ヒメウズラのひな 2

1ヶ月を過ぎた頃、ケンの方が、
クワー クワーっと鳴きながら喉を膨らませ、その後にピョーイ ピョーイ と雄叫びを始めた。

胸を張ってできるだけ上に延び上がり一生懸命鳴くその姿は、成鳥で購入して来た子が鳴く時とは違い、
「あぁ…… 大人になったんだなぁ～」と感慨深く眺められた。

時々ケージを脱走しては家具の隙間に入り込み、どこに行ったのか捜索に手を焼いていると、そのうち不安になるのかどちらか一方が呼び鳴きし、相手が応え、その声で所在を知る。
集団で暮らす習性からか、普段同じケージに暮らしていなくても、脱走した子が呼び鳴きすると他の子達が応える。何だか微笑ましい。

そうこうしているうちに、また１ヶ月が過ぎたある日、メスだとふんでいたメノウも クワー クワー…… ピョーイ ピョーイ ……
景気よく雄叫び……
オスだったらしい……(涙)

(後の経験から、他の子の下に潜り込んだり、何となく大人しそうと言う印象はオスメスに関係ない。
ある程度成長したら、握った時に華奢な方がオス、肉肉していて餌もよく食べ、活発と言うか、主張の強い子はメスの場合が多いようだ……←とまた勝手に思っている(^^;) )

このペアは、ヒメウズラは人に慣れるらしいので、慣らそうとひなから買って来た。
毎日毎日一生懸命世話を焼き続けたにも関わらず、成鳥になってからは素っ気なくなってしまった。

「2羽で飼うからあまり慣れないのではないか。1羽だけ買って来て、ベタなれの子を作りたい」と思い、
約半年後にまた、例の鳥信さんより1羽、
(またまた思い込みで今度こそメスとおぼしき子を)沢山の中から厳選して購入して来た！！(^o^)v