おらみたいな田舎者の処じゃ、お盆は8月13日から15日で、これを旧盆などとと呼称するのがおかしいと感じている。都会じゃ旧盆といってるが、不思議なことに盆休みといって都会人が帰省するんだが、田舎と都会のタイムラグ?みたいなもんで、旧暦行事が生きているという日本の不思議な文化だ。
じゃ正月も・・・ってことではなく、これは世界標準に合わせて1月1日を元旦として年末年始があるんだが、旧暦の正月を祝うということはないし、休みもない。日本人ってのは新旧巧みに取り込むことができる性格なんだろう。旧暦にこだわるなら2月に旧正月や!といって勝手に休めばいいしお節に雑煮をつくればいいが、日本ではそんなことはない。中国は旧暦正月を祝う春節が全民族的に行っているので日本人の旧盆と同じなんだなと思う次第。派手だけどね。
そうやってみると国独自の暦感ってのがあってそれが民族独自の文化の維持に役立っているのかなと思う。
日本の旧暦行事の良いところはどんどん残して継続していってほしいもんだ。
日本人は西洋人・キリスト教文化ではないので日本の独自文化を守ることは日本人のアイデンティティを維持することであると思っている。
知人に毎年梅干をつくる人がいて、近所からもおばあさんが同居しているの?と思われているそうだが、それほどこの時期に梅を玄関先で干す風景など見ないからなんだろうが、自家製梅干しの良さを知っているし、その人は手作りにこだわっていて総菜系はほぼ買わないし、ケーキも自分で作るし…。
安い材料を手に入れて、例えば半端もののトマトを買ってトマトソースを作り冷凍保存したりとかする人でそういう料理を食べれるのがうらやましい限り。
そのご家庭の子は本当のおふくろの味で育っているし、子供の弁当は毎回豪華有名料亭並みの幕の内弁当で子供が学校で弁当を広げると今日は何?どんなの?とクラスメートが集まるらしい…。おらは隠れて弁当を食べた記憶しかないぞ!(笑)
我が家の子供たちは、これ美味しいね…どこのスーパーの?という家庭なので将来スーパーがないと暮らせないんだろうな…
今家庭の味と子供らに聞くと、パパのオムライス!と答えるかもしれん。おらが作るオムライスにチャーハン、具材たっぷりラーメンにだし巻き卵にたこ焼きにお好み焼きは、リクエスト回数が多いので子供たちの舌に残る家庭の味、いやおやじの味になっているんだと思う。
そういや、おれ自身、おふくろ味ってのは…ないんだよな…死んだかーちゃんも袋(総菜)派だったから‥‥・