ヒグランド

白泉社で漫画を描いている
漫画家 樋口橘の公式ブログです。
只今マンガParkにて「シャンピニオンの魔女」連載中

映画2本

2008年09月14日 | 映画
「闇の子供たち」と「百万円と苦虫女」を見てきました。
「赤い風船」「白い馬」は原稿中に終わってた~(ToT)残念…

ねたばれ感想あるかもなので嫌な方は
引き帰してね~↓










































「闇の子供たち」は怖かったです。
見てよかったなと思う見応えのある映画なんだけど
感想は控えておこう…
何か口汚ないことを言ってしまいそうで怖い;
子供を買う人間とかに対してね。

結構有名所な役者さんで固めてて
こういう問題提起をいろんな人に知って貰うために
有名な役者がいると間口が広くなって入りやすいのでよかったです。
けどたまに有名なあまりリアリティがフッと消える瞬間がややあって
少し残念な気分もあったけど
子供たちの演技なのか素なのかよく分かんないけど
あの存在感がなにより胸に来ました。
あの目がわすれられない。

それにしても生きてる人間をゴミ袋に入れて
ゴミに出すって………
信じられん。ありえん。
今は映画の時より取締がきびしくなって現状よくなってるみたいだけど
買う人間も売る人間も厳しく処罰されて欲しいです。
あとこの映画、オチが結構ゾッとするよね…
江口さんが爽やかさんなので途中ちょくちょくそういう
回想挟んではいたけど何か似合わないというか
少し説得力?に欠ける感じなんで
その考えは敢えて除外してたというか…(-o-;)
う~ん;何かやだなあ。
ホントやだなあ…。
元々そういう嗜好の人ということなのか
闇を覘いて闇に取り込まれた人なのか。
前者だったらぞっとするラストだ・・・;

何か色々ぐだぐだ言っちゃいましたが
映画自体が辛いきつい題材のものなので
出来の善し悪しとかじゃなく
この映画の題材であるタイや外国との実情の方に感想のベクトルが
行っちゃうんですよね…。
それだけ胸にくる映画なんで
沢山の人に見て欲しいと思いました。










「百万円と苦虫女」
関係ないけど「闇の~」で宮崎あおいちゃん、
この映画で蒼井優ちゃんで
この日の私はアオイDAYだわ…

とかたわごとは置いといて、
何だかホッコリするいい映画でしたよ(*^_^*)
大好きだな~こういう映画。
蒼井優ちゃんも柄悪い感じが余計に可愛かったし、
森山未来くんの役の至らなさも可愛かったし
なにより弟くんがよかったな~。
ナンダカンダでお姉ちゃんを軽蔑しながらも
見直すとこは見直したり、懐いたり、
素直だったり、前向きに進むあたりも何だか愛しくて
見ていて主人公と同じように彼から勇気や元気を貰えて
こんな弟欲しいなあ、と珍しいこと考えてしまいましたよ。
私の中で影の主役だよ君は。

あとオチもいい感じで
そのあとのドラマを想像したくなる余韻のあるいい終わり方でした。
家族との繋がりが希薄にみえて、
でもちゃんと家族愛はほっこり存在してるとことかもよかったな~。
いい映画でした~。

あと前にも別の映画で言ったような気もするけど
シンプルに生きるって少しあこがれる…(-□-)
私足し算な人間だからなあ…
少しは引き算覚えないと…(-_-;)