
English Version
한국어
ライバルキム・ヨナ、浅田真央最後の「真剣勝負」
21歳の「おない年のライバル」キム・ヨナと浅田真央が2011国際氷上競技連盟(ISU)世界フィギュアスケート選手権大会で「チャンピオン」をかけて勝負をする。2006年シニア舞台でデビューした後、世界フィギュア界を両分して来た2人は、今回の大会の正面対決に、国内外外信はもちろん、ファンまで二人の選手の一挙手一投足に関心を見せている。
去年3月、イタリア・トリノ世界選手権大会以後13ケ月ぶりに会い、さらに、現在、最上に立っている二人の選手に今回の世界選手権大会は最後の対決になる可能性もあるためである。
二人の選手とも「不安要素」を抱いている中、当日、競技場でどちらがコンディション管理が上手で、ミスなく、自分の技量を発揮するのかによって、勝敗が変わる見通しだ。
(ニュース記事より)
――現在、最上に立っている二人の選手に今回の世界選手権大会は最後の対決になる可能性もある・・・
どちらかがラストステージみたいなこういう記事を読むと、今大会への関心度は高まるのだが、ひょっとしてキムヨナ、浅田真央のどちらかは致命的な故障を抱えてしまったのか、との疑念や不安を覚えてしまう。
女子フィギュア界の最高峰に立つ二人が現役を続ける限り、いつだって二人の対決は避けられないわけで、「すわーっ! どちらかは引退も近いか!?」などとついよけいなことまで考えさせられてしまうではないか。
というのもこちらが、マスコミの情報収集力、取材能力の高さを認め、時として握っている情報を出さなかったりもする、のを承知しているからだ。
二人の対決がこれで最後になる可能性は確かにある。しかし、可能性という意味では次の大会を指すことになりもする。その次の大会もだ。
もし、そんな言葉が二人の対決をことさらあおるためだけに書かれたのだとしたら、そんな必要はないと言いたい。
潜在能力の高さを語るまでもなく、持てるものをすべて発揮したら二人の優勝争いになるのは、女子フィギュアファンの多くはわかっていることだからだ。
今回の対決が二人にとって最後の戦いなどと僕は考えたくない。二人の対決がなくなったら、僕のフィギュアスケートへの興味や関心は間違いなく下がる。今はまだそうなりたくない。二人にはこれからも華麗な戦いを繰り広げ、フィギュアファンの胸を躍らせ続けていってほしい、と願っている・・・!
4月30日、キムヨナは「オマージュ・トゥ・コリア」、浅田真央は「愛の夢」でフリーに臨む。
安藤美姫はじめ、他の有力選手も優勝を狙う。各選手の演技と成り行きに注目しよう。
☆キムヨナ関連ニュース記事
【モスクワ25日=吉松忠弘】秘密のベールが解かれた。バンクーバー五輪女子金メダリストの金妍児(20=韓国)が、昨年3月の世界選手権以来、1年ぶりに実戦の舞台に戻ってきた。24日(現地時間)、本番リンクで行われた世界選手権公式練習で、初めて今季のショートプログラム(SP)「ジゼル」の全容を明かし、まったくミスのない完璧な演技で、女王の貫禄を漂わせた。4年ぶりの優勝を目指す安藤美姫(23=トヨタ自動車)も公式練習を行った。
古典バレエの傑作「ジゼル」の調べが終わると、会場の関係者から感嘆のため息が漏れた。すべての人が注視する中、金はSPの通し練習を完璧にこなした。「ちょっと氷が軟らかいと感じたけど、とてもいい雰囲気で滑れた」。五輪の時に勝るとも劣らない演技を見せつけた。
SPのジャンプは3つ。バンクーバー五輪のSP「007メドレー」の時と構成は変わらない。冒頭から高難度の連続3回転ジャンプ、続いて3回転フリップ。最後にダブルアクセル(2回転半ジャンプ)と、全く着氷が乱れることもなく、舞い降りた。スピンやステップのスピードも十分で、1年のブランクがうそのようだ。
不安があったのは、30分の練習時間の最初の10分だけ。さすがの金も緊張感を隠せなかった。2回転半ジャンプが抜けて1回転半になり「ちょっとナーバスになった」。しかしグレーのTシャツを脱ぎ、黒のタンクトップになると「その後は何の問題もなかった」と、圧巻の練習内容を披露。10本以上のジャンプを軽々とこなした。
「ジゼル」のほかに、今大会だけのために用意したプログラムは、フリーが有名な朝鮮民謡の「アリラン」だ。「多くの人が演じてきたけど、今までと違った『ジゼル』をお見せするわ」。バンクーバー五輪後、実戦から離れていた1年の思いを詰めた2つの名曲が、ついに金を世界の舞台によみがえらせる。
(日刊スポーツより)
★キム・ヨナ-浅田真央、希望を演じるライバル
フィギュアスケートのキム・ヨナと日本の浅田真央が、「国のために活躍する」という共通したテーマで世界選手権大会に出る。同い年のライバルは今シーズンの演技に「希望のメッセージ」をたくさん盛り込んだ。
キム・ヨナは今シーズンのフリースケーティング背景曲に「オマージュトゥコリア」を選んだ。「アリラン」をはじめとする伝統音楽を新たに編曲した曲だ。キム・ヨナは、「これまで声援してくれたファンに感謝の気持ちを込めたプログラム」と話した。
キム・ヨナが善戦を誓う理由はまだある。2018年冬季オリンピック招致に出た江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)に力を与えるためだ。キム・ヨナは大会が終わるとすぐに5月18~19日にスイス・ローザンヌで開かれる候補都市ブリーフィングに出席する。また、7月6日には南アフリカ・ダーバンで国際オリンピック委員会(IOC)総会の開催地選定投票に参加し平昌の冬季五輪招致を積極的に支援する予定だ。
キム・ヨナは、「平昌広報大使として世界選手権大会に参加し良い成績を出すことが助けになると考える。ここに偶然でなく『オマージュトゥコリア』を選曲することになった。色々とぴったりだ。平昌招致広報大使として出場するという考えだ。荷物がひとつ増えたが、いつになく気楽にやりたい」と念を押した。
浅田は大地震で落ち込んでいる日本に希望を伝えるために出場する。浅田は大会期間中に日本選手らとともに地震被害復興募金をする予定だ。今回の大会に出場する日本選手のジャケットには「REBIRTH JAPAN 甦れ日本!! WE ARE ALWAYS WITH YOU」というスローガンが刻まれている。5月には浅田をはじめとする日本のフィギュアスターらがチャリティ公演も実施する予定だ。浅田は26日(韓国時間)のインタビューで、立派な演技で日本の国民に力を送りたいと話していた。
(ニュース記事より)