天気のせい。

2023-03-25 20:58:27 | 日記
1日中雨のせいにして、何もせずにテレビをつけたまま過ごしてしまった。

食事でさえ、6枚切り食パン一袋に甘夏みかん半分だけ。


しかも食パンはお皿に載せもせず焼きもせず、ただそのままの味で2回に分けて食べるという体たらく。


しかしさすがに日本の食パンメーカーだ。

そのまま食べてもほんのり甘くて以外においしい。



食パンというとある小説を思いだす。


都会暮らしのお洒落な主人公の女性が喫茶店でトーストを残したのを見て、


私ならパン一斤平気で食べれると明るく笑った若い女の子のウェイトレスが、


次の日か?テレビのニュースで彼氏に殺さたというのを知るという話。

たしかお腹には赤ちゃんがいたとかだったか…。


本の題名も作者も覚えていないのに、食パンをみると何故か時々思い出す。

なんか女の子が可哀想で…。



もうパンは全部食べちゃったから、
明日はきちんと料理をしよう思う。

ビタミン、ミネラル たんぱく質、きちんととって、

きちんと1日を過ごすつもりだ。

たとえ明日も雨でも。








WBC

2023-03-23 08:42:29 | 日記
昨日はお世話になっている大学病院で検査の日でした。

朝いちばんに出掛け10時半には終わったので、11時のバスに乗れたのですが、

テレビや自販機のある娯楽室のような所に寄ってみると、立ち見の人もいるくらい。

これは家に帰ってひとりで観るより楽しそうだな、と残ることを決めると、どんどん人が増えていって…。


呼び出しのベルが鳴ると、あ~と言いながら出ていく人とか、

苦笑いしながら横を通っていく先生とか。


さすがに声を出してということは少なかったものの、各所で拍手がおこり、

最後は特に大きな拍手となり、それぞれ解散していきました。


ヘルプマークを付けた人、脚や腕の悪い人、抗がん剤の副作用であろう頭にターバンのようなものを巻いた人…。


いろんな人と一緒に、思いがけずとてもいい時間を過ごすことができました。


きっと他の病院でも同じような光景が見られたんでしょうね。











彼女が教えてくれること

2023-03-08 08:13:26 | 日記
久しぶりに古くからの友人5人で集まった。

私と彼女だけが電車で、家の方向も一緒なので避けることもできず、

そうなるだろうと思ってはいたが、私はもっぱら聞き役で、心の中では何度もため息をついていた。

彼女は今一人暮らしで、足腰に問題があるので働くところが無いと言う。


そしてやりたいことがわからないと言う。


いくつか提案してみても、それはああで、こうで、なんで…と必ず否定から入る。

とにかく少しでもお金がかかることを嫌がる。



とにかくちょっとでも興味が湧いたら、取り敢えずやってみたら?



そろそろ聞き続けるのもしんどくなり返してみたら、


続けられるかどうか分からないのに、物を増やしたくないという。


ボランティアもいや、飲食店も絶対に嫌な客がいるから許せなくて嫌らしい。

偏食の激しい彼女は料理にも興味はない。



私はやりたいことがみつからないの。という。



友達は?近所にいないの?
と聞くとどうもいないらしい。


彼女は教育ママタイプで子供たちが幼い頃から成績がよく、それぞれがいい学校に進んだことが彼女の自慢あり、話しの隅々に登場した。


子供抜きのつき合いはないの?


私はついにいやらしい所をついてしまった。


これは私の考えなんだけど、彼女は身近な自分の交友関係を子供の学力で決めていたんではないだろうか。



そして誰もいなくなってしまった。


実のところ私達は彼女がどう育ってきたかを知っている。


両親に囲まれた豊かで安心できる家庭でなかったことは想像がつく。


私達がこんなにも長く付け会えるのは、

口には出さなくても、それぞれの事情を少なからず知っているからだ。

彼女は自分を不幸と思い、たまに私達を攻撃する。


言わないだけで私達もそれぞれどうしようもない問題を抱えているが彼女は気づかないし、

伝えたところで、自分の問題にすり替えるだろう。


こうまで言っておきながら、私は彼女が嫌いではない。


彼女は自分だなと思うからだ。
育った環境とか価値観とか、似ている所がないとは言えなくて。



こう生きると辛いのか…



そんな事を時々会う彼女に学んでいる。