蓮出汚泥

「衆生病めば則ち菩薩も病み、衆生の病い愈ゆれば菩薩もまた愈ゆ」

ツイッターで呟かない作戦遂行中。

2020-12-14 10:25:00 | ビジネス
トランプ大統領のソーシャルメディアディレクター ダン・スカヴィーノ氏、“ツイッターで呟かない作戦”遂行中。

(写真は某元大統領邸に施された白頭鷲)

https://twitter.com/danscavino/status/1337270838878490628?s=21







ベテランズデーに寄せて

2020-11-11 19:07:00 | ビジネス

本日11月11日は、アメリカはベテランズデー、イギリスはリメンバランスデーで戦没兵士を弔う記念日とされている。

これは第一次世界大戦の終結日が11月11日であることに由来するのだが、第一次世界大戦で連合国として参戦していた日本では記念日とはなっていない。

この日になるとイギリスでは町中の人々が赤いポピーのバッジを胸につけ、学校では英軍関係者を支援する募金が募られる。

戦後100周年を迎えた2014年には、ロンドン塔の周囲が陶器製の赤いポピーで埋め尽くされた。

赤いポピーは戦場で流された兵士たちの血の象徴とされているのだ。

アメリカではこの日に想いを寄せる人々が軒先に掲げた星条旗をあちこちで目にする。

西洋はじめその他諸国に於いて、国旗を掲げ戦死者を弔うことは当たり前のことなのである。

筆者は現在米国在住なのだが、今年2020年のベテランズデーはこれまでとは違う思いが込み上げている。

11月3日に行われた大統領選に於いて民主党の不正が疑われているにも関わらず大手メディアが民主党のバイデン候補に当確を打ち、選挙結果に異議を唱える共和党によって訴訟に持ち込まれようとしている。

筆者も今回の選挙の開票の様子を観察していたが、個人的に違和感を覚えた。

途中までトランプ大統領が優勢と言われ、実質勝利宣言のような言葉が発せられたかと思いきや、急に開票スピードが落ちバイデン票が急上昇。

「不正が行われている!」と訴えるトランプ大統領のツイートが次々と消されていくのを目の当たりにしたのである。

これより以前にもトランプ大統領のツイッターアカウントが凍結されたことがあったが、開票中に一国の大統領はじめ側近や共和党寄りのジャーナリストの言論が封殺されるということ自体に不気味さを感じた。

バイデン氏の勝利は大手メディアで一斉に報じられ、日本のメディアもこれに準ずる形でバイデン氏の勝利を報じた。

トランプ大統領は、選挙が始まる前から大々的な不正行為が行われることを予言していた。

恐らく事前にそうした情報を得ていたのだろう。

こうした事態を想定した上で正規の投票用紙にナノチップが埋め込まれ、これから大量の偽の投票用紙が白日の元に晒されると囁かれている。

https://youtu.be/Rr_KUdk-XvE


そのような中一人の男が世界を動かし、いま、新たな歴史を作ろうとしている。

彼の名は、ダン・ボンジーノ。

https://rumble.com/vazqz9-ep.-1388-resist-the-dan-bongino-show.html

元ニューヨーク市警の警察官、さらに元シークレットサービスの一員としてバラク・オバマ大統領やヒラリー・クリントン氏の警護にあたった経歴の持ち主である。

その彼がいま、彼らとは対極の存在とされているトランプ大統領をサポートすべく政治コメンテーターとして独立系メディアを展開し人々の注目を集めている。

大統領の発言が封殺され、「メラニア夫人や娘のイヴァンカ氏が大統領に諦めるよう促した」などと大手メディアが報じる一方で、ボンジーノ氏が自身の番組で「トランプ大統領も俺達も絶対に諦めない!今大量の票が盗まれている!これはPoritical Street Fightなんだ!」と、鍛え抜かれた身体に涙目で熱く訴えているのだ。

凡人には成し得ない特殊な職に就いたことのある人間というのは、組織を離れても◯◯魂を捨てられないものなのかもしれない。

彼の番組はマイクの前で一時間ひたすら一人で喋り続けるというスタイル。

途中で突然青汁(主成分はほうれん草とケールとクロレラ)のパッケージを片手に宣伝を始め、これがリアルポパイに見えて少し笑えるのだが、他にもネットセキュリティ関連や防犯関連の商品などが宣伝され、スポンサーもかなり集まっている様子だ。

彼によればシークレットサービスの仕事を一番リアルに描いている映画はクリント・イーストウッド主演の『ザ・シークレットサービス』とのことで、今更ながら鑑賞。

ケネディ大統領を守れなかったことに負い目を抱え続ける主人公が、大統領選中に暗殺予告を告げてきた容疑者を追うというのが大まかなあらすじなのだが、ホワイトハウスをシークレットサービスの車が取り囲む様子を撮影した動画を数日前に観たせいもあってか、ボンジーノ氏の姿が映画の主人公とオーバーラップし、いま目の前で繰り広げられている攻防が映画なのか現実なのかわからなくなる。

そんな彼のツイッターアカウントにも制限がかけられ始めたのだが、それも予測していたのだろう。

「みんな!パーラーや動画サイトのランブルにアカウントを開いてくれ!君たちも戦士なんだ!」と呼びかけ、事前に作成していたパーラーやランブルといった保守系SNSアカウントに場所を移し、トランプ陣営の要人はじめジャーナリストらも次々とパーラーでアカウントを開き始めたのだ。

この日はサイトがパンク状態で一時繋がりにくい状態になったのだが、あくる日にはアップルストアやグーグルストアなどででパーラーが人気アプリ1位に躍り出ていた。

一方で、大統領選の開票日を境にツイッターやフェイスブックの株価は急落している。

パーラーは従業員30人、2018年にローンチされたばかりの未上場の会社である。

これまでテック業界で急成長を遂げた企業はいくつもあるが、このような形での発展は前代未聞なのではないだろうか。

今のところ日本のメディアはこの快挙を報じていない様子だが、選挙前にフォーブスジャパンが「極右に愛されるSNSサイト」「中身はカオス」と報じている。

さすが中国資本のフォーブスである。わかり易い。

私たちはこれがサイバー戦争であることに気付かねばならない。

パーラーには大統領の顧問弁護士であるルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長など多くの要人達も存在する。

元アメリカ陸軍中将で国防情報局長官、国家安全保障問題担当大統領補佐官でもあったマイケル・フリン氏に至っては「デジタルソルジャー」の肩書きを名乗っている。


以下は石原莞爾が予言した最終戦争のかたちである。

「大隊、中隊、小隊、分隊と遂次小さくなってきた指揮単位は、この次は個人になると考えるのが至当であろうと思います。単位は個人で量は全国民ということは、国民の持っている戦争力を全部最大限に使うことです。そうして、その戦争のやり方は体の戦法即ち空中戦を中心としたものでありましょう。我々は体以上のもの、即ち四次元の世界は分からないのです。そういうものがあるならば、それは恐らく霊界とか、幽霊などの世界でしょう。我々普通の人間には分からないことです。要するに、この次の決戦戦争は戦争発達の極限に達するのであります。」

(石原莞爾 『世界最終戦論』より)   

             

写真は、1936年に世界で初めてテレビ放送を開始したロンドンBBCが設置された建造物である。

テレビの時代からネットの時代となった今、この数十年のメディアの栄枯盛衰を振り返ると感慨深いものがある。

この混乱の最中、11月9日にはエスパー国防長官の解任が報じられ、元グリーンベレー(米軍の特殊部隊)出身のミラー氏が後任に選ばれた。

この国の民主主義を守るべく、トランプ大統領はどこまでもやる気である。

選挙戦はまだ終わっていない。

バイデン氏の勝利が報じられた後も、トランプサポーター達は変わらずトランプフラッグを翻し満面の笑みを浮かべながら走り続けている。



もはやサイレントでないマジョリティ

2020-11-02 16:45:00 | ビジネス
アメリカ大統領選を目前に、ローカル紙に掲載されたある記事に目が止まった。

地元の人々に愛されたとある銅像が建て直されたとのニュース。


内容は、


いま、全米各地で人種差別を想起させるとの理由で数々の銅像が撤去されている。

そのような最中、理由は異なれど私たちの町の銅像も破壊された。

この銅像はその昔地元の消防士たちを称えるために建てられた記念碑であり、像の女性は消防士のヘルメットを抱えている。

この夏、その銅像がパトカーから逃走中の盗難車による追突でなぎ倒された。

しかし、このたびその像が見事に復元された。


というもので、なんとも書き出しが意味深なのである。

コロナによる外出自粛の最中、サンフランシスコやニューヨークでは貧困者が増え治安が悪化し始め、強盗や車の盗難・破壊・暴走が急増している。

しかし白人警官による黒人への暴力事件が大々的に報じられ、警察官たちへの風当たりは増す一方だ。

そのような中、「私たちは警察官を応援している」と大々的にアピールする人々が存在する。

その証が紺とブルーを基調とした星条旗である。

選挙期間中、自分の支持する候補者の名前が書かれたプラカードを掲げる家々を目にするのだが、バイデン&ハリスのプラカードが大半を占める地域でこの旗のみを掲げる家がある。

そしてこれと同じ旗を、熱心なトランプ支持者達がラリーパレードで派手に掲げている。

筆者が初めてニューヨークを訪れた際に感動したことの一つが、マンハッタンのど真ん中のホテルの水道水で口をゆすいだ時に塩素臭さを感じなかったことなのだが、共和党でトランプ大統領の顧問弁護士でもあるジュリアーニ氏が市長だった頃に水質が改善されたそうだ。

彼によってニューヨーク市内の治安が劇的に改善されたのは有名な話だが、果たしてニューヨークが以前の姿を取り戻すことはできるのだろうか。

明日はいよいよ投票日。

以上、この国で目にしたことをここに記録しておくことにする。





エイミー・コニー・バレット氏について

2020-10-17 15:24:00 | ビジネス
今週のアメリカは最高裁判事に指名されたエイミー・コニー・バレット氏の公聴会の話題で持ちきりだった。

https://www.google.com/amp/s/www.sankei.com/world/amp/201012/wor2010120010-a.html

バレット氏は敬虔なカトリック信者であることから、中絶反対のカトリックの教義に沿った舵取りが行われることを危惧する左派より警戒される存在でもある。

数年前には今回の公聴会の質問者の一人でもあった民主党のダイアン・ファインスタイン上院議員より「信教の自由」を侵害する発言を受けたこともある。

(ファインスタイン氏はかつて中国スパイとの繋がりが糾弾されたこともある人物である。https://www.google.com/amp/s/www.sankei.com/world/amp/180814/wor1808140005-a.html

しかし、バレット氏は「自身の政治的・宗教的信条に依拠して司法判断を下すことはない」とあくまで中立の立場を貫く姿勢を示した。

どの宗教に於いても、神への信仰が深ければ深い程人は謙虚になり、人間が人間を裁くことに慎重になるものである。

今回の公聴会では、終始冷静かつ慎重に言葉を選びながら答弁するバレット氏に対する賞賛の声が止まず、これまで執拗な攻撃を加えてきたファインスタイン氏も観念したのか、最後は共和党のリンゼー・グラム上院議員に対し

「私がこれまでに参加した公聴会の中で最も素晴らしい公聴会だったわ。有難う」

と述べ、両者がハグを交わして終了した。

民主党から「裏切り者」とみなされる結果となったファインスタイン氏だが、非の打ち所がないバレット氏をこれ以上追求しても党の印象を下げるだけだと悟ったのかもしれない。

賢明な判断だったと思われる。

それ程公聴会でのバレット氏の存在感は凄まじかった。

質問者が書類を手に入場する一方で、バレット氏は白紙のメモパッドとペンを片手に着席。

四日間に渡って行われた公聴会では、常にバレット氏の背後で七人の子供達が父親と共に母親の姿を見守っていた。

七人の子供達のうちの二人はハイチから迎えた黒人の里子であり、末っ子はダウン症なのだそうだ。

この国で有色人種の子供を連れた白人夫婦の姿を見ることは珍しくない。

筆者も白人夫婦の元で立派に育てられたアジア人男性の結婚式に参列したことがあるが、それはそれは感動的であった。

早くから母親と離ればなれになった子供は甘えん坊になる傾向があると耳にしたことがあるが、3歳児程の大きな黒人の女の子を雨の日も雪の日も抱きかかえて歩く白人の母親を目にしたこともある。

筆者の親戚のシスターが以前ハイチのストリートチルドレンを支援する施設で活動をしていたこともあり、その辺りの現状も伝え聞いている。

バレット氏は判事として中立の立場を示す一方で、カトリック信者の母親としての姿をアメリカ全土、世界中の人々に見せたのである。

「中絶は女性の権利である」との主張がある一方で、中絶後に不妊や乳癌を発症するケースや精神疾患を誘発し自死に至るケースも報告されている。

乳児の年間の母乳摂取量の平均は一日あたり316g780gといわれ、完全母乳の母親は年間トータルで最大284700g近くの母乳を排出することになる。

https://unit.aist.go.jp/riss/crm/exposurefactors/documents/factor/other_intake/intake_mothermilk.pdf

中絶と乳癌の関連性を否定する意見もあるが、女性の体は産後授乳の刺激によって分泌されるホルモンの働きで子宮の収縮が促されることから子宮と乳房が繋がっていることは明らかであり、関連性は否定しきれないと考える。

こうした具体的リスクを教育の現場で伝えていく必要もあるのではないだろうか。

女性個人の身体に関することに政治が介入すべきでないとの意見もあるが、これは医療に関わる問題でもあり、男女・個人間の意識のギャップを埋め社会に於ける倫理観を形成する意味でも、母体保護の観点も含め活発な議論が行われることは決して無意味なことではないと考える。

今後産む/産まないの判断を迫られた女性の中に、バレット氏の姿に勇気づけられ産むことを選択する女性が出てくるかもしれない。

バレットファミリーの様な家庭で幸せに成長する孤児だって増えるかもしれない。

知性、品格、慈愛、思慮深さ、神々しさを湛えたバレット氏がギンズバーグ氏同様今後若い女性達のロールモデルになることは間違いないだろう。

バレット夫妻は全人類の模範的存在といっても過言ではないと筆者は考える。








コロンブスと女神崇拝 その②

2020-10-12 23:23:59 | ビジネス

さて、筆者がサンフランシスコのコイトタワーに登った折、その中の壁画にもメーソンの象徴的なシンボルを多く目撃した。

塔の上から見下ろすサンフランシスコの街はニューヨークや京都同様碁盤の目状に整備されているのだが、碁盤の目に沿ったヴァンネス通りを底辺としてフォートメイソンを左の頂点、サンフランシスコシティホールを右の頂点として三つ目の頂点トランスアメリカピラミッドを目掛けて斜めに突っ切る通り(二辺)がある。

一本はマーケット通り、もう一本はコロンブス通りである。

トランスアメリカピラミッドを頂きとしてに碁盤の目の中に三角形が浮かび上がるのである。

これぞメーソン(石工集団)の成せる業である。



彼らの存在を体感しつつ、コイトタワー近くのイタリア人街ノースビーチへ。

そこにある巨大なカトリック教会に吸い込まれ、ここであるパンフレットを手に取った。

マリア像の写真の美しさに惹かれたのだが、帰宅して内容を確認すると、そのマリア像はファティマの聖母でファティマの予言について書かれていた。

第三の予言については謎のままとされているが、「世界の平和を望むのであれば罪を悔い改めよ」という内容である。

人々の罪穢れが天変地異を招くという教えは神道や仏教にもある。

さて、今回の大統領選は、ある意味中絶の賛否がアメリカ国民全員に委ねられた状態ともいえる。

コロンブス騎士団が反対する根源的な理由は、マリア崇拝からであろう。

この国は女神崇拝のテンプル騎士団によってつくられた自由の女神の国でもある。

米中関の緊張が高まる中、果たしてどのような未来が訪れるのだろうかーー。

トランプ大統領の名前のトランプというと日本ではカードゲームのトランプを連想される方が多いかもしれないが、これは和製英語であってカードゲームのトランプは英語では”playing cards”という。

Trumpの本来の意味は「切り札」である。

筆者はどういう訳かイギリス在住時に“Templar”“33”がつくエリアに住んでいたのだが、同じエリアにメーソン関連の資料やカードコレクターでディーラーの紳士がお住まいだった。

面識はなかったが、彼はマスターとして関連書籍も出版される程の方だったようだ。

タロットカードやトランプの起源は諸説あるが、筆者はメーソンが起源ではないかと推察する。

ちなみに、トランプ大統領が誕生した直後に出版されたエコノミスト誌の「2017年はこうなるシリーズ」の表紙はタロットカードがモチーフとなっており、「審判」のカードには地球に跨るトランプ大統領が、その隣の「塔」のカードには火を噴く塔を隔てて向かって左に共産主義の赤い旗、右に十字架が描かれていた。

本来の「審判」のカードの中心に大きく描かれているのは赤い正十字の旗のついたラッパを吹く大天使ガブリエルであるところが興味深い。

ガブリエルは聖母マリアへの受胎告知や最後の審判で現れる天使であることも忘れてはならない。