向日葵のひとり言

日常の想いをつれづれなるままに・・・

新しい春・・・

2010-04-02 | 日々の想い
東京の友人から、満開になった桜の写真が届いた。
千鳥ヶ淵の桜。
ことしもまた、とても綺麗に咲き誇っていた。

5年間の経過観察を卒業して一年、きょう、先週受けた検査の結果が出た。
「異常なし」
何の心配もなく、ことしもまた、大好きな桜の季節を迎える事ができる。
発病から手術、そして5年間の経過観察でお世話になった主治医から卒業証書を渡されて早一年。
病だけでなく、私自身も卒業して、今回からお世話になることにしたのは、近所の女医さん。
主治医から離れることに、かなり心の迷いはあったのだけれど・・・。

診察日が限られていたり、移動に時間がかかったり・・・。
でも、一番の決め手となったのは、主治医と話す時間をゆっくり取って頂けない事。
何よりも対話を重視してきた主治医との関係。
闘病中は、とにかく納得が行くまで、どんな事でも主治医と話し合ってきた。
治療方針に関して、時にはぶつかる事もあったけれど、とにかく納得するまで話す事により、
どんなに辛くても耐える事ができ、主治医を信頼して全てを任せる事ができたのだ。
それだけに、主治医について病院を移った時のあまりの環境の変化に対するショックは大きく・・・。
毎回、ベテランのナースに急かされながらの定期検査。
診療以外の私語は、断固許さないというようなナースの態度に、次第に疲れ果て、
卒業証書を頂いたのをきっかけに、私自身も主治医から卒業しようと決めたのだった。
新しい主治医は、とにかく話を聞いて、わかるまで説明してくれる。
質問にも的確に答えてくれて、傍らで温かく見守ってくれているナースに、話の途中で急かされる事もない。
個人病院と、患者で待合室があふれている総合病院の違いなのだろうけれど、
気持ち的にも、ゆったりと迷いなく診療を受ける事ができた。

新しい主治医と迎えた初めての春。
ことしも間もなく、また大好きな桜に夢中になる日々がやってくる。