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脳梗塞速水陸

ひよっ子小説家速水陸
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脳梗塞の予防法?

2016-05-03 15:52:48 | 叫び
「脳梗塞は、怖い。良く分かった。じゃ、どうすればいい?」
「具体的な予防法は?」
という質問を多くいただきました。
 私は二度、脳梗塞になりましたが、素人です。
経験からお答えします。
「かかりつけ医」を持って下さい。
専門家のアドバイスが最適です。
当然、名医がいいです。
しかしポイントは、あなたが、名患者になる事です。
自宅か勤務先の近くで、気軽に受診出来る「かかりつけ医」を確保し、
定期的に健康診断を受けて下さい。
あなたの状態を熟知している医師のアドバイスが最適です。
「かかりつけ医」とタッグを組んで下さい。
脳梗塞は、強敵です。力を合わせないと防げません。
脳梗塞、こんな恐ろしい病気に絶対にならないで下さい。
                      速水 陸 敬白

会社に感謝

2016-04-29 10:22:45 | 叫び
 甘かった。
麻痺をナメていました。
一年あれば、なんとかなる。
とんでもない! 期待したほど。改善しません。
復職まであと一か月。
働けるだろうか?
とにかく、不安でした。
それでもなんとか、杖歩行が出来る様になりました。
以前は、営業でした。
杖で営業は出来ません。
なんとか内勤で復職させてもらいました。
この状態で働かせてくれる、会社に感謝です。

 実際に復職して、唖然としました。
書類、パソコンそして、会話。どれも不十分。
満足な仕事が出来ないのです。
「給料泥棒」と言われても、文句は言えません。
意思疎通が出来ず、憐れむ様な視線を受けます。
悩みました。精神科を受診したのもこのころです。
会社に申し訳なく、転職も考えました。
障害者特別採用枠に期待しました。
50社に履歴書を送り、10社と面接しました。
内定は、0でした。
身の程を知りました。

 会社にしがみつこう! ここしかない。
以来、感謝の気持ちで仕事をしています。
病気前は、順調でした。
病気にならなければ、どんな人生だっただろう?

脳梗塞、こんな恐ろしい病気に絶対になってはいけない。
                      速水陸 敬白
 



生活費とリハビリ

2016-04-24 14:40:18 | 叫び
「お金がないと、病気も出来ない」
まさに、その通りでした。
生活費は、生前給付の生命保険から500万円、支給されました。
保険に入っていて良かった!
これで一年は、なんとかしのげる。
しかし二年目からは、働かないと生活出来ません。
妻と三人の娘、養うべき家族がいます。
「絶対に一年で回復するぞ」悲壮な決意でした。
稼ぐ為のリハビリです。
これこそ父親の責任です。
 優先順位は、脚、会話(知能麻痺)、そして手です。
現状は、トイレに行くのも介助が必要でした。
いつも看護師さんと一緒です。
トイレの外で待っていて、「もう終わりましたか?」と聞かれます。
恥ずかしくて、情けなくて心が折れそうでした。
 実際のリハビリは、先生に支えてもらって一歩、一歩、歩く練習です。
一週間程で、つかまり歩きが出来る様にりました。
手すりにつかまり、一人でトイレに行けるようになりました。
この時の嬉しさは、今も忘れません。
 読者の皆様。
先ず、足腰です。日頃から鍛えましょう
同時に予防です。
脳梗塞、こんな恐ろしい病気に絶対になってはいけない。
                      速水陸 敬白

恐怖の麻痺

2016-04-16 15:02:46 | 叫び
「速水は、もう使えない」
社長の一言は、私を追い詰めました。
なんとしても、復活するぞ!
しかし、麻痺は重篤でした。
以前出来た事が、全く出来ないのです。
このままでは、サラリーマンが出来ません。
目標は、「病気前のレベルまで回復する」です。
病欠期間は、一年。
 麻痺は、身体機能と知的能力の二種類ありました。
脚は、車イス。歩けません。
手は、握ったままです。開けません。ジャンケンが出来ません。
予想以上だったのが、知的能力の麻痺です。
「会話が成立しない」と社長に指摘されたとおり。
声は出ますが、文章になりません。
単語を並べるだけで、会話になりません。
手足のリハビリは、ひたすら動かすだけです。
問題は、知的能力のリハビリです。
医師からは、「文章を書きなさい」と指示されました。
とりあえず、日記を書きました。
 麻痺の回復は、思う様に行きませんでした。
進展がないまま、時間だけが過ぎて行きます。
あせります。ストレスは、ハンパではありません。
動かない手を、殴打した事もありました。
日記から物語を書く様になりました。
処女作の「おじいさんの夢」は、こうして生まれました。
「会話が成立しない」と言われた、屈辱の結晶です。
是非、読んで下さい。
 麻痺回復は、至難です。
脳梗塞の恐怖は、麻痺です。
読者の皆様。
脳梗塞、こんな恐ろしい病気に絶対になってはいけない。 
                         速水 陸 敬白




社長の一言

2016-04-09 15:18:01 | 質問への返答
三度目の投稿です。
今回は、私を変えた社長の一言についてです。
サラリーマンにとってどれ程、大きな力があるか!
再発して三日目。なんと! 社長がお見舞いに来てくれました。
「大丈夫です」と分かって頂きたいので、一生懸命に喋ったつもりでした。
途中から社長の困った様な表情が気になりました。
翌日。今度は、部長が来てくれました。
社長を尊敬していましたが、部長は嫌いでした。
「休職は一年。しっかり休め」と言ってくれました。
が、帰る間際でした。社長の感想を教えてくれたのです。
『「速水は、重症だ。会話が成立しない。もう使えない」と言っていたよ』と耳うちしてくれました。
にやけたその顔は、今思い出しても腹が立ちます。
後日。また部長から復職後の待遇を知らされました。
予想通り降格・減給でした。
サラリーマンです。「YES」しかありません。
「人の不幸は、わが幸せ」悲哀を感じました。
一方、「この身体でも働かせてもらえる」感謝もしました。
一番強い思いは、「復活してやる!」でした。
これ以上、給料を落とすわけにはいきません。
妻と三人の娘。養うべき家族がいます。
与えられた期間は、一年。
リハビリに取り組みました。
現在、体も動くようになりました。仕事も出来ます。
しかし、以前の待遇に戻っていません。
失った社長の信頼も同じくです。
社長だけではありません。全社員です。
組織の中で信頼を失ったサラリーマンが復活するのは、至難です。
再発性の高い脳梗塞は、特にダメです。
再発すれば、会社が管理責任を問われるからです。
皆様。特にサラリーマンの方々。
脳梗塞、こんな恐ろしい病気に絶対になってはいけない!
                          速水陸 敬白