ひとまず、Act1 のMITSUKO の感想をアップします。
私は、東京公演、
11日(金)マチネ、12日(土)マチネ&ソワレ、13日(日)ソワレ千秋楽 の4回観ました。
Act1 MITSUKO
コンサートバージョンという形でのミュージカル。
しかも、今回は独、英、日の3カ国語ミックスという不思議なものとなっていました。
コンサートバージョンという短縮版であること、
マテやルカスなどの外国人俳優を迎えるという難しさを、
ナレーターの増沢望さんが、一人で何役もカバーするという工夫で乗り切っており、大活躍されていましたね。
リヒャルトや、ハインリッヒがそこにいるにも関わらず、セリフ部分は増沢さんが演じ、
井上君や、マテは、ほとんど歌のみ、という不思議な舞台でした。
(さすがに4回目ともなると、ナレーションが長くてウトウトしそうになりましたが・・・)
こんなに貢献した大事な役の増沢さんなのに、最後のカテコにも呼ばず、
全く紹介がないことが、おかしいー!!と思いました。
千秋楽で初めて紹介されていましたよ・・・(--〆)
マテのハインリッヒは良かったですよー。
キャラ的に大丈夫かな?と心配しましたが・・・
いつもの調子でどこかではじけてしまうんじゃないかなんて、思いつつ(笑)
見守っておりましたが、ちゃんとプロですよね。→マテ、ごめん。
穏やかでありながら、内に情熱を秘めたような、大らかで暖かみのあるハインリッヒを演じていたのではないでしょうか?
「Ich Leibe Dich」 というラブソングは、着物姿の安蘭さんと見つめ合い、甘い歌声で素敵でした。
「勉強」で光子にドイツ語を教えるシーンは、日本語のセリフがあったので、
マテ、大丈夫ー?とドキドキして見ていました。
まぁ、日本語もセリフとなると発音はやはり自然とは言えませんでしたが、(#^.^#)
忘れることもなく、愛嬌のあるマテと安蘭さんのやりとりが、微笑ましいシーンでした。
「愛は国境を越えて」では、日本語をとても綺麗に丁寧に歌っていて、驚きでした。
マテのハートウォーミングな声が心に響く歌でした。
ラストにもう一度、この曲のリプライズが全員で歌われますが、
井上君の声ばかり聴こえてきて、マテの声が聴こえない!何故?と思ったのですが、
前方席で見た時に、マテは主旋律ではなくて、下のハモリパートを歌っていたのがわかりました。
安蘭さんの光子。
金曜に見た時は、額を出したヘアだったのに、土曜からは前髪を切ったみたいで下ろしていました。
面長さんなので、前髪があった方がかわいくてよかったです。
紫色の着物、素敵でしたね。
若い時代から、晩年まで安定した歌声で聴かせてくれていました。
光子、自分は両親の反対を押し切って結婚したのに、息子たちの結婚を認めなかった・・・という展開にちょっと驚きました。
その点では、根っからの日本人だった・・というオチが逆に会場の笑いを誘っていたりもしましたが。
しかし、後半はかなり地味な淋しい生活だったようですし、
光子が主役であるという点では、ミュージカル的に考えると、最後の盛り上がりに欠けるというか、
オチがいまいち、ないというような気もしましたね。
リヒャルトの井上君。前にも書きましたが、今までの印象がガラリと変わりました。
歌に力がありましたねー。
イダとの出会いのシーンは、19歳。(笑)
セリフもちょっとまだ青臭いぶりっこ風で、一途な青年らしく演じていました。
(このシーンは、万里生君がさぞかし、ぴったりだったことでしょうね。)
「何故?」という歌で、母に許してもらえない葛藤を歌うのですが、これがすごくよくて・・・
何故?どうして?という感情が一曲の中で、とても計算されているというか、
前半から後半へと緊張感が高ぶっていくような感情の流れを感じて引きこまれました。
「パン・ヨーロッパ」はドイツ語で、理想に燃える想いをしっかり歌いあげていて、
ちょっと、ルドルフっぽかったかな。
あとは、「勘当」という光子の父母が結婚を反対するシーンがありましたが、なんかね~。
いかにも・・・な日本調の雰囲気で、突然 お茶の間劇場を見ているようで、ちょっとな~でした。
しかも、一度なんて、お父さん役の佐山さんたら、マイク持って出てくるの忘れた?(笑)
咄嗟に母役の方と交互にマイク使ってたりして、カラオケで歌い回ししてるみたいで。
余計にお茶の間劇場みたいでおかしかったです。
皇后役の池谷京子さん、 イダ役の岡本茜さんも、美しい歌声で よかったです。
このミュージカル、来年春、本公演が決まっているようですが、どのように物語を膨らませるのでしょうね。
曲は、西と東、 Ich Liebe Dich、何故?、愛は国境を越えて、パン・ヨーロッパ
あたりは、好きでしたが、主役の光子がのソロナンバーがそれほど、印象に残っていないような・・・
というか、私の好みが、男性ボーカルだからかもしれませんが。(^。^)
本公演のリヒャルトは、やはり井上君&万里生君でしょうか。
ハインリッヒは?
マテじゃないですよねー。やっぱり、日本語ですよね。
気になるところです。マテも見にくるかな?
さて、Act2の感想は、また長くなりそうなので、また少しずつアップするかもしれません。
こちらこそ~。いつもうららさんの感想は、うまくまとまっていて、読み応えがあって楽しみです。
「胸に毛が生えて、まるでクマ!」って(^▽^;)
そうかー。Mateのことを言われてたんですものね。(笑)
すごい歌詞でしたよね。
結婚に反対されてなんだかんだと言われてる時のハインリッヒMateのとまどった表情なんかも、新鮮でした。
>青年の苦悩を歌わせると、いまだ右に出るものナシ、だと思っているので。
そうなんですね。
万里生君はまだまだ若いし、演技力はまだまだ勉強中でしょうね。
井上君は、だいぶ経験も積んでいるし、説得力はありますよね。
今年は、夏に万里生ルドルフ、秋に育三郎ヴォルフ&井上ヴォルフに会えそうで楽しみ。
そして、たかお様ファントムにもね~。
私の方が後から観ているのに、早くも記憶が・・・・
なので、細かく書いて頂いて「そうそう!」と、思ってます。
あの日本の父母のシーンはツボでした(笑)
「胸に毛が生えて、まるでクマ!」って(^▽^;)
その度にマテの顔が浮かび、
「えらい、言われようだ・・・」と思ってました。
万里生君の19歳役は違和感なかったです(笑)
でも、やっぱり井上君も観たかった~!
青年の苦悩を歌わせると、いまだ右に出るものナシ、
だと思っているので。
光子さん、確かに晩年は寂しい感じで終わりますが、
ヨーロッパの社交界で活躍した、多くのエピソードがあるので、
そのあたりも膨らませた舞台になるんでしょうね。
こんばんは。コンサートでは久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
サイン会の後の、メチャメチャ嬉しそう~なうさぎさんの乙女な姿が忘れられません。
Mateの優しい笑顔、しっかり覚えていますかー?
また、早く来てほしいですね。
今回は大阪まで行かれて、かな~り色々なバリエーションを楽しまれましたね!
羨ましい~!&お疲れ様でした!
大阪と東京、両方観ると、また面白いのだろうなぁ。
そして、万里生君のリヒャルト、どうだったのかな~と気になっていましたが、yukitsuriさんのコメントを読んで、とても嬉しく思いました。
東京では、いまひとつ、彼の良さが出ていない気がしていたので・・・
ルドルフがますます楽しみです。
>ワイルドホーン、全体的に男性の方が印象的な歌が多い気がします。
なるのど・・・やはりそうなのでしょうか。
男性的なヒーローっぽい曲か、甘いデュエットラブソングが印象的ですよね。
MITSUKO、上演されたら、やはり気になって観にいってしまいそうですね。(笑)
いつも詳しくて的確な表現のchiharuさんの
レポ楽しく拝見しています。
マテ、ちょっとおとなしかったですね~
でも大人っぽくなって
それも素敵でした。
続き、まってまぁす
今回は、静かに歌うマテというのが新鮮でしたね。
2部の 「君はどこへ」 (スカピン) も甘い声で(^^)
リヒャルト、私は無理やり3人とも見てしまったのですが(爆)
ご想像通り 「じゅうく!」 と言って一番本物っぽかったのは
万里生くんでした♪ なにしろ小学生もできちゃう人ですし(^_^;?
東京では井上くんの方が声量あるな、と思ったのですが、
抑えてただけかも。大阪では全開、という感じで歌ってました。
オペラチックな朗々とした声に聞き惚れました(^^)
ワイルドホーン、全体的に男性の方が印象的な歌が多い気がします。
ジキハイのルーシーの 「連れて来て」 とか例外もありますが。
後半はリヒャルト主役にしないと話がもたない感じの Mitsuko、
舞台化ではその辺をどう処理するのかが、ドキドキかもしれません。