【追起訴】出会い系詐欺アプリ

平成２９年（わ）第１４３０号等　

高野 祐輔　

詐欺

【追起訴】
栃木県と兵庫県の２名の男性からアプリで女性とチャットする為に課金したコイン（アプリ内通貨）を携帯電話のキャリア課金やGoogleplayを用いて詐取しました
妻を亡くした被害男性らは真剣交際を求めて、それぞれ数十万円の対価を支払った様ですが、残念な事にアプリ内は一年中サクラが満開だった様です

被告人は実在しないキャラクターに扮したアルバイトのサクラと楽しい（有料の）チャットアプリ「年上フレンズ」を運営、サービスを提供するする会社ニューウェーブに勤務していました
（同アプリの女性がサクラだと明記していたかは定かでは有りません）
被告人曰く、犯行当時には疑似恋愛を楽しんでもらっているとの認識で詐欺の犯意は無かった旨の弁解をしていますから、スマホアプリでは無く、スマタアプリだったのかも知れません
しかしながら本物の女性ユーザと繋がることはほぼ皆無だった様です

被告人は概ね氏名不詳の上位者から指示を受けていた様ですが、事務所にほぼ常駐してアルバイトのサクラに指示を出す現場責任者的な立場だった様です

【証人尋問】
被告人の妻が証言台に立つと被告人が泣き出しましたよ
今までは被告人と仕事に関する話はあまりしなかったと話し、ネット関連の仕事だと説明を受けて、一生懸命やって居るなと感じていたと妻は述べていました

【消費者センター対応】
消費者センターからの苦情には返金対応していたと言いますから、提供したサービスの正当な対価以上の金員を受け取っていた認識は有った様ですね
また、サクラ行為に良心の負担を感じたアルバイトから辞めたい旨の相談を受けたことはないと述べる被告人には真摯な反省は疑わしいと感じます（サクラの調書が有る様です）