洞窟や、アーチでふと見上げた時に
目の前に広がる光のカーテン。
自然が創造するアート
僕はその光景にただ、
見とれるしかないのです。
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ニュージーランドでのダイビングは比較的アーチやケーブといったサイトに遭遇する事が多い。太陽光線の気持ち・・・暖かな光が創り出す画に出会う機会も当然多くなってくる。
何か生物を探していて下ばかり見ていたり、ガイドに遅れないようにイソイソ泳いでいると見逃す人もいるかもしれないけれど。ダイビングはリラグゼーション。ゆっくり、ゆったり。光のカーテンを楽しめる気持ちを。
写真はリコリコケーブ、という世界最大級(らしい)のシーケーブ(洞窟)。入り口から奥を見ると真っ暗で、ライト要るかな、なんて思ってしまうけれど、実際結構明るい。一番奥まで行くと距離がありすぎるので適当に引き返す。
洞窟の壁面に付着した海綿のお陰で驚くほどの透明度。ランチの時間にボートがこのケーブに入るけれど、下が見えるほどキレイ。ケーブはダイビングボートが2隻軽く入ってしまうほど奥に広い。イメージ的には「かまくら」の中の様。
入り口付近はスケールのでかい岩がゴロゴロしていて、突如砂地に変わる。その変化がとても楽しい。個人的に砂地が好きなのでそこで光のカーテンをずっと眺めていても良いくらい。
軽く水中に浮かんで、自分のゆっくりとした、深い呼吸の音を聞きながら。