「てぇへんだ てぇへんだょ
おっ母さん」
「なんだい 朝っぱらから
騒々しいね〜」
「何が 大変なんだい」
「夏が終わっちまうょ
おっ母さん」
「やっと 朝晩涼しくなって
きたんだ イイじゃないか」
「夏より 秋の方が好きだょ」
「何言ってんだい おっ母さん
夏と言えば メロン
メロン まだ食べてないじゃ
ないか 」
「そういえば 食べてないね〜」
「そうだろ だから行ってくるょ おっ母さん」
「また どこに行くんだい」
「【トレッフェン】に
行ってくるょ」
「止めたって 行くんだから
好きにおし」
「今日も 蔦がすごいね〜」
「今日もって 来た事あるのかい おっ母さん」
「このお店が 開店した
9年ぐらい前から
知っているからね〜」
「ちょくちょく 寄せてもらっ
ているょ」
「なんだい おっ母さんも
来てるのかい」
「で 前に来た時は
何食べたんだい おっ母さん」
「キャロットケーキと
ハスカップソーダだょ」
「ハスカップソーダ
キレイな赤だろ」 「甘酸っぱくって美味しかったよ」
「ココは 本も沢山あるから
ゆっくり読書するにも
良いんだょ」
「ほら お前の事を書いた
本が あるょ」
「 『食べる女』って
おっ母さんも そうだろ」
「おっ母さん
メロンパフェだょ」
「美味しそうだね〜 どれどれ」
「おっ母さんが先に食べるのかい」
「実は 果物でメロンが
1番好きなんだょ」
「それに トレッフェンの
作るデザート類は
どれも 美味しいからね〜」
「おっ母さんも
トレッフェンのファンだったとは」
「青肉メロンに
メロン味のアイスに
メロン味のジュレって
言うのかい 全部 相まって
美味しいね〜」
「おっ母さんに 気に入って
もらって良かったょ」
「メロンパフェは 夏だけだから もう おしまいだょ」
「次は かぼちゃのパフェかな」
「おっ母さんの方が
詳しいんじゃないのかい」
「ところで この猿芝居
前回で おしまいにした筈だろ」
「そうなんだけど
意外と楽しいんだょ」
「これを 見てる方々も
どこかで密かに面白がって
いるんじゃないかな〜😁」
「何言ってるんだい
長々とバカな事書いて
笑われているだけだょ」
「おっ母さ〜ん
それを言っちゃ〜
おしめえょ〜😚」
完