「しゃべれども しゃべれども」

　いったいこの方はどうしてらっしゃるんでしょうか？

　早く何とか言ってきてもらわないとこちらの都合も・・・って、なんの都合だ？！

　逢えない時間も愛育ててるわけですが、さすがに寂しいので
　映画にはしっています

　まずは、先週土曜日から公開の「しゃべれどもしゃべれども」です。
　原作　佐藤多佳子さん「しゃべれどもしゃべれども」です。

　　　　　

　国分太一演じる今昔亭三つ葉、壁にぶち当たっている二つ目の落語家が
　ひょんなことから話し方教室を開くことになってしまい
　そこに集まった無愛想で口下手な十河五月（香里奈）
　大阪から引っ越してきて大阪弁でいじめられるも勝気な少年、村林優（森永悠希）
　解説の超へたな野球解説者の湯河原太一（松重豊）らと繰り広げる
　心温まるお話です。

　すごい事件も起こらなければ胸キュンもないけれど
　下町の風情にのせて人が何がきっかけで壁を乗り越えるかを
　見せてくれる作品。

　落語「火焔（かえん）太鼓」が随所に盛り込まれ
　いろんな人からリフレインされることで
　話に、絶妙なテンポが生まれています。

　そして、脇の俳優さんがいいんですよ

　師匠役の伊東四朗さんや
　祖母役の八千草薫さんが扇の要の役をして
　安定感のあるものにしています。

　絶品だったのは八千草さんの掃除なんかしながら落語の一説を語るシーン。
　もしかしたら、一番上手だったかもしれません。
　そして間の取り方が絶妙
　すごい俳優はすごい落語家にもすぐなれるってこと

　そして俳優さんたちの落語（とりわけ国分太一さんと子役の森永悠希君）は
　おそろしいまでの努力のあとがみられ、それだけでも感動。

　２０年間東京の下町ですごしていた私には
　路地や家のたたずまい、都電荒川線で涙し
　サンヒョクは永遠のあこがれ、八千草薫さんを堪能でき
　お得感いっぱいの映画でした。

　そして、見終わった後、
　なぜか、生の落語を見てみたくなる
　そんな映画でした。

　　　おススメ度☆☆


　ここのところ、かなり観ましたので一言づつ。

　「BABEL」
　　もう、これはまだの方、ぜひご覧になってください。
　　何かが起こった時（不幸）そんな中にあってもそれなりに救われる人間と
　　より不幸に向わざるをえない人のある世の中の不平等さ・・・。
　　連鎖の悲しみ・・・。
　　　おススメ度☆


　「恋愛睡眠のすすめ」
　　はっきり言ってよくわかりませんでした。。。
　　（お友達を誘ってしまい、２人で心地よい睡眠にいざなわれてしまいました）
　　きっと、筋を追うとか、何が言いたいかなんて考えちゃあダメ。
　　視覚的に訴えるものを楽しむのが正解かな？？！
　　とってもオタッキーな世界。
　　好きな人は好き。

　　よって、おススメ度　判定不能

　　＊しかし、心斎橋シネマートはとってもよかった
　　　アクセスよし、座席もゆったり、そして座席に傘いれ、バックをかけるところがありました。
　　　こんなとこ初めてです。


　「パイレーツ　オブ　カリビアン　ワールド　エンド」
　　第１作は面白かったんですが
　　第２作目と今回の３作目。
　　観るならもちろん劇場で、迫力満点の映像をどうぞ！なんですが
　　とにかく３作目は約３時間となが～い。おしり痛い
　　ジョニー・デップもオーランド・ブルームもかっこいいし、素敵なんですが
　　少々疲れるかも。。。

　　じゃあ、なんでいくねんと言われそうですが
　　これが、あの、すさまじいまでの宣伝にのせられ、
　　つい、行ってしまうんですね。。。
　　作品の出来よりいかに宣伝が大切なことか。。。

　　しかし、観る方はエンドロール絶対最後の最後まで席を立たないでくださいね。
　　もうひとつのお話が隠れていますよ

　　　おススメ度☆☆☆☆


　＜おことわり＞
　え～ッ、皆様、は
　私の勝手気まま　独断と偏見に満ち満ちた感想ですので、
　絶対、参考にしないでくださいね