自分マネジメントしてみる?

仕事の特徴と自身の能力から適材適所を考えよう!

消化器内科の看護師に必要な能力

2024-04-02 05:26:10 | 看護師

消化器内科といえば、人間のもつ臓器の全てが対象となる診察科だ。
そして、そこで働く看護師に必要な能力は主に2つである。

1つ目は、幅広い知識。消化器内科を訪れる患者でよくある症状が胃痛や食欲不振、便秘である。一見、簡単に処置できそうな症状ばかりだが、実は患っている臓器以外の疾患から症状を引き起こしていることも多いのだ。そのため、消化器内科以外の知識を持っておくと、スムーズに他の診察科との連携が取れるのである。
特に消化器外科との連携は不可欠であるため、消化器内科に務める看護師は消化器外科に関する知識も深めていることが多いのだ。その点では、総合病院であれば、大抵消化器内科、外科が併設されているので、両者の知識を効率よく身に付けられる最適な職場といえるのである。

2つ目は、内科特有の処置。具体的には、内視鏡やストーマ、胃婁が代表的だろう。特に内視鏡を使用した検査は、かなり頻度が多いため処置に慣れておく必要がある。ただ、一言に内視鏡といっても種類が多く検査方法がそれぞれ異なるので一つ一つ正しく身に付けなくてはならない。
例えば、上部消化管内視鏡検査では、検査する部位によって、内視鏡を口から挿入するのか、鼻から挿入するのかが変わるのだ。また、内視鏡検査をするだけでも入院を要するケースもあり、ひとりひとりの症状について見極めていく必要がある。
検査前日の食事制限や事前の検査についての説明も看護師が担う場合もあるため、丁寧に説明する能力も求められるだろう。


消化器内科の看護師の仕事内容

2024-03-08 05:26:10 | 仕事内容

消化器内科で働く看護師の主な仕事は3つある。
1つ目は、継続的に患者さんの自己管理をサポートすること。消化器内科に訪れる患者さんには、慢性的な対応が必要な方も多く、自己注射や内服管理など、自己管理を行うことが求められている人がいる。
そうした患者さんに対して消化器内科の看護師は、入院中に自己管理のやり方をレクチャーするという役目がある。
また、患者さんが退院した後も、きちんと継続的に自己管理が行えるように、生活に合わせた内服時間の設定や家族への説明および指導を行うのだ。
患者さんの中には勝手に自己判断で自己管理を中断してしまう人もいるので、そうした事態にならないように、こまめなアプローチが求められるのである。

2つ目は、栄養状態の管理。消化器疾患の患者さんは、病気の進行度や治療の副作用などによって栄養不良に陥ることがある。そうした患者さんに対する栄養管理も、消化器内科に勤める看護師の重要な仕事だ。
検査データや食事の窃取状況などから的確に患者さんの栄養状態を判断し、必要があれば専門機関と連携をとって、栄養状態の改善を図る必要がある。

そして3つ目は、点滴ラインやカテーテルの管理。消化器内科の患者さんの中には、出血や炎症を改善するために絶食期間をとる人もいる。そうした人たちの生命線となる点滴やカテーテルの管理は、とても重要であることは言わずもがなだろう。
認知症の患者さんの中には、勝手に点滴やカテーテルを抜いてしまう人もいるので、そうした事態が起こらないように、注意深く見守ることも大切な仕事である。

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