鳩と大砲

世界を切り撮り斬り採り着る「行貝チヱ」の伝道ブログ

COMMERCIAL PHOTO 2012/3

2012年02月14日 | 写真

その昔、雑誌からお気に入りの写真のページを切っては
硬質プラスティックファイルに入れ下敷きとして使っていた
よほど気に入ったものはもう一冊保存用に買ったりして
今みたいにネット文化が身近でなかったから
新しく刺激的なビジュアルはほとんど紙媒体しかなかった

だから

全国書店で購入できる本に自分の写真が大きく掲載されるのは
本当にうれしいことなのです
20年後、うっかり親の書庫で見つけて興奮して欲しい

【明日発売】
コマーシャルフォト
3月号「ヌードワークス2012」

photographer HAL
君塚裕
柴有司
小浪次郎
行貝チヱ

見てね!

現実写真

2012年02月11日 | 写真


1月は展示の後処理やら納品やらで気づいたら終わってた
いろいろ変化が多すぎてついていけてないので最近のことから
昨夜は久々に写真仲間たち(といっても兄貴や姉貴たち)と熱い夜を過ごした
作品も仕事のジャンルも方向性も全くバラバラといっていい面子で
おそらく皆様すこぶる多忙なのに年に数回気がつくと集まっている
CP+の開催日だったこともあり最新カメラや機材の話、テクニカル、現代アート、
経済やエロ(必須)、これからの業界、人生のこと、話題は尽きず
いくら時間があっても足りないくらい
毎度毎度密度の濃いい時間(ラジオ放送とかした方がいいと思う)に感謝

私の見えてる(見たい)世界はすごくはっきりしていて
でもそれは人とはかなりズレているらしい
何故写真を撮るのかと聞かれても
撮りたいから の初期衝動が何より強い
ステートメントを聞かれればいろいろ話もできるけど
コンセプトの説明も自己解析もそれらしいプレゼンも全部できるけど
それ以上に 欲望、リビドーの塊であるということ きっと

非日常を演出した撮影スタイル(笑)って文字にすると
ちゃんちゃらおかしく 
演技や演出はむしろ日常だ と私は思う
どんなに着飾りポーズをつけてテンションを操作しても
溢れ出てしまうもの
それが人間の芯に近い部分でそれがどんな有様でも愛おしい
この世には愛おしいものが多い と思う
私はただそれを撮っているだけ
ん?撮らされているだけ かもしれない

現実の写真

● 写真は2011年2組のカップルのためのウェディングフォト