陽鳥?!

?好奇心と!感動をテーマに人生を歩む。

合歓の花に揚羽蝶

2024-07-12 11:41:04 | 俳句
大分河畔に咲く合歓の花です。
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烏柄杓

2024-07-04 11:53:41 | 俳句
   わたくしに烏柄杓はまかせておいて 飯島晴子
 これは遺句集(第七句集)の『平日』にある句であり、角川俳句大歳時記の例句として収載されている。
 2024年5月、私はミヤマキリシマの咲く鶴見岳に登った。山頂のところどころに出合ったカラスビシャクの花を先ずカメラに収めた。
 カラスビシャクは生家の畑の畔でよく見かけた植物であったが、こんな山頂に生育しているとは驚いた。これが飯島晴子の烏柄杓だと誰かに教えてやりたかった。
 カラスビシャクの漢名は半夏で、半夏生はこの草の生える時季をいうのである。角川俳句大歳時記を開くと「【烏柄杓】烏柄杓の花・半夏」と夏の季語にある。カラスビシャクはサトイモ科ハンゲ属の植物で別名を半夏(はんげ)、乾燥させた根茎も半夏と呼ぶ。花は小型の仏炎包で、ひものような付属体が上部に伸びる。別名は他に、ヘソクリ、ヘブスとも呼ばれる。日本の地方によりヒャクショウナカセ(百姓泣かせ:鹿児島県)、カラスノオキュウ(烏のお灸:群馬県)の方言名でも呼ばれる。別名のヘソクリは、この草が昔は漢方薬に使うため、根茎を掘って薬屋に売って小銭をためたということからきている。(参照/ Wikipedia:フリー百科事典)
 花の姿が似たものに、サトイモ科テンナンショウ属の多年草にウラシマソウ(浦島草)、マムシグサ(蝮草)、ムサシアブミ(武藏鐙)があり、同定が難しい。
 /わたくしに烏柄杓はまかせておいて/に出合ったとき、これは俳句であると言えるのであろうかと思った。普通に読み取ると、カラスビシャクは雑草として辺りに生えてくるので、この草の駆除は私に任せておいてよ、と申しているに過ぎない。そうかもしれないが、作者の想像はもっと深いところにありそうである。「烏」の名のついた植物はいろいろあるが、小さいという意味に「烏」や「雀」が使われて名付けられたものが多い。子供の頃はマムシグサやムサシアブミに出合うと恐怖感を覚えたが、カラスビシャクも嫌な花であった。この柄杓で水を汲むのはあなたにはできないでしょうと言われているような気がする。仏炎包から、上部に伸びるひものような付属体が天国を探るようにも見える。
  烏柄杓仏の国を祓ひたり  渕野陽鳥

追記:ミヤマキリシマ(深山霧島)はツツジの一種。九州各地の高山に自生する。1909年、霧島へ新婚旅行に訪れた植物学者牧野富太郎が発見して「ミヤマキリシマ」と命名した。              2024/07/04 記
  
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困惑の夏の季語「半夏生」

2024-07-01 12:58:00 | 日記
夏の季語「半夏生」とは?
【半夏生】半夏(はんげ)・半夏水(はんげみず)・半夏雨(はんげあめ)・半夏生ず(はんげしょうず):「夏/植物」
「半夏生う」で七十二候の一つ、夏至の三候。「半夏」は半夏草、烏柄杓(からしびしゃく)のことで、この草が生え始めるという意味。陽暦では七月二日頃であり、まだ梅雨が明けていないので雨が多く、この日の雨を半夏雨といい、この日降ると大雨が続くという。(角川俳句大歳時記)
ところが、カラスビシャクを「半夏」というからややこしい。

【烏柄杓】烏柄杓の花・半夏 :「夏/植物」
サトイモ科の多年草で、畑のほとりや土手、畦畔などに自生。地下に丸い球茎があり、高さは10~20センチ。細長くやわらかな三枚の葉からなり、6月頃、緑色のさやが柄の先に出て、先端に浦島草や蝮草の花に似た小さな花穂を立てる。漢名は半夏で、半夏生は、この花の生える時季をいう。(角川俳句大歳時記)


さてまた、ハンゲショウの別名の片白草(かたしろぐさ)が半夏生とも呼ぶというのである。

【片白草】半夏生草(はんげしょうそう)・半夏生(はんげしょう)・三白草(さんぱくそう) :「夏/植物」
ドクダミ科ハンゲショウ属の臭気のある多年草。別名、半夏生。低地の水辺や湿地に群生する。(以下略)(角川俳句大歳時記)

ハンゲショウ(半夏生・半化粧) Saururus chinensis
別名:カタシログサ(片白草)・ミツシロクサ(三白草)
ドクダミ科ハンゲショウ属。分布:日本の本州以南、朝鮮半島、中国、フィリピンなどと東アジアの亜熱帯性湿地に分布。太い地下茎で分布を広げる。
花期:7月。花期に葉の一部が白くなる(虫を誘うためか?)が、花が終わる頃には葉は緑に戻る。


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金魚玉

2024-06-30 23:26:50 | 俳句
 金魚玉と言えば/金魚玉とり落しなば歩道の花 波多野爽波/の句がすぐ浮かぶ。この句は金魚玉を取り落としたのではなく、取り落としたならばそうであろうと想像しているのだ。
 我が家の金魚は餌が天から降ってくると信じて安楽に暮らしている。

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風鈴

2024-06-27 23:23:51 | 俳句
総合俳句誌「俳壇」2004年7月号「今月の句(七月)」に「花鶏」俳句会から31名の俳句が所載されました。私の季題は「風鈴」、来る9月9日は母が109歳を迎えます。母は耳が遠くなりましたが、記憶力は確かで元気に暮らしています。  
 
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山法師の花

2024-06-26 22:39:20 | 
「白となる前のさみどり山法師/河野美奇」~なるほど、知らなかった。近隣のお宅に咲いていた山法師の花を撮影して、数日後に再度撮影した画像と比べてみたら花の色が全く違っていたことに気づいた。
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額の花

2024-06-25 11:48:42 | 俳句
子供の頃は、生家の古井戸の後にある山肌に額の花が咲いていた。
画像のような園芸用の額の花とは全くイメージが違う清楚な花だったと記憶する。

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梅雨晴

2024-06-22 23:23:41 | 俳句
 旧荷揚町小学校跡/江戸時代の武家屋敷跡
 2024年4月に、この跡地に複合公共施設がオープンされた。
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出目金

2024-06-20 10:43:50 | 俳句

片づけをしていたら、俳人Fさんから記念にいただいた山椒の実二粒を収めた箱が出てきました。

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俳句においでシリーズ#16 胡桃

2024-06-19 11:51:38 | 俳句

大分河畔に自生している鬼胡桃の実がたわわです。胡桃はクルミ科クルミ属の総称。日本に自生する胡桃はこの鬼胡桃の一種の実だそうです。落葉高木で高さ20~25mにも達します。英名はJapanese walnut。実は縄文時代から食用とされ、リスなどの食料としても知られています。実家の山には一本の大木が今もあり、子供の頃は実を食べていました。

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姫女苑

2024-06-18 22:37:24 | 日記

姫女苑の花に留まる揚羽蝶に大分河畔で出合いました。カラスアゲハ(雌)だと思います。

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下野草(しもつけそう)

2024-06-10 11:29:19 | 俳句
シモツケソウ(下野草)はバラ科シモツケ属の多年草。
よく似た花にシモツケ(下野)があるが、こちらはバラ科シモツケ属の落葉低木。どちらも同じ時期に咲くので見分けがつかないからややこしい。
 ↓シモツケ
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巴里祭

2024-06-07 11:00:59 | 俳句

HOTEL CONCORDE LA FAVETTE PARI 2004/7/14
この日はパリ祭であった。ホテルの30階の部屋の窓からは凱旋門やエッフェル塔が目の先に見えた。パリの街がほんのり暮れた頃に、エッフェル塔が電飾で覆われ、塔全体がまるで星の輝くような光で包まれた。日が没して暗くなったらその電飾が消えて、ほどなくすると塔の周辺から美しい花火が次々に打ち上げられた。ホテルの窓は片開きで、隙間が狭いので窓枠になんとかカメラを固定してシャッターを切った。
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母を詠む

2024-06-05 11:35:45 | 俳句
俳句の仲間で詩誌「心象」同人岡野百々の詩集「マザー」からの一篇に拙句を勝手にコラボさせていただきました。
 
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俳句においでシリーズ#15 ヒメジョオン

2024-06-03 23:42:32 | 俳句
いま大分河畔の土手を埋め尽くしている姫女苑の花です。1個体あたり47,000以上の種子をつけ、さらにその種子の寿命が35年と長いのです。
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