かわいい論

　人には物を選ぶ時など、選定基準というものがある。

私はこれまでその選定基準を

「かっこいい」「おもしろい」

などを基準にして選んで来た。


恐らくこれまでの私の男友達も、

もれなくそれらを基準にしていたように思う。


ただFUNNY THRASHのフロントマンであるYxSxK氏は違った。

全ての選定基準を

「かわいい」

で行っていた。


私はその事がとても気になっていた。


そして私はこの「かわいい」をだんだんと使いたくなってきた。



しかし実際かわいいを使いこなすのは超ムズい。


犬や猫、あるいはディズニーランドがかわいいのは

当たり前。


YxSxK氏ともなるとゴリゴリのPUNKミュージックを

聴きながら、

「この曲かわいいね」

と言っている。

その時、私は

「おっ上級者だな。」

と思う。


またYxSxK氏はかわいい判断が尋常じゃなく早い。

普通の成人男性だとどうしても戸惑ってしまう。

これは例えば、日本人がどんなに英語を習っても、

まず日本語で理解してから英語に訳すために、

どうしてもタイムロスが出てしまうのと似ていて、

YxSxK氏はかわいいを即座に判断する能力を持っている。

つまり、YxSxK氏は第一言語が「かわいい」なんだと思う。

生まれながらにしてかわいい環境にいたんだと思う。

これはすごい事だ。



一度FUNNY THRASHのスタジオ終わりで

ご飯を食べている時に、

皆でYxSxK氏に対して、

「これはかわいいか、かわいくないか？」

の質問タイムになった事がある。

そんな時にドラムのラクダが笑いながら

「雷雲（らいうん）はかわいいですか？」

というめちゃくちゃな質問をしたらYxSxK氏が

ムッとした顔をしたのを思い出す。


その時この人は本当にかわいいものが好きなんだなと痛感した。


これから私もかわいいレーベルを作れる様、

社長として精進していきたいと思いますので、

皆様応援よろしくお願いいたします。


それでは読んで頂きまして、MAZI THANKYOU!!!