつだ。
質問というより、難くせつけてると言った方が当たっている。


Nくんは必死に考えている。

N「・・・。」

進退きわまったNくんは、ここで最強の裏技を発揮する。



N「いやぁ・・・言われてみると確かにそうですね。実はこの案を出したのは僕ではなくて・・・。僕は幼稚園の案を出してて・・・本当はそれが良かったんですけれどね。」





こいつ、 裏 切 り や が っ た 。





一同:(え・・・今なんて?)



Yさん「チッ。いいよ、貸して。」

俺:(Nよ、まっこと大儀であった。)

Yさん「代わってお答えします。お年寄りの契約が法律的にどうのこうのという質問でしたが、民法上の制限行為能力者という言葉をご存知ですか?それによれば(以下略)」


俺:(仕方ない。俺も本気出すか。)

俺「重ねて補足しますが、我々が想定するケースは主に成年被後見人であり(以下略)」


Yさんと共にこのタチの悪い質問者を黙らせた。
もともと法律も金融の知識もたいして無いやつだったらしく、みるみるうちにしぼんでいった。おっつー(笑)


3人目の質問者の手はいつの間にか下がっていた。きっとYさんのオーラにやられたんだろう。味方の俺ですら安心できないしな。



そして、質問タイムは終わった。俺たちはテーブルに戻る。

一同「ふぅ・・・。」

Nくん「・・・いや、一時はどうなることかと(笑)」

Nくん「みんなごめん!オレダメダメだったわー」

Yさん以外「いやー、Nくん頑張ったよー」


俺:(Yさんやばいな・・・。完全にシカトだ。)




まぁこんな風にして、インターンシップは終わった。
その後、グループで就職活動お決まりのアドレス交換大会が行われた。

俺は周囲の人たちと交換をしつつ、Nくんの様子をわくわくしながら見ていた。

Nくん「Sさん、アドレスとか交換しようよ」

俺:(お、いった!)

Sさん「ごめん。今日急いでたから携帯忘れちゃって・・・。」

俺:(他の子とも交換してないし、Sさん本当に忘れたみたいだな。Nくん運悪すぎだろ。常識的に考えて。)


Sさんは他の女の子全員からアドレスを聞いて、一生懸命メモ帳に書いているようだ。
俺はと言えば、自分から交換してくれと言うほど積極的ではないし、特に聞かれなかったからSさんにはアドレスを教えなかった。


俺:(なんかちょっとNくんかわいそうだな・・・。)


ちょっとだけそんなことを考えていると、向かいにいたHさんとYさんが話しかけてきた。

Yさん「この後ヒマ??ご飯食べようよー」

ヒマも何も、これから今日のことについて振り返りながら食事をするなんて、こんなに面白そうなことは無い。
・・・Hさんはともかく、Yさん断ったら怖そうだしな。


俺「いいねー」


用事があるというNくんは帰り(もっともYさんは誘ってなかったけど)、Sさんと?さんとその他のメンバーも少し後に集団で帰った。


そして俺はYさんとHさんと近くのレストランみたいなところで今日の話をしながら面白おかしく飯を食いましたとさ。
ちなみにYさんやっぱりキレてて、レストランで大きな声で悪口を言うのをなだめるのが大変だった・・・。


こんな感じで、最後まで大変なインターンでした。

おわり



最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
次回以降、またみなさんのお役に立てるような内容にしていきます。


学歴は重要か?<アンサーエントリー>

2008-09-21 01:25:21 | 就職活動 一般

前回前々回とただの思い出話になってしまっているので、今回はしっかりとした内容にします。


現在頂いたメールは2通ありますが、今回はそのうちの1通についてのアンサーエントリーにしたいと思っています。

直接メールの文面を公開することはいたしませんし、当然プライバシーも尊重いたします。そのため、どうしてもブログ上では一般的な話になりますが、ご了承下さい。
もちろん、メールをくれた方には別途詳細なお答えを返信させて頂きます。



今回質問してくれた方は、大学三年生の女性の方のようです。
いくつかインターンシップに応募したものの、全て書類選考で落とされてしまったとのことです。
本人としては内容に自信があったため、やはり学歴で切られてしまったのではないかと考えて、今回質問をしてくれたようです。



学歴は・・・やっぱり気になりますよね。

ですが、こればかりは業界や企業によると思います。
一般的にはどうしても人気のある業界、企業は学歴をある程度見ているような印象はありますね。
もちろん、ファッションやアパレルなど特殊な業界は別です。


採用活動は企業側にとっても非常に大きな負担になります。どんなにキレイ事を言っても、提出書類全てを一つ一つ丹念に読むのはかなりの労力と時間を必要としますし、面接となれば言わずもがなでしょう。

そう言った意味では、就活生をふるいにかけるフィルターの一つとして、存在していることは間違いないと思います。


現実的な意見をもう一つ挙げれば、企業の採用実績は様々な場面で公表されることになります。
そこで、あまり有名ではない大学の学生ばかりとっている会社Aと、いわゆるエリート大学の学生ばかりとっている会社Bでは、例え業績や規模が同程度でも、世間から見た印象はずいぶんと違うと思います。
ましてや、有名大学のほうがOBが多方面で活躍している傾向にありますから、人脈的な部分でも・・・少し差が出てきてしまうでしょう。


ちょっと趣向の違った面白い意見として、こんなものがあります。

兼ねてから学歴で採用している(毎年大学のランクでだいたいの人数が決まっている)と評判の企業の人事に、ある学生が「学歴採用はどうなんだ?」とクレームをつけたそうです。

すると人事は少し考えて、こう言ったそうです。
「別にいいけれど、全く学歴を見ないで採用すれば、今まで以上に一流大学の学生しか内定しなくなると思うよ。」

なにが言いたいのかというと、優秀なやつはやっぱりいい大学に行っている傾向が強いよってことです。


以上の話を踏まえても、学歴が就活に関係無いとは言えないと思います。
もう少しなまなましい内容も知っていますが、どうしても具体的な大学の名前が出てくるので、これ以上は避けます。知りたい方は個別に質問して下さい。



ただ、学歴が関係すると言っても、それで100%決まるわけではないですよ。(当然例外もありますが・・・。)


要は自分次第です。
学歴でアウトだと思っている人は、その時点でアウトなのでしょう。


少なくとも、自分の周りで大企業や一流企業に内定している人間は、そんなことは気にしてなかったと思います。
出来ることをやるだけやれば、そんなこと気にならなくなりますよ。


私の場合は、秋くらいからだんだんと気にしなくなっていきましたね。
意外とそんなものです。
どちらにしても、もう引き返せないのですから、与えられた条件で最大限努力をするしかないんです。
最大限の努力をした人間は、仮にダメだったとしても、絶対に後悔はしません。


学歴に関しての私の考えはこんな感じです。
ご質問本当にありがとうございました。



就職活動の思い出 その2

2008-09-20 19:53:18 | 戯言

長い時間途切れるとグダグダになりそうなので、今回も引き続きインターンの体験談です。



⇒前回からの続き

さて、不安ばかりが募る中グループワークに臨んだ俺たち。
テーマは我々が考える新たなビジネスの提案をするというものだった。


まぁ新たなビジネスの提案とカンタンに言っても、すぐに出来るわけが無い。素人の我々があっという間に良い案を出してしまったら、それはそれで問題だろう。


早速リーダーのNくんのもと、ミーティングが始まった。

Nくん「では・・・早速はじめたいと思います(笑)なにか良い案がある人いませんか?(笑)」

俺:(・・・えらくご機嫌だな。単純すぎるだろ。)


それもそのはず、Nくんの独断と偏見と他のグループ全員の自分じゃなければ誰でもいいという意見により、Sさんは半ば強引に副リーダーに任命されていて、書記ということで隣に座っていた。

余談だが、就活において副リーダーという存在を見たのは最初であり最後だった。
仕事としては大したものではなかったけれど、リーダーのテンションを大きく左右するという意味ではその存在価値は大きい。


そのおかげで俺はHさんの隣に移動することが出来、内々定がほぼ内定となった。

俺:(これで話し相手が出来た。ちょっと安心。)


Hさんは予想通り話しやすい雰囲気の人で、すぐ話せるようになった。
こういう人がいるとマジで助かる。
それに隣の同じ大学の?さんとも普通に会話できるようになった。名前は分からないけど。

ここまでくると、俺もだいぶ余裕が出てくる。
右をみればNくんとSさんが並んで座っているのだが、こうやって見てみるとなかなか良いのではないかと思うようになった。根拠は無い。しいて言えば面白そうだから。


Nくんはいかにも理系といった感じの雰囲気だ。体型・身長共に普通で、服装もまぁまぁ気にかけているといった感じである。真面目そうだし、不器用そうだ。少し頑張りすぎてる感がするのはそのせいかもしれない。まぁ根は悪いやつではなさそうだ。

Sさんは前回の通り、いかにもって感じのお嬢様。声も小さくて言葉遣いも丁寧だ。ちょっとした仕草がまた様になっている。こういう表現は差別といわれるかもしれないけれど、営業よりは事務という感じだ。


俺:(うんうん、この二人なかなかよい。グループワークだけじゃ退屈だしな。)


そんなことを考えているうち、グループのみんながそれぞれの考えを順番に発表することになった。もちろん俺はまだ何も考えていない。



?さん「私は、銀行とクレジットカードが合体したのがあったらいいと思うなぁ。」

Yさん「スイカとカードが一緒にあったらいいよね。」

Hさん「学生用って感じで、学生証とかと一緒になってるのがあったら便利じゃない?」

一同同意。

俺:(・・・全部却下だな。全て既に存在している。俺も持ってるし。)


Sさん「自分の好きなデザインに出来たらいいよね。」

一同同意。

俺:(それはアリかも。確かに新しい。)


Nくん「幼稚園児とかにも広めたいよね」

一部のみ同意。

俺:(いや、全然。)


Nくん「Convallariaくんはどう?」

俺「えーと、俺は・・・」
俺は自分の意見を発表した。俺の意見は老人に目をつけた内容だった。

一同同意。


Nくん「いいね(笑)じゃあそれでいこうかー。」

俺「え?いいんですか?」
俺:(即決かよ(笑)幼稚園はどこへいった)

Yさん「それいいと思う!」
一同「いいよー」

俺:(もう少し頑張れよN・・・。それにしてもYさんのあのオーラは一体・・・?)

大学は忘れたが、Yさんはすごいオーラを持った人だった。何らかの分野で秀でた人なのだろうと思った。


まぁ、何はともあれグループのプランは無事決まった。
あとはそれをプレゼンのために模造紙にまとめて、発表の順番を決めるという作業だ。



人事『ペットボトルの水をご用意しましたので、各班で取りに来てくださいー。』
俺はすぐに反応した。
俺「あっ、俺いってくるよ。」

Hさん「私もいきます。」


水を受け取るためにテーブルを離れたとき、Hさんと話をした。

俺「いやー・・・きついですね」
Hさん「リーダーすごい頑張ってますねー」

俺「そうですね。」
Hさん「・・・やっぱり気づいてます?」

俺「まぁ・・・ねぇ(笑)」
Hさん「・・・(笑)」


こんな感じの話をしたような記憶がある。


⇒次回に続く




・・・終わりませんね、次はいったん休憩も含めてメールの回答にしますので、今回よりかはきっとみなさんのお役に立てると思います。



就職活動の思い出 

2008-09-20 00:53:18 | 戯言

今回は頂いた質問メールの答えを考えつつということで、あまり難しい内容にするのはやめます。
そこで、就活の思い出話を適当かつありのままに書くことにします。正直みなさんに直接役立つ内容ではないので、今回は無視しても全くオッケーです。

今回は私が参加した中で最も疲れたと感じたインターンの話です。
読みやすいよう言葉遣い等も忠実に再現しています。




今からちょうど一年ほど前、一週間のインターンが無事終わって少し経った頃、某金融系企業の1dayインターンに参加した。

グループワークというひどくありがちなプログラムで、1つのグループが7~8人程度いただろうか。確か俺のグループは8人だった。


まぁ参加者は抽選で選ばれているということもあって、能力等は関係なく色々な大学から色々な人が集まってきていた。


人事『みなさんこんにちは。本日は雨のところ(以下略)。では、グループの方と自己紹介をして下さい。』

俺:(だりぃな。というかウチのグループ2人しか男いない・・・。隣のグループはその逆だし、ちょっと段取り悪いだろ・・・。内定者なんのために誘導してたんだよ・・・。)

そんなことを思いながら、グループのみんなが自己紹介をしているのを愛想笑いしながら適当に流していた。
ところが、あるメンバーの番になると面白いことが起きた。


Sさん「G大学のSです。趣味は料理です。サークルは天体観測とサイクリングのサークルに入っています。金融の知識とか全く無くて不安ですが、今日はよろしくお願いします。」

第一印象としては、色白かつ大人しそうで上品そうだ。まぁ大学のイメージそのままだった。黒髪ショート、背も大きくは無く華奢だった。
緊張していたからか、若干声がうわずっていた。


すると、何を思ったか俺の隣にいたH大学Nくんが・・・

Nくん「だーいじょぶ!オレ金融ならイケるから、オレに聞いて!(笑)」

Sさん「(笑顔で)ありがとう」
一同「すごーい。これでウチの班優勝できるね(笑)」

俺:(ほぅ・・・。いやちょっと待て(笑)お前さっき理系だと言ってなかったか?まぁそれは良しとしてもだ、急にテンション上がりすぎだろ。常識的に考えて。まぁでも・・・退屈しのぎにはなりそうだ。)


そんなこんなで、俺の番が来た。そこで俺は良心から一計を案じた。

俺「C大学のConvallariaと言います。今日はよろしくお願いします。えー、僕も金融の知識はあんまりなくて不安ですが、頑張ります。」
(とりあえずここでは黙っていよう。Nくんがああ言ってる以上、花を持たせてあげるのも悪くない。なんせ経済学部&金融第一志望&大手金融インターン経験者という俺の金融マニアとも思われかねない経歴を明かせば、間違いなくNくんの立場は一瞬で消し飛ぶ。ここは穏やかにいこう。)


Nくんは満足げに俺を見ている。
俺:(感謝してくれよ。ただSさん以外の自己紹介にも少しはリアクションしてやれ)


だがそこで一つ些細な事件が発生した。



俺がSさんに褒められた。まぁお世辞だろう。

俺「え・・・そうですか?(照)」

もちろんみんなの前で女の子に褒められれば男は誰だって嬉しい。
俺は照れ隠しにSさんを逆に褒めた。


ここまでは非常に自然な流れだ。
だがここでNくんが全力を発揮した。事務的かつ目が笑っていない。

Nくんは容赦なく嫌味とも取れる言葉を俺に浴びせてくる。

俺「いやいや(苦笑)」
俺:(あーあ。こいつ若干マジだな。というかSさんも余計なこと言わないでくれ・・・。このグループ、というかNくんめんどくさいだろ・・・。何しに来てるんだ・・・。)


向かいに座っていたM大学のHさんと目が合った。なんとなく考えていることは同じような気がした。俺の中で今日はHさんと作業することが内々定した。


隣では偶然俺と同じ大学の?さんが「頑張ろうね!」と本気で優勝を狙っている。あれ?やべ・・・名前何だっけ・・・。

しかし自己紹介が終わったばかりのこの場で名前を聞きなおすのはまずい。やる気があるのかどうか、そもそも良識を疑われる。

かといって反対側にいるNくんにこっそり聞くのもあまり気が進まない。何より聞いてるのがバレたら非常にまずい。
それに万が一グループリーダーであるNくんも分からなかったらもっとまずいだろう。

・・・結局分からないまま強引に押し切ることにした。



普段からもともと高くもない俺のテンションはゼロ以下まで更に下がった。
先行きにかなりの不安を覚えつつも、俺たちは早々とグループワークに取り組むことになった。


・・・ちなみにグループワークに不可欠なリーダーはNくんが全力で引き受けて即決した。
俺は俺じゃなきゃ誰でも良かったし、他のグループメンバーももちろんそう思っていたと思う。今回に限らずだが、Nくんみたいなのが一人いると助かる。


⇒次回に続く。



これ軽い気持ちで始めましたが、予想以上に長くなりそうです・・・。

まさか・・・

2008-09-19 02:52:42 | 連絡事項

正直、少し驚きました。


何かといいますと、実は数日前から、ブログの自己紹介の欄にメールアドレスをこっそりと載せておきました。

まぁ、どこにでもありがちなご質問・ご意見用ですね。忘れてたなんてことはないですよ。ええ。


「どーせこないだろ。常識的に考えて。」と思いつつ先ほどメールチェックをしてみたところ・・・なんと受信メールがありました。
しかも2通も。


てっきり知り合いからだと思っていましたが、それぞれのメールを読む限りどうやら違うようです。


内容は両方とも質問です。
いえ、すごくいいことだと思います。また取り上げますが、こうやって自分から質問することはとても大切です。
許可さえいただければ、Q&Aという形でブログ上で公表させてもらおうかなと思っています。
そうすれば私もネタに思い悩まなくて済(以下略)



・・・それにしても、色々予想以上で驚いています。


当初はサークル関係で好き勝手かつこぢんまりとやるつもりでしたが、今回の件やアクセス数を見る限り日々かなり多くの方が見てくださっているようです。

しかも、毎日必ず一定のアクセス数以上はあるので、どうやら定期的に見てくださっている人も少なくないようです。


なんと言いますか・・・ありがとうございます。こんなのでよろしければ。


こうなるとますます言葉遣いや内容に気を使わなければいけません。
そしてそれ以上にしっかりと更新をしていかなければいけませんね(笑)


就活は情報戦?

2008-09-18 01:24:57 | 就職活動 一般

今日丸の内の某本屋で立ち読みをしていたところ・・・

『就活はとにかく情報が命』

『情報弱者は内定が取れない』

だなんて、就活本に出てくる先輩の体験談コーナーに書いてありましたが・・・。



大丈夫です。あれ、ウソですよ。
情報をたくさん集めれば内定できるほど甘くは無いです。

情報不足で落ちたと言う人間は、おそらく情報があっても落ちています。
情報程度で合否は左右されません。所詮はその程度のものです。



確かに最低限の情報を入手する必要はあります。
(「最低限の情報」というのは、普通に就活して企業のHPやセミナー等に出席していれば得られる範囲の情報です。)

しかし、ある程度以上の知識・情報など内定には不要です。


むしろ情報が高度になればなるほど、正しい情報を選別する能力も求められるようになってきます。
そして悲しいことに、実際にその業界や会社に入ってみないと分からないこともたくさんあるんです。
情報ばかりに固執していると、いいことはありません。


逆に言えば最低限の情報のみで、内定する人間はいくらでも内定します。


それはなぜか?


情報を「材料」として見ているからです。
内定が取れる人間は、自分が得た情報を自分なりに分析・加工して活用しています。

(実はもう一つ、ある情報からそれを更に発展させていくこともあるんですが、それはまた今度。)


志望動機一つにしても・・・

「御社の△△な部分・特徴は、(⇒“最低限”の会社の情報)

 御社の○○な姿勢が感じられ、(⇒自分なりに分析・加工)

 それは私の××という考えと合致します。」


というのと、


「私は御社の◎◎が非常にすばらしいと思い、(⇒レアな会社情報)
 
 御社に魅力を感じています。」



この二つだったら、どちらが評価が高いと思いますか?



前者は情報自体は一般的なものでも、それを「材料」に自分なりに考えて志望動機を作っています。その思考プロセスの中に、その人の様々な個性(考え方、価値観、主張などあらゆるもの)が見え隠れするわけです。
その上、なぜ自分がその会社を志望しているのか論理的かつしっかりと説明できています。
オマケにその会社のために真剣に考えているという熱意まで相手に伝わります。


それに比べて後者はどうでしょう?
確かに情報はレベルの高いものです。集めるのにはそれはそれは苦労したかもしれません。
ですが、それって調べさえすれば誰でも話せませんか?後者にはその人の人間性が無いに等しい。
なぜすばらしいのか、なぜ魅力に感じるのか全く伝わりません。

『ふぅん、よく調べたね。お疲れさま。』で終わります。いや、マジで。



これが情報の落とし穴です。

自分は他の人が知らないようなレア情報を持っているから、これがあれば有利だろうという安易な考えをもたらします。

「他人は持っていない情報」を過信して、肝心なことを飛ばしてしまうんですね。
これだけは気をつけましょう。情報はあくまで材料です。



カンタンに言えば、
普通の食材でも丹念に作ったカレーを食べるのと、最高級食材の牛肉・たまねぎ・じゃがいも・にんじんを生で食べるのどっちがいい?
ってことです。




ただし。

内定のためではなく、もっと大局的な意味で言えば、情報を集めることはとても大切なことです。
あくまで今回は、内定という観点から見た情報です。


それだけは間違えないようにして下さい。

勝つ理由が無ければ負ける

2008-09-16 00:32:09 | 就職活動 一般

楽天イーグルスの野村監督の言葉に、以下のようなものがあります。


『勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。』


負けてしまうときは、必ず原因・理由が存在するということでしょう。
非常に深い言葉だと思います。
データに基づいたID野球を徹底する野村監督らしい言葉とも言えますね。


これからみなさんは様々な場面で選考を受けることになります。
そこでもし万が一落ちてしまったら、しっかりと原因を考えて、次に生かすようにして下さい。


一度負けグセがついてしまうと、なかなか抜けないと聞きます。


「落ちること、落とされることは恥ずかしいこと」という認識を必ず持つことです。
落ちて当たり前なのではなくて、受かって当たり前と考えましょう。
落ちても納得するのではなくて、悔しがりましょう。

「次は絶対に負けない」という気持ちが一番大切です。


特にエントリーシート落ちは、『あなたには会う価値もありません』と会社から言われているようなものです。
どこが悪かったのか、相手に本当に伝わっていたのか、しっかりと見直すことが大切です。



ちなみに、私が常に意識していたのは以下の言葉です。


「勝つ理由が無ければ負ける」


自分には取り立てて恵まれた才や能力もなければ、学歴も今ひとつ。
そんな中で何千、何万ものライバルとごくわずかな内定を奪い合うわけです。特に大手や一流企業では、すさまじい競争でしょう。

就活にドローはありません。正確に言えば、ドローでは負けです。次に進むには、勝つしかない。
では勝つには何が必要か?それは周囲とは違った「何か」です。

決して運などあてにはしないように。そこまで甘くはありません。
周囲と比べて「普通」以下では必ず負けます。

勝つ理由が無ければ、負けるんです。


ではそのためにはどうすればいいのか?

自己分析、業界研究や企業分析、SPI準備などはやって当たり前です。個人差はありますが、それだけでは「普通」です。
そしてOB訪問やインターン、セミナーなどに実際に参加して、自分の足で情報を集めましょう。

さらにその上で、それらを生かして他人とは違った光るものをもつようにしましょう。
それは別にスキルや知識、資格などではなくて、みなさん一人一人が持つ自分だけの考え方や価値観などで充分だと思います。
それを志望動機や自己PRなど、ESや面接でアピールするわけです。



今回は少し厳しい内容になってしまいました。

余談ですが、米証券大手Lehman Brothersがとうとうつぶれてしまいましたね・・・。
今後一層金融業界は荒れてくるかもしれません。

日本にも影響があるかもしれませんが、逆に考えればサブプライムの影響が軽微な日系金融機関にとってはチャンスでもあります。どこの企業がどう行動にでるのか、気になるところです。



さらに本当にどうでもいいんですが、今化粧品(確かprimavistaとかいう商品)のCMに出ている菅野美穂と井川遥、すごくキレイじゃないですか?

テレビを見てて「キレイだなー」と素直に思ったのは久しぶりでした(笑)


社会人と話そう

2008-09-13 22:57:52 | 就職活動 一般

就職活動をしていると、当然いろいろと将来について考えることが多くなってきます。

就職する会社を選ぶということは、自分の将来の生活、ひいては人生について一つの選択をするということですから。


ですが、重大な選択ゆえに迷うのも当然です。
今の時点で「私はこれがやりたい!この会社に入りたい!」という確固たるものを持った人というのは少ないと思いますし、仮に持っていたとしても、その仕事や会社が本当に自分の想像通りなのかどうかはなかなか分かりづらいものです。

もっと言えば、そもそも仕事や会社以前に、自分の価値観が固まっていなければ、納得のいく仕事・会社選びは出来ません。


「そのために自己分析をするんだろ?」と言われてしまえばそれまでです。
ですが、私はただじっと考えているだけではなくて、実際に社会の第一線で働いている人と話すことが非常に大切だと考えています。


OB訪問がベストではありますが、まだこの時期では敷居が高いと思いますし、不安だと思います。
近々OB訪問についても具体的なやり方やコツをまとめてようと思っていますので、お楽しみに(笑)


そこでまず第一歩としてオススメなのが、親(親戚)です。
自分とは全く違った業種・仕事であっても、一度就職について、仕事について、真剣に話をしてみる価値はあると思います。

私の場合、自分の社会に対する考えの「甘さ」に気づかされました。


誤解して欲しくないのが、「親にアドバイスを求めた方がいい」と言っているワケではないですよ。
ただ単に、一度実際に働いている社会人の先輩として、真剣に話をしてみるということです。
自分の考えをぶつけてみてもいいですし、親の価値観や考え方を客観的に見てみるのもいいです。とにかく一人の社会人として、何でも話をしてみて下さい。


社会の現実を知るという意味でも大切ですが、何より様々な価値観や考え方に触れることが、シュウカツにおいては非常に大切になります。
自分とは違う価値観や考え方に触れれば触れるほど、自分自身の価値観や考え方もまた、固まってきたり変わったりするからです。


一番身近な親との会話にも、意外な発見があるかもしれません。
それに、こんな機会はあまりないと思います。どんな形であれ、無駄にはならないと思いますよ。



今回の内容は本当はもう少し早く掲載するつもりでしたが、個人的な事情により遅くなってしまいました。

それ(個人的な事情)は非常につらい選択でしたが、仕方の無いことだと思いますし、後悔はしていません。これで良かったと思います。



余談ですがちょうど一年前の今日、インターンシップに取り組んでいたのだと思うと、一年は早いなぁと感じます(笑)