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雨の記号(rain symbol)

秋の連続ドラマに思う

 秋は食欲の秋、芸術の秋、連続ドラマの秋、である。春から夏にかけてはスポーツが花盛りになる。その他イベントも多くなって、テレビ番組の中でドラマは影が薄くなる。そのせいか、視聴率は上がってこない印象である。
 しかし、秋に入るや趣は違ってくる。なぜか人の心はドラマの方向に向く(と僕は思っている)。思うに、秋は何かを仕込む季節かもしれぬ。食欲しかり、芸術しかり。
 春や夏はスポーツ的要素の瞬発系の表現が受け入れられる。身体のリズム、心のリズムがそうなのであろう。夏の暑さも峠を越えると、今度はそこを下ることになる。すると今まで見えなかった景色が見えるようになり、峠を上ってきた時の自分にも思いを向けるようになる。どことなく意識が体系化していってしまうのだ。
 それがドラマが視聴率を上げてくると僕は勝手に思っているが、実際はどうなのであろう。
今は一年を通し、バラエティー番組ばかり見る人や、ドラマ、クイズ番組、ニュース番組と好みが分化してきているように思われる。
 となれば、僕がここで書いていることは的外れの解釈ということかもしれない。いや、春から夏の頃、スポーツやバラエティー番組で満たされてきた者にも、秋にはぜひともドラマを見てください、と僕は願っている。ワンクール(今は二ヶ月半)の間、架空の人々の物語を一貫して追いかけることは、知らず知らず、自分の生き方をじっくり見つめる契機を作ってくれると思うのである。
 残念ながら、スポーツやバラエティー、ニュース番組にはそれはない。それはただ日々の姿をなぞっているだけだからである。
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