【秋の観覧車・ペンタックスK-x】
ここからは望遠ズームを外して、標準ズーム(18-55mm)を装着しての撮影です。
会場左手からヘリコプター群が飛来します。
映画「地獄の黙示録」のシーンを連想させます。
広角端での撮影です。
会場の広大さや観覧客の多さが良く解る写真です。
戦車や装甲車も会場へたくさん進入して煙幕弾を一斉に撃ち放ちます。
これで「状況おわり」(=演習の状況が終了)です。
煙幕が一面に広がります。
ヘリコプターが次々パスしていきます。
木曜日は、F-2支援戦闘機の飛来なし、空挺降下なし、90式戦車の射撃なし、偵察バイクの射撃(流鏑馬)なしでした。
直前に90式戦車の砲塔破損事故やF-2支援戦闘機の車輪引込事故などが起きた為と思われます。
それにしても連日(予行や家族会向け)の大演習で事故無く運営する陸自の統率力はすばらしいものがあります。
これにて『へたよこ写真館』 平成22年度 富士総合火力演習 写真集 「状況おわり」です。
平成22年度 富士総合火力演習 の最初へもどる
ヘリボン行動の後は、偵察活動の展示があり、続いて第一線部隊の攻撃の展示です。
74が撃ちます。
並んだ4両で一斉射撃をします。
砲身の前方に火球が見えます。
地雷原処理ミサイルも発射されます。
90戦車が高速で曲がります。
砂塵、泥、排気煙…。躍動的な写真になりました。
これは、後退する直前の写真です。
射撃後、50㌧の車体を素早く後退させるために、スロットルを開けてブレーキを掛けた状態にしています。
その後、ブレーキをリリースして一気に後退して離脱します。
迫力ある黒煙を捉えてみました。
この日は、直前の事故のため射撃は無しでした。
例年ですと、このアングルで撮影すれば最高の射撃シーンになるはずです。
写真集その9 を見る
ヘリボン行動です。
UH-60型ヘリからのラペリング(懸垂降下)です。
ヘリパイロットのホバリング技術の見せ所でもあります。
お気に入りの写真の一つです。
CH-47型輸送ヘリコプターが地上の隊員に軽装甲機動車を届けます。
届いた軽装甲機動車に地上隊員が駆け寄ります。
これで地上部隊の機動性が一気に向上するわけです。
こちらは着陸した輸送ヘリから高機動車を降ろしているシーンです。
頭を下げた状態ですでに小銃小隊が乗り込んでいます。
すぐさま疾走。
このようにヘリを活用すると地上部隊に車両を提供する事ができます。
写真集その8 を見る
この写真から、後段です。
観測ヘリコプターで上空からの偵察を終えてから、UH-1が偵察バイクを輸送してきます。
偵察バイクをヘリから降ろします。
2台目も続きます。
バイクのエンジンを始動し、偵察に出発します。
今年はバイクの展示は単純なジャンプしかなくて少し地味でした。
例年だと、倒したバイクをリアタイヤのスライドを利用して引き起こしたり、走行中に小銃射撃をする、いわゆる「流鏑馬」を見せてくれたのですが…
写真的にもちょっと地味ですね…
写真集その7 を見る
74式戦車の入場です。
10式の導入によってこれから車両台数はどんどん減っていくと思われます。
排気ガスと砂塵と泥、迫力があります。
74は、射撃ありです。
衝撃波がスタンド席にまで伝わります。
74は曲線的な砲塔が美しい車体です。
この世代の車、幼年期の補正が入るせいか一般車両も好きなデザインが多いです。
あ、ちなみに私、『館長』は69式です。
写真集その6 を見る
90式戦車が隊列を組んで入場してきました。
この時点で個々の砲塔は同じ向きを向いており、照準をしている状態です。
例年ですと、行進射撃が行われますが、直前の事故発生のため、この日は射撃はありませんでした。
その中の一両を捕らえて撮影してみました。
こちらの照準とショットもバッチリです。
後進のハイスピードから一気に制動をかけて停止します。
マニアの中では「殺人ブレーキ」と言われています。
中の人が転がっていないか心配なほどです。
50トンの巨体が優れた機動性を持っていることにいつもながら感心です。
写真集その5 を見る
軽装甲機動車から携帯型の対戦車誘導弾を発射しています。
ミサイルの飛ぶ方向を意識して構図を決めて、発射と同時に連写するとこのような写真になります。
車載の機関銃を連射する装輪装甲車です。
同じ構図の要領です。
機関銃の曳光弾が写っています。
89式装甲戦闘車です。
車両が進路を変える時に撮影すると、砂塵や泥が舞い上がり力強さが表現できます。
87式自走高射機関砲です。
よーく見ると排莢された薬莢が見えます。
遠景ですが砂塵が舞って迫力があります。
写真集その4 を見る