雨の記号(rain symbol)

ソヒョン(少女時代)の髪から







ソヒョン(少女時代)の髪から
From Seohyun's (Girls' Generation) hair



 少女時代のソヒョンが、伸びたショートヘアに変身した。
ソヒョンは11日、自身のインスタグラムにより、「太陽がギンギン。髪が長くなったソヒョン」というメッセージと共に、1枚の写真を公開した。公開された写真でソヒョンは、肩まで伸びたショートヘアで、サングラスをかけている。雪のように白い肌が視線を引きつけた。
ソヒョンはミュージカル『マンマ・ミーア』でソフィー役を演じている。
(K-POPニュースより)


 ソヒョンのこの髪は洗いざらしに見える…そのせいか初々しさを覚える。

 K-POPガールズ界からセクシーコンセプトが一掃されつつあるらしい。
 理由はセクシーで大衆的人気を得ても、CDや音源は売れなかったし、コンサート会場までファンたちを引っ張れもしなかった。つまり、セクシーコンセプトは失敗に終わってしまったらしい。


 こう書くと”セクシーコンセプトの音楽は商売にならない”となりそうだがそういうことでもない。
 いけなかったのはほとんどのガールズが”セクシー”の世界観にのめってしまったことだ。
 そのためステージから音楽のバラエティが失われてしまった。ガールズ音楽は猫も杓子も”セクシー”の歌になりパフォーマンスになり、一色になり、結果、女性特有のカラフルの持ち味まで失われてしまった。女性のステージは髪形や衣装も見どころなのに、セクシーを意識させられるとそのへんも目に入らなくなってくるほどに…
 女性の表現世界にとってセクシーは根源的な魅力の一つだ。なのでなくてはならないが、突出すると目を背けたくなるのは否定できない。
 K-POPガールズがそのコンセプトを薄めつつあるのは、突出が過ぎて損傷となってしまったからであろう。
 しかし、セクシーが女性の根源的魅力であることに違いはない。いけないのは猫も杓子もであってこれを表現するガールズがいっせいにいなくなる必要はないだろう。


 写真の洗いざらしに見えるソヒョンの髪を見てふと思った。今この時期に、セクシーコンセプトを正面から堂々と押し出してもよさそうなグループは少女時代くらいのものだ、と。
 彼女たちくらいの実績と技量を持つとセクシーをこなすなど造作もないだろう。気品あるステージにも、ユーモラスなコメディにも仕上げてファンの喝采を浴びることができそうである。
 その可能性を「Lion❤Heart 」のステージなどが示唆してくれている。
 セクシーコンセプトの撤収は未熟なセクシーの乱造が生んだ結果であろう。



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