傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

不合理な弁解に憤る遺族

2014年06月05日 | 刑事事件
平成26年(わ)第348号

清水 一夫

自動車運転過失致死

【概要】
国道17号線を横断中の被害者と被告人の交通死亡事故。
被害者は横断歩道で無いところを横断していたのであるから、その点は責められる。
しかしながら、同時に進行していた並走車両は100m程手前の時点で被害者に気付いていた一方、「考え事をしていた」等と語りそのまま進行した被告人の過失は重大である。

しかも、並走車両を大きく上回る速度で走行していた様子であるのに50km/hで走行していたと供述する被告人に対し遺族は憤り、不信感を隠さない。
また、被告人供述の変遷が多い事も指摘した。

残念ながら、このまま結審してしまうと真実は被告人が一生背負って行くしか無い。
弁論再開を申し出て、真実を話した方が被告人にも被害者にとってもすっきり出来る選択であると考える。
その方が、裁判官に与える心証も有利だと思います。

事故当時、被告人は運送会社勤務であり、これからも引き続き内勤(運転以外の事務作業等)で雇用されるというが、**運送と社名が入っている運送会社の制服で法廷に来るのは如何なものでしょうか?

【求刑】
禁固1年2月

【判決】
6月18日

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