杉並区Y邸のエントランス。
御依頼主がとってもセンスの良い方で、色々な種類の庭を見て周って、使用植物を決めてくださいました。
実は最初の打ち合わせから、一年が経過しています。
お話をするうちに、最初は無機質なコンテナーをご希望だったのですけれど、温かみのある洋風の植栽もお好きな事がわかり、思い切ってテラコッタの器をセレクトしました。
建物自体がモダンですので、ここにモダンな器を併せると、少し寒々しい印象があったかもしれません。
また、温かく優しいテラコッタは年月を重ねるごとに味が出て、数年後にはイタリアの片田舎の庭のような渋さと深みが加わってきます。
それに併せて、シック&モダンでありながら、明るい色目の植物を選びました。
下は施工前の画像です。
当店のお客様は、とってもセンスの良い方が多いのですが、難しいのはそれぞれの美意識に、微妙なニュアンスの違いがあることです。
しばらくお話をしてゆくうちに、その違いを掴めれば、庭造りは成功します。
結果、今回も「イメージ通りになりました!」と喜んでいただけました。
来年の春には、東側の庭の植栽も手掛けさせて頂くかも知れません。
まずは、第一段階が成功といった感じでしょうか。
少しずつ、積み重ねていくがごとくに・・。
それが「ふわりの庭造り」の理想の形なのかもしれません。