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キム・ヨナ「今年のスポーツウーマン」賞候補に
2010バンクーバー五輪金メダリストであるキム・ヨナ(20、高麗大)が昨年に続いて2年連続「今年のスポーツウーマン」候補に挙がった。
米国ニューヨークに位置する女性スポーツ財団は12日(日本時間)、キム・ヨナを含む今年のスポーツウーマン最終候補5人を発表した。
この日、発表された受賞者候補はケリー・クリーク(米国、ボーリング)、アラナ・ニコルス(米国、障害者スキー)、サンヤ・リチャード(米国、陸上)、アンナ・タニクリフ(米国、ヨット)らだ。このうち米国人ではない候補はキム・ヨナだけだ。
キム・ヨナは昨年も受賞が有力だった。しかしグランプリ第1戦と授賞式の日程が重なり授賞式出席を固辞したため受賞名簿から除外された。
(ニュース記事より)
また候補にあがったか。去年、授賞式を固辞した話は覚えている。候補に名を連ねるのはいいが、できれば今年も理由をつけて授賞式を固辞してほしい。
こんなのもらって彼女のモチベーションが下がったりしては、今後の競技生活に影響を及ぼしかねない。
フィギュアスケートはデリケートでハードなスポーツだ。そしてこの競技ほど不安定なスポーツはない。彼女は常勝のイメージをつくりだしたが、トップクラスの選手数名が入れ替わり立ち替わりでトップの表彰台に上るのがこれまでは普通だった(それはリンクの氷質になじむ争いでもあるから)。
実力がないと勝てないが、同時に氷質になじむ云々もふくめ偶然的要素にもっとも左右されるのがこの競技なのである。
常勝継続の期待を背負って現役続行を決断した彼女にとって、後回しでもいいような表彰のたぐいは、できればあんまり発生してほしくないものだ(現役を退いてもっと大きな賞をもらえばいいのだ)。
そういう恩恵にあずかって、知らず知らずモチベーションが下がり、なぜか色あせて見えるような彼女の演技だけは何としても見たくない。
ぎりぎりのモチベーションで演じるエキサイティングで華麗な演技こそ彼女の持ち味だ。それが薄れると世界選手権の惨めな演技の再現になってしまうだろう。
炭酸の抜けたビールのような切れ味乏しい演技は二度と見たくない(最高レベルに達した選手の演技を見る時、ファンの期待値も無意識に高いところに置かれているものだ)。なぜって、オリンピックで魅せたあれ以上の世界を彼女を通じてまた感じたいと思っているわけだから。今のところ、あれ以上の表現世界を実現できそうな選手は他に見当たらないわけだし・・・。