goo blog サービス終了のお知らせ 

雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「ピノキオ」から

English Version
한국어
这边中文版
Version Française
Versión Española
Versão Portuguesa
Deutsche Version







 イ・ジョンソク&パク・シネ主演のドラマ「ピノキオ」を見終えた。
 全20話で見たが元は16話+1話の全17話で構成されたドラマのようだ。
 全20話と全17話で分けられた話とでは、見終えた印象も多少は違ってくると思う。編集やカットはうまくされているのだろうか。
 全20話版で見て自分はよくできたドラマだと思った。
 物語は復讐をベースに社会派風な筋立てを取っている。だが、復讐の刃が巨悪に向けてストレートに挑んでいく展開とはならない。
 これを期待する視聴者は裏切られることになりそうである。
 そもそも主人公のチェ・ダルポ(キ・ハミョン)に最初からそれを求めてしまうような台本のつくりなら見る価値もない(それがゆえ、そこを補い兄役のキ・ジェミョンを配した)。

 チェ・ダルポ(イ・ジョンソク)は年も幼くして父母と死に別れてしまう。心には無実の罪を着せられた父(キ・ホサン)のことで無念の思いはある。だが、それをどうしたいとの感情までは持てなかった。
 父の無念の死と前途を悲観した母にハミョンは無理心中を強いられ、海に身を投じた。
 波間を漂っていたハミョンを救ったのは漁に出ていたチェ・コンピルだった。コンビルは助けたハミョンを実の息子が帰ってきたと思い、役所に届け出て自分の養子にしてダルポと名付けた。痴呆を装ってそうしたが、ストーリーの進行にしたがってそうでないのをチェ・イナ(パク・シネ)とダルビョンは分かってくる。
 波間を漂い助けられて九死に一生を得たダルポには、父母を悲惨な死で失い、兄とは生き別れとなった境遇が残った。過去に触れたくないダルポにとって別人として生きるのは苦ではなかった。受け入れて気持ちを楽にすることができた。

 そうしてチェ・コンピルとダルポの親子関係が馴染みだした頃、ダルビョンとイナの親子が生活に困り身を寄せてくる。曲がったことが嫌いで正義感の強いダルピョンは職場で疎まれるようになり、仕事がいやで職を辞した。都会の暮らしが嫌になり、生活にも困り、娘を連れて親を頼ったわけだった。

 イナの父ダルピョンは家族の中にあって何とも頼りない存在だが、最後まで見てくると梅干みたいな人間味と魅力が出てきた。家族に気を遣う母親のような面が感じられたからかもしれない。
 ダルピョンは温かい家族に身を包まれてるからまだいい。だが、ダルピョンのように職場(ストレス等)で孤立して仕事を辞め、家族内で身を置く場所のなくなってる父親が近頃は出てきだしてるんじゃないか…。このドラマの本題は解決を見たが、ダルピョン(本来の力を発揮できずにいる)はただそのままな気がした次第である。





<script>
(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,'script','https://www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

ga('create', 'UA-78908602-1', 'auto');
ga('send', 'pageview');
ga('create', 'UA-XXXX-X');
ga('require', 'linkid');
ga('send', 'pageview');

</script>

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「韓国ドラマ他」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事