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雨の記号(rain symbol)

「キムヨナ」戻ってこれるかフィギュア女王の道



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‘フィギュアクイーン’キム・ヨナがスイス・ローザンヌで開かれる第1回冬季ユースオリンピックの記者会見に出席するため、1日、仁川(インチョン)空港から出国した。 キム・ヨナは来年1月にオーストリア・インスブルックで開催される冬季ユースオリンピックの広報大使。
キム・ヨナは「幼い選手たちが早くからオリンピックを経験し、他の種目の選手と交流しながら楽しめるという点がうらやましい。私が幼い頃にもユースオリンピックがあればよかったと思う」とし、広報大使として初めて公式行事の舞台に立つ所感を語った。
続いて「冬季ユースオリンピックは成人大会(冬季オリンピック)ほど広く知られていない。 残りの時間、頑張って広報したい」とし「特に韓国選手がたくさん参加すればいい」と語った。
キム・ヨナは4カ月ぶりにスイス・ローザンヌを再訪問することに関し、「当時も仕事だけして帰ってきたが、今回も同じようになりそうだ」と言いながら笑った。 キム・ヨナが記者会見を行うスイス・ローザンヌは平昌2018年冬季オリンピック招致活動を行ったところ。 キム・ヨナは冬季オリンピック場所を発表したジャック・ロゲ国際オリンピック委員会(IOC)委員長とともに冬季ユースオリンピックの記者会見を行う。
キム・ヨナは最近の韓国での生活について「学校生活に集中した」とし「韓国で学校生活を送る時間がなかったので適応期間が必要。ところが周囲の人たちがいろいろと助けてくれるので、思ったよりもうまく適応している」と伝えた。
先月31日に行われたサムスン-SKの韓国シリーズ第5戦の始球式については、 「今回が3度目の始球式だったが、練習の時ほどうまくできなかったようだ」と笑顔で話した。

キム・ヨナはローザンヌで広報大使として活動した後、5日に帰国する。
(ニュース記事より)

 キムヨナは変わろうとしている。一人の人間としてか、フィギュアスケートの選手としてか、それはわからない。しかし、彼女は変わろうとしている。それを強く感じる。
「今シーズンは大会に出ません。しかし引退ではありません」
 彼女はグランプリシリーズだけでなく来年の世界選手権にも出場しない。これで今シーズンの大会はすべて欠場が決まった。
 彼女はきっぱり語った。
「五輪以降はずっと突っ走ってきたようだ。休みたいという気がした。これからどんな進路を選択するか悩む時間が必要」 
 さらに続けた。
「だけど、今シーズン大会に出場しないからといって‘引退’を意味するわけではない。今シーズンは休むが、次はどうなるか分からない。自分が‘すべて終わった’と考えるまでは引退ではない」
 
 バンクーバーですべて燃え尽きたような心境をひきずっていると思われる彼女は、どこかで気持ちを切り替えねばならないと考えていたのではあるまいか。
 オリンピックの年、昨年と、世界選手権で彼女は満足なすべりが出来なかった。昨年は準備して大会に臨んだがFSで足首を痛めてしまった。結果としては2位の成績を収めた。だが、彼女にとっては不本意な演技だったはずだ。そのような演技につながったものを技術的、体力的な問題ではなく、自分の気力や精神力の問題だったと彼女はとらえたかもしれない。もし、課題点がそこだとすれば、来年の世界選手権も決して充足を覚える結果にはつながらない、と考えたとしても不思議はない。彼女にしては信じられないようなジャンプミスもあったりしたが、そのへんは当人にだけしか理解できないところだ。
 技術、体力的には調子を維持できている。しかし、モチベーションは一向に上がってこない。いや、上がってきているはずだが、バンクーバー前の自分にあったものが今はない。それを引き出せない。気力や意欲のどこかが欠落している気分をずっと引きずっている・・・それをどうしたらいいかわからない・・・状態が続いていたのではないか。そこにはむろん「引退」という言葉も影を落としていただろう。
 そして、世界選手権までも欠場する決断を彼女は下した。
 この大会欠場について、彼女は「気持ちが軽い」と感想を述べている。
「大会に出ないだけに韓国でより多くの時間を過ごす計画。過去5年間の半分ほどは海外で過ごしたが、韓国になるべく長くいたいと思っていた。学校生活もし、公演やいろんなことでファンにたくさん会えそうだ」
 フィギュアスケートを一度視野の外に出してみることが彼女の下した結論だった。
 これはリスクの高い決断だと僕は思う。しかし同時にバンクーバー前のモチベーションを取り戻すにはこれしかないとも考える。プレッシャーの潜み続ける気持ちを一度解き放ってやる必要もあったかもしれない。
 最少限の練習は続けるようだが、そうしてリラックスした日々を続けていけば、今度は技術、体力的な課題が山積してくることになるだろう。
 彼女がやっぱりオリンピックに向かおうと決心した時、彼女の身体はそれを取り戻すことが出来るだろうか? フィギュア女王への道を戻ってこれるだろうか。
「ひとシーズンをまるごと棒にふる」キムヨナの思い切った決断である。

 ★ キム・ヨナは現地練習地のロサンゼルスに戻る代わりに、泰陵(テルン)で韓国代表選手と一緒に氷上練習をする予定だ。選手として最小限のコンディションを維持するためだ。

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