月の裏から デジタルアート便り

デジタルアートの時代。写真と造形で「虚構の真実」を
  月の裏側は見えないけどあるんだよ。(金子みすず)

月裏画報ストーリー17-181.

2017-05-30 10:59:02 | デジタル絵画
◆同姓同名
 ナース 、「山本二郎さん、診察室へどうぞ」
 先生・「あなたが山本二郎さんですか、同姓同名ですな」
 患者・「ところで,先生、心臓の病状と寿命のほうは??」
 先生・「そうですね、今週いっぱいが限度でしょう」
     まあ、来週 もう一度、来てみてください」
 患者・「来週??……」

 次の週 
 患者 「山本先生は?」
 ナース「昨夜お帰りの途中に心臓発作でお亡くなりになりました」
     なんでも貴方のカルテがカバンの中にあったそうですよ」
         (天才ピンボケ)

月裏画報ストーリー17-177-1

2017-05-28 11:10:02 | デジタル絵画
◆青い鳥(童謡シャボン玉)
 青い鳥飛んだ
 屋根までとんだ
 屋根まで飛んで
 壊れてきえた

 青い鳥飛んだ
 山までとんだ
 山までとんで
 彼方に消えた

 青い鳥飛ばそ
 何度もとばそ
 夢見てとばそ
 風かぜふくな
(天才ピンボケ)

月裏画報ストーリー17-178.

2017-05-27 10:58:21 | デジタル絵画
◆羽衣(昔語り・はごろも)
 バーバは川で洗濯をしてました、すると
 浮きつ沈つ、汚れ衣が流れつく
 「ついでだから洗いましょう」
 バーバはしっかり洗って家に持ち帰り
 日なたに干して夕飯の支度。

 衣はすっかり乾いて見事な羽衣
 
 柴刈りから帰ってきたジージがそれを見る
 「これはたまげた、なんと見事な羽衣よ!」
 そして思案のしどころ明日の飯

 「これを市で売って 悠々自適!フフ」
 ジージがそれに手を触れようとした、その時
 どこからか?乙姫がサッとその羽衣まとい
  フワリ・フワリ……
 「ありがとう御座いました」

 飛天の空に静かに流れる天ノ川
   (天才ピンボケ)