ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼－１１

「クランク」と「クランクケース」が分離出来たら、今度は「クランク」から「クランクベアリング」を抜きます。

ギヤプーラー等の工具が有ると作業が楽ですが、

ない場合は、－ドライバ　や　タガネ　等を使って抜き取ります。

写真は　両側のベアリングを外したところです。

外したベアリングを確認したところ、右側のベアリングが逝っていました。

この状態だと、かなり大きな「ごろごろ」音がしていたと思われるのだが・・・aru氏　どうですた？

分解作業　はここまで。

この後は「ガスケット」等の部品を発注し、納品されてから組み立て作業となります。

その作業レポートは　また次回・・・・まぁ分解と逆の手順ってだけですがね

ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼－１０

さて、いよいよ「クランクケース」を分割します。

本来なら「クランクケースセパレートツール」
という「特殊工具」を使って作業するのですが・・・・

以前の作業で破損したままなっていたので、今回は使用できません・・・

無い物はしかたないので、まずは「プラハン」で「クランクケース」を軽く叩き

ミッション側を少し割っておきます。

その後、「クランクギヤ」側の端に　アルミ材等で”当てモノ”　をして

ハンマー で 叩きます
ネジ山　を潰さない様に気おつけながら　叩き続けます。

様子を確認しながら強打を続けると・・・・

バッコン 　「クランクケース」が分割します。

「ミッション」の部品を片側の「クランクケース」と共に外します。

「ワッシャー」や「シフトフォーク」が脱落しない様にまとめておき、

もう片方の「クランクケース」から同様のやり方で「クランク」を外します。(写真)

その１１へ

ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼－９

「クランクケース」を分割する前に「クランクシール」の状態を確認して置きます。

写真で解ると思いますが、混合ガスが抜けて垂れた痕跡が有ります。

その１０へ

ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼－８

「ジェネレータコイル」が外れ、「左クランクシール」が見えます。(写真)

この状態にして、「クランクケース」の合わせボルトが全て確認できます。

「クランクケースボルト」を全て外します。

その９へ

ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼－７

「ローター」を外すと「ジェネレータコイル」が出てきます。(写真)

＋ビス３本で止まっているので、これお外します。

この時、ニュートラルスイッチのギボシを抜いておく事と、

「ローター」の位置決め「半月キー」を外し、失くさない様にする事。

その８へ

ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼－６

「クランクドライブギヤ」まで外れたら、左側の「ローター」を外します。

「ローター」の中心に特殊工具のロータープーラーを取り付け、(写真)

「ローター」を外します。

その７へ

ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼－５

次は、「クランク右端ナット」(Ｍ１４、２２mm角)と「ドライブギヤ」を外します。

「クランクナット」はかなりのトルクで締まっているので

「ローターホルダー」でしっかり「クランクシャフト」を押さえて、２２－２４のメガネで

気合お入れて外します。

写真は「ナット」と「ギヤ」を外したところ。

その６へ

ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼ー４

「クラッチASSY」を外すと、その奥の「ギヤ類」が見えます。(写真)

これらの「ギヤ」は「サークリップ」と「薄いワッシャー」でシャフトの止まっているので、

「キックシャフト」も含め外します。

その５へ

ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼ー３

続いて「エンジン右カバー」を「ウォーターポンプ」「クラッチカバー」と一緒に外します。

「クラッチASSY」が見えます。(写真)

「クラッチASSY」の中心に有る「プレッシャーロッド」と「ロッドベアリング」を外し

「ローターホルダー」で「クランク」の回転を押さえながら

「クラッチハブ固定ナット」
を外し、「クラッチASSY」を外します。

その４へ

ＫＤＸ２００ＳＲ エンジン修理依頼ー２

さっそく作業開始

まずエンジン左の「ジェネレータカバー」を外します。
「ローター」が露出します、これに特殊工具のローターホルダを咬ませます。

工具で「ローター」を回らない様に押さえ、「クランクシャフト」の左端の「ローター固定ナット」
Ｍ１０の１７mm角を外します。(写真)

その３へ