余震がまだ続いていますね。
地震発生から3日
被害状況が次々と明らかになってきました。
被災地の方々には何もしてあげられませんが
すぐ協力できる事は節電ぐらいでしょうか。
小さなことですが・・・。
さて、この地域でもいろいろと被害がでました。
OB様は極力優先的に応急処置を行っていますが
危険性の高い状態のところを優先させていただいていますので
少々対応が遅れているお客様にはもう暫くお待ちいただきますよう
お願いいたします。
今回頂いた連絡事項をまとめました。
ご自分で判断する際に参考になればと思います。
・瓦屋根のズレ、落下、割れなど
平成ハウジングで新築されたOB様に被害はでませんでしたが、落下の危険性と雨水の浸入の恐れがある為、優先させていただいています。
対策はブルーシートで覆って雨の進入を防ぐ程度の応急処置をしています。
その後は瓦工事店に作業を依頼しますが、数百件という修理依頼がある事、瓦が入荷しないという現状で本復旧の目途がたっていない状態です。
今後また大きな地震があると、また被害が出る可能性がある事から、瓦屋根から、シングル葺や鉄板系の軽い屋根材に葺き替える方法もあり、日数的にも少し早まるかと思われます。
但し、資材関係の流通が麻痺しているのと、被災地優先に出荷規制がかかっている物もあるので、正確に期日は出せません。
・大屋石積などの塀の落下
大谷石の塀などは、モルタルで重なっているだけという施工が多く、大きな地震ではズレるか落下してしまいます。
車道や歩道などに落下している場合は早急に片付けるか安全な場所に移動しなければなりません。
若い方が居るところは既に移動が済んでいますが、お年寄りしか居ない家では、ずらす事すらできませんので、優先させていただいています。
今後はまた石で積み直すか、鉄筋入りのブロック塀などに替える対策となります。
5月ぐらい~の工事になる見込みです。
・玄関タイルの剥がれ
基礎の立ち上がりがコンクリートで、その上に土台があります。
ちょうどその界にタイルがまたがって貼ってあります。
コンクリートと木造の動きが異なる為に、浮いたり、剥がれたりしてしまいます。
簡単に補修ができ、構造上は全く心配は要りません。
4月ぐらいから補修を行える予定です。
・外壁タイルのひび割れ
下地の継ぎ目などが地震によって動き、タイルや目地にヒビが入ったと思われます。
下地には防水処理がなされていて、壁の中に雨水などが進入する事はありませんし、構造上の問題もありません。
4月ぐらいから補修を行える予定です。
・基礎部分のヒビや欠け
数年前の基礎は換気口といわれる四角い開口があり、その角から斜めにヒビが入る場合があります。
開口部は連続した基礎部分に比べ弱い部分で、力が加わりヒビが入るという現象になります。
補修方法はモルタルを詰める事になりますが、構造上は特に問題はありません。
最近の基礎構造は換気口が無く、基礎パッキンによる全面換気工法が主流となり、この現象はほとんど無くなりました。
まれに表面に塗った薄モルタルが剥がれたり、コンクリートの角が欠けたりという現象がありますが、モルタルの塗り直しやモルタルを詰める方法で補修します。
4月ごろから行える予定です。
・内部クロスのヒビ
下地の継ぎ目部分やドアや窓などの開口部付近、階段まわりや吹き抜け部分は揺れによりヒビが入りやすい部分となります。
年数が経っている場合は補修部分が非常に目立ってしまう事と、柄が廃番になっている事がありますので、張替えをおすすめしています。
比較的新しい家ですと、部分張替えが可能ですが、若干その部分は違いがわかります。
張替えをご希望の場合は、メーカー出荷が未定となっていまして、期日は確定できません。
部分張替え補修の場合も同様です。