昨日も今日も・・・秋晴れのいい天気です。
秋は空気がなんだか・・さわやかです。
昨日は「お見舞いデー」でした。
ダンナの姉ちゃんが「首のヘルニア」で入院しました。
首のヘルニア!!って・・・ダンナと同じじゃん・・
あまりにも・・肩・・背中・・腕までも痛くて痺れがひどく・・
入院して安静にしましょう・・・という事で・・
見舞いに行ってみたら・・・
ベットに寝たまんま・・首の牽引をしていました。
いろいろ話しをしていて・・・ダンナと症状は同じ・・
やはり・・・こんな所で「姉弟」だなって・・
実感してしまいました。
お互い・・・やっぱり・・それなりの年なんだね~~
気をつけなきゃ!
って・・そんな会話をしながら・・・病院を後にしました・・・
次は・・先日もひとりごとに書いたけど・・
肺がんから・・脳にも転移してしまった・・・Oさん・・
本当に・・病室に向かう足取りは重かった・・・・
5階の個室・・・
昼間は・・他の個室の入り口のドアも開いた状態が多いんだけど・・
Oさんのいる部屋は・・ピシャリと閉まっていた。
面会を制限してあるので・・むやみに人は出入りしないのです。
ドアをノックするのに・・・こんなに「息」を呑むのは・・初めてだ・・
「コンコン」
「ハイッ」
中から女性の声で静かに・・短く返事が帰って来た・・
「あのっ・・Mです・・こんにちは~」
と言って・・・先に中に入ったのは・・私・・
私とダンナが挨拶した女性は??Oさんのお母さん・・
私とダンナの声でOさんは・・すぐに誰が訪ねてきたのか・・わかったみたい・・
弱弱しい声で
「なんで来るがいっ」
と言って・・パンチをするジェスチャーをしたまんま・・
その手は・・しっかりと両目を押さえてしまった・・・・
泣いている・・・・
「Oさん・・どう?しんどいん?」
泣いてはいけないと思っていたのに・・
私達の予想を超えて・・Oさんが突然と涙を流したので・・
我慢するとかじゃなく・・・ドォーーーーっと流れてしまった・・
両目を手で隠して・・唇は・・噛み締めながら震えている・・
Oさんのお母さんが
「どーーしたが?・・どーしたが?・・泣いてるの?
大丈夫!がんばって・・治そうね・・」
こんな空気にするはずじゃなかったのに・・・
涙を流しながらも・・私も・・何か喋らなきゃ
「ごめんね・・Oさん・・なんか・・吐き気とかでしんどいって聞いてたけど・・
入院しとるが・・知らんで・・・・顔・・見てこようって来たんやぜ・・・・しんどい?」
泣きながら・・首を横に振る・・
「どこか痛いん?」
泣きながら・・首を横に振る・・
その後??Oさん・・自分のお母さんにチョット怒り口調で
「何か・・お茶でも買ってこいまっ」って・・
私達は何も構わないでくださいって言ったけど・・・
Oさんが・・・「買って来い!!」って・・・
お母さんが病室から出てから・・・
「Mちゃん・・・とうちゃん(ダンナの事)・・ごめんな~・・オレ・・人前で泣いたが・・初めてや~・・誰の前でも・・涙・・見せた事なかった~・・・」
「もう・・Oさんが・・泣くから・・私まで泣いたなか~」
「うん・・そーや・・そーや」(ダンナのつぶやき・・)
Oさん・・自分の涙・・お母さんにも・・見せたくなかったんだね・・
だから・・お茶買って来い!って・・
病室を追い出したんだなっ
「ゴメンゴメン」
そう言ったまま・・・ずっと・・タオルで目を覆っている・・
Oさんの声は・・しゃがれていて・・絞り出すように喋っている・・
喋るにも力がいる様子でした・・
「Oさん!大丈夫や!泣くだけ・・元気があるんやぜ~・・」
「うん・・そーや・・そーや」(ダンナのつぶやき)
「うん」って縦に首を振るOさん・・
「吐き気だけなん?」
「うん・・」
「吐き気って・・イヤ~よね~・・・私もつわりの時・・何もかもイヤやったもん・・・・吐き気が無くなれば・・体も少しずつ・・元気になるよ」
「うん・・そーや・・そーや」(ダンナのつぶやき)
「そーなね・・」
「少しずつでも口から食べられるようになれば・・きっとみるみるうちに元気になるよ」
「うん・・そーや・・そーや」
「うん・・」
そこへ看護婦さんが点滴の様子を見に来た・・
顔をズッポリと隠す・・Oさん・・
看護婦さんが出て行ったら・・
「行ったか?」と確認して・・・
「行ったよ」
そしたら・・また顔を出す・・・
Oさんの顔は・・もともと美形なんだけど・・
色も白く・・唇の色は赤く・・とても色艶がよかった・・
目は・・涙でキラキラしていて・・・
とても綺麗に見えた・・・
「顔色いいね・・羨ましいわ~」
「でも・・痩せて・・しもーーて・・怖くて・・体重・・計れんわ」
「体重なんて・・気にしられんなっ」
「うん・・そーや・・そーや」
「前まで・・薬も飲めんだけど・・今は・・それだけが頼みの綱やとおもって・・
11錠・・・2回に分けて・・・飲んどるわ」
「そーやっ!その気持ちはだいじやね!・・ガンって・・ホンマに怖い病気やね~・・でも・・治ろう!言う気持ちは大事だから!・・がんばってやっ!」
「Mちゃん・・ありがとう・・・・・」
「しんどい時って・・弱気になりがちやけど・・気持ち・・少しでも前向きに・・いかんとね!・・」
その後・・子供の話など・・少しして・・
長居もしんどそうなので・・
「Oさん・・しんどい時に来て・・ごめんね!また・・来るわ!・・今度・・来た時は・座っておれるようになったらいいね」
「うん」・・泣きながら・・首を縦にふりました。
最後・・・言葉にならないOさんは・・
弱弱しく点滴をしていない・・左手をダンナに差し出してきた・・
ダンナは・・何も・・喋れず・・黙って握手をしました。
そして・・私にも・・手を伸ばしてきました。
握った手は・・力こそないけど・・・
確かに確かに・・・温かい・・・
本当に・・がんばってほしい
Oさんは・・・最後まで・・泣き続けたまんまでした。
静かに・・病室を出た・・私達は・・
会話のきっかけが・・・・つかめぬまま・・
駐車場まで・・・・
2人・・黙って・・歩きました。
最初に喋ったのは・・・私・・
「あんた!・・・何・・喋った?・・うん・・そーや・・そーや・・しか・・言ってないような気がする」
「うん・・・・ダメやっ・・お前・・おらんだら・・ダメやった・・」
「私・・おらんだら・・2人で泣いて終る所・・やったよ」
「ムリ・・・・・良かった・・お前おってくれて・・」
私は・・車が走り出してからなぜか・・・涙が止まらなくなりました。
拭いても拭いても・・涙が・・止まらなかった・・
Oさんが私達に見せた涙と・・真っ直ぐに天井を見たまんまの姿・・
やせ細った体・・弱弱しくか細い声を振り絞って一生懸命に話してくれた姿・・
そして・・1年前までの元気だった頃の笑顔・・・・
すべてが一気に・・私の中に飛び込んで来てしまったみたく・・
涙は拭いても拭いても・・・止まらなかった・・
少しでも・・ほんの少しでも・・何か・・逆転劇が起こってくれたら
そう・・願うばかりでした・・・
お見舞いに行って・・あんなに泣きながら・・しゃべり続けたのは
初めてでした。・・
どーか・・・神様・・・お願いよ・・・
そう願うばかりです・・・・本当に・・
秋は空気がなんだか・・さわやかです。
昨日は「お見舞いデー」でした。
ダンナの姉ちゃんが「首のヘルニア」で入院しました。
首のヘルニア!!って・・・ダンナと同じじゃん・・
あまりにも・・肩・・背中・・腕までも痛くて痺れがひどく・・
入院して安静にしましょう・・・という事で・・
見舞いに行ってみたら・・・
ベットに寝たまんま・・首の牽引をしていました。
いろいろ話しをしていて・・・ダンナと症状は同じ・・
やはり・・・こんな所で「姉弟」だなって・・
実感してしまいました。
お互い・・・やっぱり・・それなりの年なんだね~~
気をつけなきゃ!
って・・そんな会話をしながら・・・病院を後にしました・・・
次は・・先日もひとりごとに書いたけど・・
肺がんから・・脳にも転移してしまった・・・Oさん・・
本当に・・病室に向かう足取りは重かった・・・・
5階の個室・・・
昼間は・・他の個室の入り口のドアも開いた状態が多いんだけど・・
Oさんのいる部屋は・・ピシャリと閉まっていた。
面会を制限してあるので・・むやみに人は出入りしないのです。
ドアをノックするのに・・・こんなに「息」を呑むのは・・初めてだ・・
「コンコン」
「ハイッ」
中から女性の声で静かに・・短く返事が帰って来た・・
「あのっ・・Mです・・こんにちは~」
と言って・・・先に中に入ったのは・・私・・
私とダンナが挨拶した女性は??Oさんのお母さん・・
私とダンナの声でOさんは・・すぐに誰が訪ねてきたのか・・わかったみたい・・
弱弱しい声で
「なんで来るがいっ」
と言って・・パンチをするジェスチャーをしたまんま・・
その手は・・しっかりと両目を押さえてしまった・・・・
泣いている・・・・
「Oさん・・どう?しんどいん?」
泣いてはいけないと思っていたのに・・
私達の予想を超えて・・Oさんが突然と涙を流したので・・
我慢するとかじゃなく・・・ドォーーーーっと流れてしまった・・
両目を手で隠して・・唇は・・噛み締めながら震えている・・
Oさんのお母さんが
「どーーしたが?・・どーしたが?・・泣いてるの?
大丈夫!がんばって・・治そうね・・」
こんな空気にするはずじゃなかったのに・・・
涙を流しながらも・・私も・・何か喋らなきゃ
「ごめんね・・Oさん・・なんか・・吐き気とかでしんどいって聞いてたけど・・
入院しとるが・・知らんで・・・・顔・・見てこようって来たんやぜ・・・・しんどい?」
泣きながら・・首を横に振る・・
「どこか痛いん?」
泣きながら・・首を横に振る・・
その後??Oさん・・自分のお母さんにチョット怒り口調で
「何か・・お茶でも買ってこいまっ」って・・
私達は何も構わないでくださいって言ったけど・・・
Oさんが・・・「買って来い!!」って・・・
お母さんが病室から出てから・・・
「Mちゃん・・・とうちゃん(ダンナの事)・・ごめんな~・・オレ・・人前で泣いたが・・初めてや~・・誰の前でも・・涙・・見せた事なかった~・・・」
「もう・・Oさんが・・泣くから・・私まで泣いたなか~」
「うん・・そーや・・そーや」(ダンナのつぶやき・・)
Oさん・・自分の涙・・お母さんにも・・見せたくなかったんだね・・
だから・・お茶買って来い!って・・
病室を追い出したんだなっ
「ゴメンゴメン」
そう言ったまま・・・ずっと・・タオルで目を覆っている・・
Oさんの声は・・しゃがれていて・・絞り出すように喋っている・・
喋るにも力がいる様子でした・・
「Oさん!大丈夫や!泣くだけ・・元気があるんやぜ~・・」
「うん・・そーや・・そーや」(ダンナのつぶやき)
「うん」って縦に首を振るOさん・・
「吐き気だけなん?」
「うん・・」
「吐き気って・・イヤ~よね~・・・私もつわりの時・・何もかもイヤやったもん・・・・吐き気が無くなれば・・体も少しずつ・・元気になるよ」
「うん・・そーや・・そーや」(ダンナのつぶやき)
「そーなね・・」
「少しずつでも口から食べられるようになれば・・きっとみるみるうちに元気になるよ」
「うん・・そーや・・そーや」
「うん・・」
そこへ看護婦さんが点滴の様子を見に来た・・
顔をズッポリと隠す・・Oさん・・
看護婦さんが出て行ったら・・
「行ったか?」と確認して・・・
「行ったよ」
そしたら・・また顔を出す・・・
Oさんの顔は・・もともと美形なんだけど・・
色も白く・・唇の色は赤く・・とても色艶がよかった・・
目は・・涙でキラキラしていて・・・
とても綺麗に見えた・・・
「顔色いいね・・羨ましいわ~」
「でも・・痩せて・・しもーーて・・怖くて・・体重・・計れんわ」
「体重なんて・・気にしられんなっ」
「うん・・そーや・・そーや」
「前まで・・薬も飲めんだけど・・今は・・それだけが頼みの綱やとおもって・・
11錠・・・2回に分けて・・・飲んどるわ」
「そーやっ!その気持ちはだいじやね!・・ガンって・・ホンマに怖い病気やね~・・でも・・治ろう!言う気持ちは大事だから!・・がんばってやっ!」
「Mちゃん・・ありがとう・・・・・」
「しんどい時って・・弱気になりがちやけど・・気持ち・・少しでも前向きに・・いかんとね!・・」
その後・・子供の話など・・少しして・・
長居もしんどそうなので・・
「Oさん・・しんどい時に来て・・ごめんね!また・・来るわ!・・今度・・来た時は・座っておれるようになったらいいね」
「うん」・・泣きながら・・首を縦にふりました。
最後・・・言葉にならないOさんは・・
弱弱しく点滴をしていない・・左手をダンナに差し出してきた・・
ダンナは・・何も・・喋れず・・黙って握手をしました。
そして・・私にも・・手を伸ばしてきました。
握った手は・・力こそないけど・・・
確かに確かに・・・温かい・・・
本当に・・がんばってほしい
Oさんは・・・最後まで・・泣き続けたまんまでした。
静かに・・病室を出た・・私達は・・
会話のきっかけが・・・・つかめぬまま・・
駐車場まで・・・・
2人・・黙って・・歩きました。
最初に喋ったのは・・・私・・
「あんた!・・・何・・喋った?・・うん・・そーや・・そーや・・しか・・言ってないような気がする」
「うん・・・・ダメやっ・・お前・・おらんだら・・ダメやった・・」
「私・・おらんだら・・2人で泣いて終る所・・やったよ」
「ムリ・・・・・良かった・・お前おってくれて・・」
私は・・車が走り出してからなぜか・・・涙が止まらなくなりました。
拭いても拭いても・・涙が・・止まらなかった・・
Oさんが私達に見せた涙と・・真っ直ぐに天井を見たまんまの姿・・
やせ細った体・・弱弱しくか細い声を振り絞って一生懸命に話してくれた姿・・
そして・・1年前までの元気だった頃の笑顔・・・・
すべてが一気に・・私の中に飛び込んで来てしまったみたく・・
涙は拭いても拭いても・・・止まらなかった・・
少しでも・・ほんの少しでも・・何か・・逆転劇が起こってくれたら
そう・・願うばかりでした・・・
お見舞いに行って・・あんなに泣きながら・・しゃべり続けたのは
初めてでした。・・
どーか・・・神様・・・お願いよ・・・
そう願うばかりです・・・・本当に・・
やはり早いですよね。
主人の母は子宮頸がんから脳転移でした。
色んな事がだんだんと出来なくなっていきました。
食べる事・動く事・話す事・・・・
ずっと付添いましたが、「生きる・生きていく」と言
う事に関して色んな事を教えて貰いました。
身近な人で「生きたい」という気持ちと戦っている人をみるのは、本当に辛いですね。
お母様・・子宮頸がんからの転移だったんですか・・
本当に人事ではない気持ちですよね・・
ダンナの父の時に亡くなる瞬間まで傍にいたのですが・・・
本当に人が死んでいく瞬間と言うのは・・あっ!と言うまでした・・
Oさん・・まだ・・若いのです。
それが・・本当にやるせない気持ちで一杯です・・