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あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

36度

2016-06-23 22:57:01 | 北京の思い出
 これが日曜日の北京市内の気温。
 今週は連日の30度超えだそうな。

 確かに5月の初旬から半袖、9月くらいまでずっと半袖。
 春と秋が短く、冬は氷点下十数度。

 でも夏は意外と過ごしやすい。
 ご想像の向きも多いと思うが、湿気が非常に少なく、体の
疲れが日本とは大違い。

 日本各地で猛暑日といったニュースを聞くと、妙に乾いた
夏が懐かしくなる。



もう3年

2016-03-26 18:09:24 | 北京の思い出
 緊張した面持ちで、週末の首都国際空港(通称 北京空港)に降り立ち、5年ぶり
2度目の北京についてから早くも3年が経とうとしている。

 このブログを始めて3年が経過したということでもある。

 昨年3月末に帰国してからは、なかなか中国ネタがなく、更新もはかどらないが、
ありがたいことに読者は、どなたかが毎日ご覧になってくださっている。

改めて皆さんに感謝したい。


これまた久しぶり

2016-02-20 11:18:18 | 北京の思い出
 高知からお客様がおみえになった。
 かつて北京兵庫県人会事務局のお世話を一緒にさせていただいた
先輩が訪ねてきてくださった。

 お元気そうで、何よりであった。
 ほんの2分程度の立ち話であったが、大阪方面へのご出張も多い
と聞き、次回の兵庫県人会OB・OG会からご案内することを約し
てお別れした。

孔乙己

2016-02-11 16:08:32 | 北京の思い出
 北京赴任中、日本からわざわざ訪ねていてくれたのは、二組、合計三回の
客人来訪だった。

 家族は長女の部活や高校受験もあって一度も大陸の地を踏むこといまま、拙者の帰任となった。

 そんな貴重なひと組の皆さんと再会する機会を得た。
 亡父の知人・友人を中心に4人の人生の先輩がたと夕飯をご一緒した。
 あの料理はうまかった、云々という話になった。

 お店の名前はなんだったかな、と一人が尋ねた途端、ある方が即座に「コン イー ジー」
と中国語で返された。

 その方は、なんと、
毛沢東と握手をし、
周恩来と話した

 のだそうだ。

 国交回復より前に中国にわたっただけに、民間交流として破格の待遇を受けることもあった
ようだ。

 そんな皆さんが北京にお越しになった際に、若輩の拙者が、ご案内したのは、孔乙己酒家
(コン イー ジー ジュー ジャー)というお店。
 結構有名で、安くておいしい、かつ雰囲気も中国にしては悪くない。
 事前に聞いていたお客様の要望「紹興酒がおいしくて、それに合う料理を出すお店」に沿う
店として選んだにはそれなりのわけがあった。
  
 実は店の名前は、かの文豪、魯迅の小説の題名であり、その主人公の名前でもある。
 紹興酒が大好きな主人公が、必ず食べるのが、茴香豆(ホイ シァン ドゥ)というソラマメ
の煮物もの。このお店の名物料理でもある。
 紹興酒で長時間煮込んだ豆はやわらかくて、食べやすい。

 杭州名物の東坡肉(トンポーロー)は、日本の角煮のイメージ。
 杭州の名物料理で、このお店ではこれまた紹興酒で煮込むため、しつこさがなくさっぱりと
した仕上がりに。こちらも看板メニューだ。

 お店の予約後も確認のお電話が入ったり、直前の時間変更にも快く対応してくれるなど、接客
も中国とは思えないものだった。
 魯迅の故郷は杭州。このお店は北京を代表する杭州料理店といっても過言ではなかろう。

 日本語は全く通じないので、日本人向けのガイドにはのることはないが、個人のブログでは
何名かがレポートとされているので、検索してみてください。

タクシーの相乗り

2015-12-26 11:11:23 | 北京の思い出
 見ず知らずの人とタクシーの相乗り、など日本では考えられまい。
 まぁこれがある意味、当たり前なのが中国である。

 2014年8月の投稿で、北京市内から空港まで、中国人の女性との相乗りを
書いたが、実は、その後、出張先でもっとすごい相乗りを経験した。

(前回の相乗り記事)


 南部のある開発が遅れている州の州都でのこと。

 ホテルに配車を頼んでも30分後とか、使えない返事が返ってくるだけ。

 移動手段はタクシーくらいしかない、ホテルの前の道で探すが、これがつかまら
ない。
 「空車」を止めても、空車じゃない、乗客がいるのである。
 何台止めても同じこと。
 
 同僚と相談、察するに相乗りなんだと、行先も値段も交渉じゃなかろうかと。

 また止めてみる、行先を告げると、手を横に振って、発進。
 これを繰り返すこと3台目が、「乗れ」との合図。

 さて値段だ、50元と割と高めに言ったつもり。
 OKとのこと。
 二人分で50だぞと、念を押して乗り込む。

 どこに向かっているのか分からないが、空港を指すマークがあって、目的地付近
へ向かっていると思いきや、なんやら路地に入っていく。
 先客が右や左と、指示をして、下車。
 メーターより安めのお金を払って降りて行った。

 本線らしき道に戻り、あとは空港付近のある場所を目指す。
 ちゃんと行ってくれたし、交渉通りの50元だった。
 もちろん、先客の支払分があるので、メーターよりも安い。

 なんとか、時間に間に合った。
 よくぞ、しのげた、二人で笑った。