平成26年(わ)第1039号
市川 啓三
道路交通法違反 (新件)
【概要】
注意:途中からの傍聴です。
被告人は兄弟で市川重機という重機運搬を業務とする会社を営んでいました。
被告人は平成25年に運転免許取り消し処分を受けています。
外に無免許運転で事故を起こし服役した経験もあります。
今回の事件は旅行先の北海道でレンタカーを借りて交通取締に遭い無免許運転が発覚したものの様です。
で、あるならレンタカーを無免許で借りられる筈がない!と言う疑問が浮かびます。
ところが、どうやら被告人市川は運転免許証を2枚所持しており、平成25年に運転免許取り消し処分を受けた際にそのうちの1枚だけ返還していた様です。
もう一枚の運転免許証は取り消し処分以前に再交付を不正に受けていたのでは無いかと推測します。であったならば、その行為だけでも立派な犯罪行為です。そもそも、被告人市川には犯罪行為に対する抵抗が全くない様です。
また、先述の「もう一枚の運転免許証」を利用して運転免許取り消し処分後も犯行発覚迄のあいだ日常的に無免許運転行為を続けていた様です。
【免許証】
運転免許証は運転行為を許可する証明としての本来の役割の外に現代社会に置いては本人確認書類、身分証明書的な役割も重要になっています。取り消し処分で返還すると日常生活が著しく不便になる事は理解出来ます。
しかしながら、そもそも自身の行為の結果が運転免許の取り消し処分なのであるから、その不便は甘んじて受けるべきものです。今回に限っては身分証明利用の事件ではなく、本来の運転許可証としての不正利用でありますので、同情の余地は全くありません。
交通取締に遭った際に、返還していなかった「もう一枚の運転免許証」を示したとされますが、何らかの違反行為で停止を求められたのでしょうから、免許証の照会で取り消し事実が発覚するのは自明の理です。
【被告人質問】
Q:過去に無免許運転で捕まっているのに何でまた無免許運転をしたのですか。
A:最近旅行に行っていなかったから。
Q:何故無免許運転をしたのですか。
A:過去に騙されて借金をしてしまったため。(本件と全く関係のない話)
Q:反省しているのですか。
A:…(無言)。
【求刑】
懲役1年2月
過去に複数の累犯前科がある被告人には実刑を持って望むほか無いと述べた外に、検事は被告人の法廷での態度にも言及しました。
【弁護人主張】
本人は深く反省している。(様には全く見えません。)
運転免許をきちんと再所得すると述べている。(それ迄に運転しない保証は無い気がします。)
実弟による監督が期待出来ます。(住居が別ですから、仕事時以外は目が行き届かないと実弟は述べました。)
以上の理由で寛大な判決を望みます。(弁護人も社会内更正の機会を求められないと感じたのでしょうか。)
【判決】
10月24日
なぜか最近無免許運転の事件が目につきます。特に高齢者。EX:雨宮幾太郎、黒須 富雄、アミル アスラニ モハマドゥ レザー(外国人)、梶原 領祐(ヤング)、
市川 啓三
道路交通法違反 (新件)
【概要】
注意:途中からの傍聴です。
被告人は兄弟で市川重機という重機運搬を業務とする会社を営んでいました。
被告人は平成25年に運転免許取り消し処分を受けています。
外に無免許運転で事故を起こし服役した経験もあります。
今回の事件は旅行先の北海道でレンタカーを借りて交通取締に遭い無免許運転が発覚したものの様です。
で、あるならレンタカーを無免許で借りられる筈がない!と言う疑問が浮かびます。
ところが、どうやら被告人市川は運転免許証を2枚所持しており、平成25年に運転免許取り消し処分を受けた際にそのうちの1枚だけ返還していた様です。
もう一枚の運転免許証は取り消し処分以前に再交付を不正に受けていたのでは無いかと推測します。であったならば、その行為だけでも立派な犯罪行為です。そもそも、被告人市川には犯罪行為に対する抵抗が全くない様です。
また、先述の「もう一枚の運転免許証」を利用して運転免許取り消し処分後も犯行発覚迄のあいだ日常的に無免許運転行為を続けていた様です。
【免許証】
運転免許証は運転行為を許可する証明としての本来の役割の外に現代社会に置いては本人確認書類、身分証明書的な役割も重要になっています。取り消し処分で返還すると日常生活が著しく不便になる事は理解出来ます。
しかしながら、そもそも自身の行為の結果が運転免許の取り消し処分なのであるから、その不便は甘んじて受けるべきものです。今回に限っては身分証明利用の事件ではなく、本来の運転許可証としての不正利用でありますので、同情の余地は全くありません。
交通取締に遭った際に、返還していなかった「もう一枚の運転免許証」を示したとされますが、何らかの違反行為で停止を求められたのでしょうから、免許証の照会で取り消し事実が発覚するのは自明の理です。
【被告人質問】
Q:過去に無免許運転で捕まっているのに何でまた無免許運転をしたのですか。
A:最近旅行に行っていなかったから。
Q:何故無免許運転をしたのですか。
A:過去に騙されて借金をしてしまったため。(本件と全く関係のない話)
Q:反省しているのですか。
A:…(無言)。
【求刑】
懲役1年2月
過去に複数の累犯前科がある被告人には実刑を持って望むほか無いと述べた外に、検事は被告人の法廷での態度にも言及しました。
【弁護人主張】
本人は深く反省している。(様には全く見えません。)
運転免許をきちんと再所得すると述べている。(それ迄に運転しない保証は無い気がします。)
実弟による監督が期待出来ます。(住居が別ですから、仕事時以外は目が行き届かないと実弟は述べました。)
以上の理由で寛大な判決を望みます。(弁護人も社会内更正の機会を求められないと感じたのでしょうか。)
【判決】
10月24日
なぜか最近無免許運転の事件が目につきます。特に高齢者。EX:雨宮幾太郎、黒須 富雄、アミル アスラニ モハマドゥ レザー(外国人)、梶原 領祐(ヤング)、