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雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「青い海の伝説」第15話④<

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韓国ドラマ「青い海の伝説」第15話④



韓国ドラマ「青い海の伝説」第15話③




★★★

― 海しか知らなくて純粋過ぎたわ。あの男が一番だと思い込んでた。
 
「分かったんじゃなくて、ただそう思い込んでただけだろ?」
「…」
「それと男前なんて…(珍しくもないのにナルシストにもほどがあるわ)俺がナルシストだとも言ってたな、おい?」
「あら、聞こえてた? あの時は腹が立ってたの。あなたが聞こえないフリをしてたからよ」  
 ジュンジェは思わずセファの方を見る。どういうことなのだ(?)、と。 
「じゃあ、その記憶も消しましょ」
「おい、おりて来るなって」
 セファはかまわず梯子を下りて来る。
「念のため、一週間分消しましょ」
 制止するのを諦めたジュンジェは言う。
「そうだ。海辺で暮らすか? それか、お前一人で南の島に行けよ。南の海は暖かくて最高だぞ。たまには俺も遊びに行くよ」
「…何もしないから一緒に寝ましょ」
「本当よ。手をつなぐだけなんだから。信じられないの?」
「ああ、信じない。まったくな」
 そう言ってジュンジェは頭から布団をかぶった。
 セファは腕を組んだ。
「(騙されないわね)」
「聞こえてるぞ。やっぱり嘘だったんだな」
「…」
「子供の夢を裏切る不良人魚め、童話を読んでご先祖様について勉強しろ」
 セファは諦めて部屋に戻ろうとする。
 後ろからジュンジェは言う。
「(一緒に寝るから)絶対に消すなよ」
 セファは喜んで振り返る。
「ええ、約束するわ」
 ジュンジェはベッドの片側を開けた。
「勘違いするなよ。心臓がちゃんと動いているか確かめるだけだ」
 ベッドに入ってきたセファをジュンジェは抱きしめる。
「問題なさそうだ」
「あなたと一緒だから」
 そうしてひと夜が過ぎた。

★★★



 秘書の報告にカン・ソヒはびっくりする。
「何ですって? アン・ジンジュの家で家政婦を?」
「はい」
 カン・ソヒは呆れる。
「どこにいるのかと思えば…灯台下暗しとはこのことね…」
 そういえば思い当たる節もある。ジンジュが差し入れてくれた料理を口にした時、夫は不思議がっていた。
「口に合わない」
「いや、美味しいよ」
 そう言ってチヒョンや自分に勧めてきたりもした。
 道理で…カン・ソヒは苦笑した。すぐに車をジンジュの家へ向かわせた。
 ジンジュはカン・ソヒの訪問を喜んだ。
「突然だから驚きましたわ。どうなさったんですか?」
「ずっと電話に出られなかったもんだから…」
「…どうぞおかけください」
 ソヒはソファに落ち着く。
「つまり…あの日のことは許してくださるのですか?」
「もちろんよ。酒飲んで酔ってただけなんだもの」
「おっほほほほ、ありがとうございます」
 カン・ソヒはちらとキッチンの方を窺う。
「飲み物でも頂けるかしら?」
「もちろんです。コーヒーでよろしいですか?」
「ええ、それで」
 ジンジュはモランを呼ぶ。
「コーヒーをお願い~。おいしく淹れてね~」
「はい」
 モランの声を聞いてソヒは蔑んだ笑みを浮かべる。
「うちに何度も差し入れてくれた料理を作ってた人よね?」
「そうです。会長のお口に合ったそうで何よりです。でも、残念です。辞めちゃうんです」
「そうなの?」
「はい。出来る人だからスカウトされて引き抜かれたのか――分からないんですけど、急に辞めると言い出したんです」
 コーヒーを淹れて運んでくる時、モランはカン・ソヒに気づいた。ソヒと目が合い、モランは立ち止まる。
「何してるの?」とジンジュ。
 モランはコーヒーを丁重に置いて立ち上がる。行こうとしたところをソヒが呼び止める。
「おばさん」
 振り返ったモランにソヒは他人面して訊ねる。
「料理がお上手なんですね」
「…」
「とてもおいしくいただいたわ」
「…」
「ここを辞めるそうですね。次が決まってないならうちへ来ませんか?」
 モランは正面を向いて訊ねる。
「本当に?」
「…」
「あんたの家に?」
 モランの言葉に驚いたジンジュはコーヒーを気管につめて咳き込んでしまう。
「あ、あなた、な、なんて口の利き方を…酒でも飲んだ? どうしたの?」
 ジンジュの言葉に耳を貸さず、モランは続ける。
「台所を使ってもいいの?」
「…」
「どうせなら寝室も使いたいわ」
「…」
「ここへ何しに来たのか知らないけど、残念だったわね」
 ジンジュは天井を睨んでいる。
「私が大人しくしてたのはすべてジュンジェのためよ。もう怖いものなんてないの」
 噂好きのジンジュはどうやら二人の因縁に気づいたようだ。
「ジンジュさん」
 シネは言う。
「ちょっと席を外して」
「はい。わ、分かりました」
 ジンジュは立ち上がる。
「お話の通り…この人は同窓生を出し抜いて夫を奪いました。追い出された前妻はどこへ行ったか分からないのだとか…」
 ジンジュはうろたえて弁解する。
「私…そこまで露骨に言ったかしら…」
 モランはジンジュを見た。
「私よ。前妻は」
 ジンジュは口に手をやる。
「この人に夫を奪われました」
「おもおも…」
 ジンジュはただただうろたえた。
 カン・ソヒが引き上げて行った後、ジンジュは自分の部屋に飛び込んだ。




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