君の名は 問う人映る モノクロの
フィルムを知るは 吾らと誰か
きみのなは とうひとうつる ものくろの
ふぃるむをしるは われらとだれか
君の名はと言えば昭和の大ヒット映画。私の目に浮かぶのはモノクロのフィルムのなかの光景です。
近頃世間では「君の名は。」という「。」がついた映画が話題と聞きました。
あの「君の名は」の名前をパロディにしたかのような映画の題名に違和感を覚えました。
いや、違和感というより、もはや反感に近いかもしれません。この映画の制作側は一体どういう意識をしているんだと堅物と言われる性分の私は憤りに近い思いを抱いてしまったのです。
松竹映画会社で臨時ボーナスが支給されたのは、あの「君の名は」がヒット時だけだったと聞いたことがあります。
一つの映画会社に対してだけでなく日本映画史に於いて大きな功績がある作品に対して一体何を考えているのかと思ってしまいますが、こう思うところは堅物といわれる性分ゆえなのでしょうね。
私や私の周辺では「君の名は」と言えば、一にも二にもこの作品。
多くの日本人にとっても「君の名は」と言えば、この作品だと思うのですが、近頃は一体どうなっているのでしょうという思いを三十一文字にしました。