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雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「ごめん、愛してる」から(2)

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ウンチェの生と死


 チャ・ムヒョクもさることながら、チャ・ムヒョクの前でだけ率直に自分の感情をぶつけられたソン・ウンチェも、実は生きながら死んでいた女だったかもしれない。

 ヒロインであるウンチェが死んでいく場面まで含めて、すべてが計算し尽され、完璧過ぎるドラマだった。それゆえ、号泣もしなかったのだが…。
 
 ラストで世界が閉じてしまうより先に展望の広がるドラマの方が好きだ。
 ソ・ジソブとイム・スジョン主演の「ごめん、愛してる」は、最後に二人とも死んでしまうと分かっていたのでこれまで手が出せないでいた。
 
 しかし、ずっと気にはしていたわけで、このドラマが長瀬智也と吉岡里帆でリメイクされると知り、俄然、関心が戻ってきた。
 このドラマはすでにトルコやタイでドラマとして、中国では映画でリメイクされているのを知った。
 こんなにリメイクされているなら、全部見て比べてみるのも悪くなさそうだ。死や悲しみのとらえ方でお国柄の違いが微妙に出てきそうだ。
 ただ、ぜんぶ見るのは大変そうだ。可能だろうか? いや、それ以前に日本語字幕がないとダメだ。制作に携わった者たちはともかく、一般のドラマや映画ファンにはいないかもしれない。

 
 ムヒョクが死んで一年後、ウンチェはムヒョクの眠るオーストラリアに向かう。死を決した旅である。
 自分の前から姿をくらましたムヒョクに、
「…私、ボケチンだからひと月も経ったら死んだ人のことは忘れられる。ひと月の間はつらいだろうけど、ひと月経ったら友だちと賑やかにお喋りできるようになるわ、きっと。だから私のことは心配しないで…」
 と話し、健気な強がりを見せたウンチェは、ムヒョクが死んだ後、自分の死の準備に入る。
 心臓の手術をすませたユンの健康の快復に尽力し、周囲の平穏な生活に溶け込んで過ごした。そして誰もがムヒョクのことを省みなくなった頃、ウンチェはひっそり一人でオーストラリアに旅立った。
 周囲の者と同じように息をして過ごして見せたが、ウンチェにとって生きながら死んでいるような日々だったんじゃないだろうか。

 
 オ・ドゥリは死んだムヒョクが自分の息子のように漠然と感じてはいる。しかし、それをじかに話すとオ・ドゥリは自分を責めて半狂乱になりかねず、ソン・デチョンやユンはそれを恐れて話せないでいる。ウンチェも話さない方がいいと止めたに違いない。
 ウンチェから「今はだめだけど、あなたが大きくなって話してもいいと思った時があったら話してあげなさい」と話を託されているのは孫にあたるガルチの気がする。




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