~花鳥風月~ 庭楽 NIWA-RAKU   造庭家 楠 耕慈の日々(にちにち)

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穏やかに暮らす ~吉祥寺T邸の庭造り~

2008-11-15 18:37:21 | 庭楽 NIWA-RAKU










本日、吉祥寺T邸に庭造りが完成しました。

季節的に、植物には過酷な時期なので、様子を見ながらの作業でしたが、日数的には三日程の作業でした。


こちらのオーナー様は、とっても穏やかで品のあるご夫妻です。

建物自体、女性の建築家さんの設計なため、細かい部分にまで心配りがされ、モダンでありながら繊細な印象のある、とっても素敵な外観です。


まず建物の印象を崩さない、自然な趣の庭造りを心がけました。

旦那様より、「山の林間の印象、自然の雰囲気を・・」とご注文いただきましたので、里山の森林をイメージして植物をセレクト。

特に樹木は、二階の窓にかかる高さをご希望でしたので、すべて5メートルクラスの木を選びました。

特に「吊り花」「アオダモ」の二本は、なかなかお目にかかれない立派なもの。

搬入に苦労しましたが、建物にも似合って、丁度良く収まりました。













特に今回は、庭の部分が「日陰~半日陰」、玄関アプローチが「南~西向き」ということで、野草のセレクトが難しかった。

ふわりでは「雑木と野草の庭造り」が基本的なコンセプトでありますので、基本的には日本の植物を使います。

日向には日向向きの野草、日陰には「日陰に強い」野草をセレクトしていきますが、この植物選びが難しいところ。

特にグランドカバーは、それぞれに種類が少ないので、方々を探し回りました。







隣家との境には、常緑の「シマトネリコ」をセレクト。

落ち葉が落ちないよう配慮が必要です。

この木も、5メートルクラスです。

足元は、白い「糊空木」で涼しげに・・。










こちらは施工前の画像です。





オーナー様にも、建築家さんにも気に入っていただけたようで!

本当にありがとうございました!







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