突然ですが、皆さんは、迷路の必勝法を知っていますか?
もっともポピュラーなのは、「左右どちらかの壁に沿って進む」です。
この方法は、本物の迷路でも使うことができますね。
しかし、この方法には、欠点があります。
それは、「迷路か多重構造だと使用できない」ことです。
どういう意味かといいますと、ちょっとわかりにくいんですが、
たとえばこんな迷路。
中心の赤がスタート地点で、正方形の外側の青に出たらゴールです。
この迷路では、先ほどの必勝法が使えます。
では、次にこんな迷路。
簡単に説明をすると、大きな正方形の迷路があります。そしてその中に、小さな正方形の迷路があります。
2つの正方形は線でつながっていません。これも中心から外側に向かっていきます。
どうですか。おそらく、さっきの必勝法は使えません。
これが、多重構造の迷路です。
ただ、これには別の必勝法があるみたいですが。
しかし、絶対に必勝法の存在しない迷路があります。
それは、「変化していく迷路」です。
これは名前のとおりです。迷路の形がだんだんと変わっていくのであれば、
当たり前ですが運でしかクリアできません。
誰もそんな迷路はやってみたいとは思わないと思いますが(?
さて、ここまで迷路の話をしてきましたが、ここからは人生と迷路の話です。
僕は昔「人生は迷路のようだ」という言葉を聞きました。
そのときからすでにウザイ子供だった私は、「それだったら壁に沿っていけばいいじゃないか。なんだ、人生って簡単だな。」と思っていました。
そのときの僕はまだ多重構造や、動く迷路のことを考えたこともありませんでした。
今は、「人生は迷路のようだ」という言葉の意味が少し解かります。
人生という名の迷路は、きっと一筋縄ではいかないような造りになっているんでしょうね。
いくつもの構造、段階に分かれていて、
ある道に入った瞬間、迷路の形は全く違うものになっていく。
きっと人生はそういうものなんでしょうね。。。
そしてそういった迷路の出口に着いたら、なにが待ち受けているのでしょうか。
俗に言う、「天才」になるのでしょうか。
「世界の解答・真理」に近づけるのでしょうか。
僕には、わかりません。
皆さんは、わかりますか?